本編時間軸より四年前。
女主人公、ディスティアの妹が彼女の因縁に巻き込まれた出来事の終焉直後。
「エイレンさん、これ預かって欲しい。」
「…《赤き女夜叉》のシンボルの紅いカラスマスクか。」
「うん。
…男って、なんで最強(あんなの)欲しがるんだろうね。」
「そういうモノだよ、ディス。」
「狙うならね、私を狙えばいい。
ナツメを狙うのは卑怯だ。」
「…まぁね、裏稼業としてならまだしも、ガキのケンカにはやりすぎたな。」
「……でも、私の名前が有名(うれもの)過ぎるのも一つだわ
だから、今の群雄割拠を終わらせる、あの魔王のように」
「楽じゃないし、大丈夫なのかな?
…本気の礼装する時には、取りに来い。」
「うん、ショート特攻服に白タスキ、安全靴か。
一応、発注するかな、作って無いし。」
「はあ!?
総長が作ってないってなんで。」
「先代と初代との約束。
『血闘(ほんき)の礼装なんざ、しない総長であれ』って。」
「………」
「もう、「血」で染まってるのにね」
「アイツラが選んだのはお前だよ。」
「うん、ありがとう」
※血闘(ほんき)の礼装は、総長が生涯一度としてやる服装。
つまりは殺し合い込みの決闘の覚悟
女主人公、ディスティアの妹が彼女の因縁に巻き込まれた出来事の終焉直後。
「エイレンさん、これ預かって欲しい。」
「…《赤き女夜叉》のシンボルの紅いカラスマスクか。」
「うん。
…男って、なんで最強(あんなの)欲しがるんだろうね。」
「そういうモノだよ、ディス。」
「狙うならね、私を狙えばいい。
ナツメを狙うのは卑怯だ。」
「…まぁね、裏稼業としてならまだしも、ガキのケンカにはやりすぎたな。」
「……でも、私の名前が有名(うれもの)過ぎるのも一つだわ
だから、今の群雄割拠を終わらせる、あの魔王のように」
「楽じゃないし、大丈夫なのかな?
…本気の礼装する時には、取りに来い。」
「うん、ショート特攻服に白タスキ、安全靴か。
一応、発注するかな、作って無いし。」
「はあ!?
総長が作ってないってなんで。」
「先代と初代との約束。
『血闘(ほんき)の礼装なんざ、しない総長であれ』って。」
「………」
「もう、「血」で染まってるのにね」
「アイツラが選んだのはお前だよ。」
「うん、ありがとう」
※血闘(ほんき)の礼装は、総長が生涯一度としてやる服装。
つまりは殺し合い込みの決闘の覚悟