十勝の活性化を考える会

     
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エコノミック・アニマルとは・・・

2019-11-27 05:00:00 | 投稿

エコノミック・アニマルとは、経済的利益を追い求める動物の意味である。昭和40年代、国際社会における日本人の利己的且つ打算的な態度を皮肉った言葉であるが、今の日本は残念ながら奈落の底に落ち始めている。

「ジャパン・アズ・ナンバーワン」という言葉もあったが、日本の一人当たり労働生産性は、OECD加盟36カ国中で21位と下位にランクされる。(日本生産性本部調べ) だから、これからの日本を考える時、世界で秀でた国を作るためには、「教育」が一番大切であると思っている。

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注) エコノミック・アニマル

経済上の利潤追求を第一義として活動する人間を侮蔑的にいう。高度成長期の日本人に対して欧米人が呼んだ語。

ニューシンク入門(1969)ビジネスと水平思考〈浅井敬三〉繁栄の七〇年代の思考法 「エコノミック・アニマルとそしられ、文化レベルをうんぬんされても」[語誌]昭和四〇年(1965)、アジアアフリカ会議でパキスタンのブット外相が、日本人の経済活動を評価する意味で、「日本人はエコノミック・アニマルのようだ」と評したのが初めとされる。

その後、主として東南アジア諸国への日本の経済進出に対する反発から日本人への蔑称となった。

(出典: 精選版 日本国語大辞典精選版

注) ジャパン・アズ・ナンバーワン

『ジャパン・アズ・ナンバーワン』は、社会学者エズラ・ヴォーゲルによる1979年の著書。

戦後の日本経済の高度経済成長の要因を分析し、日本的経営を高く評価している。日本語版は、広中和歌子・木本彰子の訳により『ジャパン アズ ナンバーワン: アメリカへの教訓』として、TBSブリタニカから英語版より1ヶ月遅れで出版された。日本人が日本特有の経済・社会制度を再評価するきっかけのひとつとなり、70万部を超えるベストセラーとなるなど、一世を風靡した。

現在でも、日本経済の黄金期1980年代の安定成長期、ハイテク景気〜バブル景気)を象徴的に表す語としてしばしば用いられる。 この著作の主要なテーマは、単に日本人の特性を美化するにとどまらず、何を学ぶべきで、何を学ぶべきでないかを明瞭に示唆した点である。実際最後の章はアメリカへのレッスンと書かれている。 

具体的には、まず日本の高い経済成長の基盤になったのは、日本人の学習への意欲と読書習慣であるとしている。ヴォーゲルによれば、この当時の日本人の数学力はイスラエルに次ぎ2位で、情報については7位だが、他の科学分野についても2位から3位であるという。ヴォーゲルは日本人の1日の読書時間の合計が米国人の2倍に当たることや、新聞の発行部数の多さなどにより日本人の学習への意欲と読書習慣を例証している。

また、ヴォーゲルは、この本が出た当時、日本人は他の国の人たちより英語力は明らかに劣っているが今はまだそれは大きな問題ではない、優秀な通商産業省や大蔵省主導の経済への強烈な関与がまた日本の競争力を高めていると語っている。

CCCメディアハウス調べによると、日本での累計発行部数は70万部を超える。1984年出版の、同著者による『ジャパン アズ ナンバーワン再考』は日本で13万部を発行。

21世紀に入ってから、ヴォーゲルが中国研究者ということもあり、高度成長からバブル経済に差し掛かっているとされる中国でも注目され、翻訳と発売もされている(題名は『日本第一』)。

(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋)


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