十勝の活性化を考える会

     
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ガーデニング

2022-06-05 05:00:00 | 投稿

 私の趣味は、ガーデニングである。40歳の時から始めたので、かれこれ30年になる。宿根草を主体に100種類余りを植えているが、いつの間にか無くなるものがある。その中で珍しいものはといえば、何といっても“ヤチボウズ”である。

(参考:庭のヤチボウズの写真)

半世紀前、帯広市緑ヶ丘公園など何処にでもあったが、地球温暖化による土壌の乾燥化でほとんど見られなくなった。学芸員の話によると、帯広市野草園の植物は、この半世紀余りで土壌乾燥化のために約4分の1が減ったそうである。

ガーデニングをやっていて思うことは、植物が減る理由には、日当り、含水率、養分など、土壌が適しないことである。このために植物に詳しい指導員の話を受けて、先日、土壌を入れ替えてみた。指導員によると、宿根草は最低5~10年に一度は植え替えないとダメになるそうである。

また、宿根草には年数がたつと株分けしないと死んでしまう植物もあるという。具体的には、庭には鯛釣りソウ(別名:ケマンソウ)があったが、古くなってダメになってしまった。株分けすると元気を取りもどして繁茂している。植物も新陳代謝が必要で、まるで人間の親、子供、孫を見ているようだ。

植物には強いものと弱いものがあり、ササやギョウジャニンニクなどの野生種のものが強く栽培種のものが弱い。野生植物は自然環境に適応するために、成長の促進や抑制などを自分の力で成し遂げる能力を持っているそうだ。太陽の光や温度を敏感に受けとめ、いつ芽を出しいつ花を咲かせるかの制御を自分で行なっている。

なお、野生とは動植物に使われる言葉で、人間の場合には野性的な人などと使われる。テニスの大坂なおみ選手は、日本人と外国人(ハイチ人)の混血で、野生的であるからすごいのである。最近、野性的な男性が減り野生的な女性も増えたように感ずるが、それが人口減少の理由のひとつでなければ良いと思っている。動物と植物は共存共栄していかなければならないが、適者生存であるのは動植物の世界も同じだ。地球上には、約九百万種の動植物が生存していると言われているが、環境汚染や地球温暖化などから減り続けている。かけがえのない地球を考えると、動物も植物も生存していける持続可能な環境が大切であると思っている。

「十勝の活性化を考える会」会員


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