快読日記

日々の読書記録

読了『ぐっとくる題名』ブルボン小林

2016年04月07日 | エッセイ・自叙伝・手記・紀行
4月6日(水)

ジャケ買いならぬ「タイトル買い」した本は多い。
例えば『幸せではないが、もういい』や『日本人はなぜ切腹するのか』は、ずっと昔に買ったまま、まだ読んでいない。
タイトルだけで充分満腹なのだ。

そういうタイトルを集めてなぜいいのかを考察した『ぐっとくる題名』(ブルボン小林/中公新書ラクレ)を読了。

『幸せではないが、もういい』も取り上げられていてうれしい。

『噂の刑事 トミーとマツ』は「マツとトミー」ではいけない、には同感。
そういうのってなんだろう、リズム?音感?音の響きかな?
「ガスパール&リサ」をわざわざ「リサとガスパール」に変えるのも、そういう“気持ちのいい音”を追求した結果で、そこにこそヒットの秘密みたいなものがありそう。

この本も『ぐっとくるタイトル』では若干軽い。
『ぐっとくる題名』にしたことで、重みというか野暮ったさから来る力強さが加わった。