法則発動に逆らった強キャラ

長編漫画は敵の強さがインフレしていくのが当たり前ですが、そのシリーズの敵が仲間になることも珍しくないですよね。

しかし、悲しいことにその前シリーズのボスキャラだった敵が次シリーズになると、新しい敵の噛ませになったりしますよね･･･


スポーツ漫画だと代表チームみたいになったら、それまで主人公を苦しめた敵が軒並みモブ同然となることも･･･

いわゆる、強敵だった敵が味方になると弱くなる法則ですね。

その中でも個人的に見ていて悲しかったのがこれですね。


北斗の拳に登場する元斗皇拳伝承者、金色のファルコ
回想シーンではラオウと相打ちになると言われるほどの達人で、自分が相打ちになったらラオウの部下に村人が皆殺しにされるということで、村を素通りしてもらう条件として右足を差し出しました

その後は義足を使っているんですが、それでもケンシロウとは実力伯仲（ケンシロウも同等の条件にするために右足を麻痺させて戦ったけど）
最後は僅かに及ばず負けるんですがね


そんなファルコも修羅の国の名無しの修羅にはフルボッコにされ


こんなお姿に･･･
ケンシロウ戦の傷が癒えてなかったとかって理由でしたけど、ケンシロウだってサウザーにフルボッコにされて、すぐに再戦して勝ってるから言い訳としては苦しい･･･
まあ、ファルコもリベンジしたけどさ
結局は死んじゃったけど

北斗の拳って本当にケンシロウのパートナーというかコンビになる存在がいないんだよね
一番長かったのでレイくらいっしょ


ドラゴンボールはどうだろうか？
テンシンハンはマジュニアがボスの天下一武道会まではなんとか強キャラの面子を保ってたけど、あれでも悟空には舐めプされてるんだよねえ

マジュニアこと、ピッコロも人造人間編のセル登場くらいまではがんばってたけどインフレの波には逆らえず･･･


ベジータは意外とがんばってるけど、最終決戦では戦力にならずちょっと微妙
ブウ倒す時に時間稼ぎしたり、頭使ってサポートするところは大好きだが


ダイの大冒険だと魔戦剣士ヒュンケルが法則に逆らう活躍ぶりを見せてくれた
大魔王バーンの第2軍団長で剣の腕ではダイよりも数段上でこいつマジつえええとか思いましたっけ。


鎧の魔剣状態
これ、剣を兜の飾りにしたのは失敗だったと思う
剣は普通に手持ちにして、兜にはそのままこの飾りにしておけば、剣を外した時のダサさもなかったろうに


後半はラーハルトに鎧の魔槍を託されてイメチェンしますよね
鎧の魔剣は読者から不評だったのか、それとも作者的にも微妙だと後悔したのか

それにしてもヒュンケルとクロコダインどうしてここまで差がついたのか･･･
やはり、ビジュアル的なものか


では最後に法則に逆らった人としてこの男を紹介しよう


聖闘士星矢、十二宮編のラスボスである双子座のサガの双子の弟カノン
ポセイドン編ではシードラゴンの鱗衣を身に纏い、ポセイドンを誘導して戦わせるという黒幕ぶりを発揮
しかもサガが善と悪の二重人格であったのに対し、本人は悪そのものと言い切る外道ぶりであった

一輝に「殺す価値もない男よ」と言われ、戦闘放棄されるも最後は改心してアテナの身を守る



そしてハーデス編において颯爽と双子座の聖衣を纏って冥界へと登場


指一本でこのとおり


星矢と瞬を圧倒したバルロンのルネを軽く一蹴


その直後、6人の冥闘士に囲まれるも、作中最も格好良く、最も破壊力があるであろうギャラクシアンエクスプロージョンで瞬殺

カノンかっこよすぎる･･･！！

長い前フリでお前、結局それが言いたかったんだろうって？


そうだよそのとおりだよ