5月30日(土)
「怖い凡人」片田珠美(ワニブックスPLUS新書)を読了。
千葉県野田市の栗原心愛ちゃん虐待死、東芝の不正会計、などの事件や、
日大アメフト部内田監督、ボクシング協会会長“男・山根”といった人物の分析から、
“能力はむしろ平均以下なのに、上の顔色を見ながら横暴に耐えることでのし上がり、それなりの地位に着くと今度は下を追い詰める人たち”=アイヒマン的人物を「怖い凡人」と名付けて読みとく本。
おもしろいところはたくさんあるんですが、ひとつあげると「例外者」というカテゴリー。
それは、“自分は理不尽にひどい目にあったんだから、特権が与えられて当然だ”、という考え方をする人たちだそうで、
筆者はヒトラーも男・山根も内田監督も(って並べるのはいくらなんでも、ですが)この「例外者」であると指摘しています。
山根氏に至っては無国籍だった時代もあり、これだけ苦労させられたんだからその分取り返してやる!という「復讐」をしていたのかもしれません。こ、怖い。
森友学園への国有地売却の決裁文書の書き換えを命じられ、自殺した職員がいましたが、彼を追い詰めたのもこの「怖い凡人」たちだ、と筆者ははっきり述べています。
「怖い凡人」片田珠美(ワニブックスPLUS新書)を読了。
千葉県野田市の栗原心愛ちゃん虐待死、東芝の不正会計、などの事件や、
日大アメフト部内田監督、ボクシング協会会長“男・山根”といった人物の分析から、
“能力はむしろ平均以下なのに、上の顔色を見ながら横暴に耐えることでのし上がり、それなりの地位に着くと今度は下を追い詰める人たち”=アイヒマン的人物を「怖い凡人」と名付けて読みとく本。
おもしろいところはたくさんあるんですが、ひとつあげると「例外者」というカテゴリー。
それは、“自分は理不尽にひどい目にあったんだから、特権が与えられて当然だ”、という考え方をする人たちだそうで、
筆者はヒトラーも男・山根も内田監督も(って並べるのはいくらなんでも、ですが)この「例外者」であると指摘しています。
山根氏に至っては無国籍だった時代もあり、これだけ苦労させられたんだからその分取り返してやる!という「復讐」をしていたのかもしれません。こ、怖い。
森友学園への国有地売却の決裁文書の書き換えを命じられ、自殺した職員がいましたが、彼を追い詰めたのもこの「怖い凡人」たちだ、と筆者ははっきり述べています。