鬱という感じを本格的に使った作家は、花村萬月だと思う。
氏のデビュー当時はよく読んだ。
その後、よかった作家は、芥川賞受賞以前の西村賢太。
鬱という症状は、治療するには、目標とかそういう重いものを払いのけなければならない面があると思う。
自分は将来、小さな小さな骨董屋をしようと思うが、最近、中国の壺とかおもしろくなくて、さらにもっと重要なのはお金がないことも多分にあり、収集しなくなっている。
骨董屋のおもしろくないところは、おっさんばっかりなので、話は安定しているが、なんかいろいろな方面に未来がない。
そこで、フランスものの、お店に行くと、女の子が店員をしていて、しかし、利幅があまりに高いので、一つほど買ってひきあげていく。