老猿のオットット人生

石橋を叩いて渡れずオットットと転んで渡って七転び八起きならぬ七転八倒の人生

圧迫技

2015年09月15日 16時15分00秒 | Weblog
圧迫技というジャンルは他の格闘技ではあまり無いかも知れない
闘道でやり始めたのは偶然の所産
闘道の初期の頃葛西中学の体育館が使えないことがあった
突発的だったし練習参加者は集まってくるし・・・
どうするか思案していたら学校側が配慮してくれた

教室を使っていいですよということだったが
ひと目見ただけでたくさんある机や椅子をサテどうするか
片付けたり元通りにしている間に練習時間は終わってしまう
目をつけたのは廊下コンクリートだけどちょっと広い
今日は寝技の予定だけどみんな初心者だから押さえ方の基本ね
形だけのつもりだったから危険は無いだろうと判断した

この押さえ方が「袈裟ね~」などと始めたら
こういう風にしっかり抑えると逃げることできないから
俺さんの言葉が終わるか終わらないうち押さえられたヤツ
必死になって逃げようと突然抵抗を始めた

押さえられた弟子は柔道の経験者だったらしい
何暴れてんだョ~突然激しく抵抗された俺さんビックラこいた
ならばと俺さん相手の首に回していた右腕を抜き
相手の道衣を掴むとテコの原理応用して右肘で相手の胸骨をグリッ

ギヤッ!という悲鳴と共に弟子の抵抗は止んだ
“雉も鳴かずば撃たれまいに”と俺さん心の中で呵々大笑
寝技の練習が急遽新しく生まれた新技の練習に変更
練習を終えた帰り際今日生まれた技を「圧迫技」と名付けることに
その後いろいろ研究を重ね寝技だけでなく立技の圧迫技も開発
といったわけで闘道の技術体系にはほぼ穴がなくなった

圧迫技を一言で云うなら自分の拳頭や肘を使い
相手の骨が表在する部分あるいは筋肉の膨隆部分ね
そこをグリグリとやってギブアップさせる技術

足抱え投げもそうだけどこの圧迫技も
体系づけてやってるとこってほとんど無いんじゃないかな
相手の出方によって闘い方を変える闘道の戦術は合理的だと思うよ
相手がグーを出すって分かってたらパーを出せば勝てる
それがジャンケンの論理ねそれと相手の持ってない技術で闘うのも有効

今回もやりました我田引水牽強付会!