先日、「北海道新聞」令和元年6月5日付け「卓上四季」に、以下の記事が載っていた。
『・・・(前略) 「お子さん、お孫さんには子どもを最低3人くらい産むようにお願してもらいたい」。自民党の桜田義孝・前五輪相が、国会議員のパーティーでこう述べ、批判を浴びている。自民党は先月、失言防止マニュアルを配布した。歴史認識やLGBTなどについては、特に気をつけるように、との内容だ。
それでも失言が止まらないのは、これが本人の持論だからか。本音は隠しきれないのだろう。桜田氏は、自らの失言で五輪相を辞任したばかり。そもそも結婚や出産は本人が決めることだし、何よりも少子化は、子育ての環境が整備されていないことも一因だ。それを何とかするのが国会議員の仕事だとの認識は、どうやらこのご仁はお持ちでないらしい。
桜田氏だけに限らない。議員の失言や暴言、妄言は後を絶たない。いま必要なのはマニュアルより、言っていいことと悪いことの分別を身につけることではないか。それをしなければ、どれだけうわべを取り繕っても、本音はいつか「色に出る」。』
憲法で言論の自由が保障されているから、言わしてもらう。人口減少の原因はいろいろあるが、このまま日本の人口減少が進めば大変なことなると思っている。例えば、税収不足によるインフラ設備の老朽化などの社会貧困化だ。格差拡大もある。
将来的には、「国のデフォルト」が起こることも心配している。なぜなら、一般家庭で考えると、1世帯当たり「4千万円」に近い借金は、増えることがあっても減らすことが出来ないと思うからである。
ところで少子化のことであるが、最近、中国は一人っ子政策を撤廃した。中国は人口減少もあり経済が減速してきたので、「子供は3人ぐらい産め」と、中国の首相は言うかも分からない。
「十勝の活性化を考える会」会員
注) 言論の自由
表現の自由のうち,言語による表現行為の自由。また,言論が表現行為のなかでも最も象徴的な意味をもつことから,広く表現の自由一般の別称としても用いられる。
(1) 日本国憲法上の言論の自由 日本国憲法は,「集会,結社及び言論,出版その他一切の表現の自由は,これを保障する」と規定している(21条)。
(出典:ブリタニカ国際大百科事典より)