王将

帰省する際、空港から実家までは空港で借りたレンタカーを運転して帰ります。

途中、寄り道して大好きなうどん屋さんで食べて帰ってました。

しかし、父が亡くなってからは母が夕飯を食べておらず、また用意もしていないので、うどん屋さんでは食べずに持ち帰り、実家で作って食べるようになりました。

一緒に買って帰るぼた餅も好評でした。

そして、レンタカーを返却した際に、王将で餃子を買って帰るのが、定番になっていました。



ところが、先月だったか、空港の廉価レンタカーが空いていませんでした。
そこで、空港バスを利用したのですが、いつもの王将近くで降車できたので、餃子を買って帰ることにしました。

また、レンタカーも実家近くに格安で貸してくれる店を見つけました。ちょっと車は古いのですが、安上がりで便利です。
現在では空港バス＆帰省後レンタカーの方法が定番になりつつあります。

さて、そうしたどちらのケースでも買っていた餃子ですが、前回これまでにない事象が発生しました。


見たことのない店員が餃子番をしていました。

餃子番は、餃子を焼きながらレジ係りもこなす、厨房ではなかなか忙しい役割です。
（お金を扱い、食べ物を扱うのはどうかと思いますが、そんなことを気にする人は王将では食べてはいけません）

まず異変を感じたのは、持ち帰りオーダーの場所（店の外ですが）に立っても、注文口の窓が開かないこと。
すぐ窓の内側に餃子番が居るのですが、σ(-_-;)の注文を聞こうとしません。

レジをしていたり、餃子が出来上がったときは、手があくのを待つのは当然ですが、
餃子の前で焼きあがり待ち→レジ→焼き上がり待ち→レジ
と後から来た店内客のレジを２回優先され、

「だめだこりゃ、今夜は帰ろう」と思った矢先、やっと窓が開きました。

「少々、お時間いただきますが？」はいつものことなので、６人前頼みました。

どのくらいでσ(・・）の餃子を焼き始めるのか見ていると、レジ横に詰まれた大盛の餃子に気が付きました。



いやにぞんざいに盛られた餃子だなぁと思っていたのですが、いつまでたっても運ばれていきません。

よく見ると、少し焦げ目がきついです。どうやら、この店員が焦がしてしまったのでしょう。

すると、早くも持ち帰り用の箱を準備し始めました。意外と早い！・・・けど、早過ぎない？

箱にはまず３個入れました。（１人前は６個です）
ただし、縦横が反対に入れてしまいました。

通常、２人前の箱に入れるときは、１２個を横にズラーッと並べるのではなく、１列３個ずつ４列作る入れ方をします。

やっぱり慣れてないなぁ・・・と思ってたら、残りの９個がいつまでも入りません。
どんどん冷えていってます。

この店の定食には、どれも餃子３個が付いています。

どうやら、定食用に６個焼いて、残った３個が焼きすぎになるので、σ(-_-;)の持ち帰り用に入れたようです。

冷えた焼き餃子を持ち帰らされるのは御免です。そのままσ(-_-;)の分になるなら、どやしあげようと思いました。

そして、さらなる不安が発生しました。

こんなことをやる店員なら、あの焦げた餃子を箱に入れかねん。

普段待っているあいだは、店の前を歩くミニスカねーちゃん達を観賞しているのですが、今回は店内から目が離せなくなりました。
この鑑賞会も結構楽しみだったのに・・・・

しばらくすると、店Ｎｏ２の店員が異変に気が付きました。

なにやら注意していましたが、箱の３個を鉄板に戻したら持ち場に戻りました。

餃子番の顔を見たら、済まなそうでもなく、同じ失敗はしない決意でもなく、
なんでそんなことせなあかんという不満とアホクサ～という字が顔に書いてありました。

次に来たとき、この店員はいないだろうなと思いつつ、今日の餃子の監視を継続です。

鉄板に戻された３個の行方は不明ですが、ようやくσ(-_-;)の餃子の箱詰めが始まりました。

１箱、２箱と順調に入りましたが、３箱目に若干時間がかかっています。

恐らく、定食用に３個やくべき所を他の客の１人前から出したため、その客の１人前をσ(-_-;)の分で補充し、
σ(-_-;)の１人前が遅れている感じでした。

その間、既に出来上がった箱は、ふたが開かないよう皿が乗せられました。



飲食業には向いていない若者だなぁと、思いつつ、「焦がした餃子、ただならもらってもいいよ」とテレパシーを送りました。

しかし、テレパシー能力もないようです。やはり、飲食業には向いてませんなぁ。

３箱めが出来上がると、焦がし餃子の行く末を案じながら、帰りました。