老猿のオットット人生

石橋を叩いて渡れずオットットと転んで渡って七転び八起きならぬ七転八倒の人生

趾が二本折れた

2015年09月11日 14時10分36秒 | Weblog
終活もだいぶ進み整理する物も少なくなってきた
そんな中一冊の日記代わりのノートがあったのでパラパラめくると
右足の指を二本折った時の記述が・・・

1980年谷中教室での練習中の事故‥といっても俺さん的には事故にならない
骨折や打撲は日常茶飯だしそれくらいじゃ事故の範疇に入らない
闘道の組手は実際に殴る蹴るぶん投げるだから・・・

俺さん自身もそうだけど他流試合に備えて弟子も厳しく鍛えてた
高校を卒業して内弟子となったN君に対する稽古は特に厳しかった
それだけにN君の実力は短期間で急速に伸び
中途半端な技では俺さんもかなり手こずるようになっていた

谷中教室は谷中中学校の体育館を借りて開いていた
同時にクラブ活動として「闘道部」も存在し稽古には教師と生徒が多数参加
俺さんN君相手の稽古では容赦しない

組技になった時N君の投技を空かすすようにして思い切り捻った
N君の体は一回転して宙に舞い床にドスン
180㎝ある彼の身体が宙に舞った瞬間俺さんの右足にも激痛

見たら右足の二指と三指が揃って第一関節からくの字に曲がっている
体が回転する瞬間N君の踵が趾に当たったのだ
折れたと直感した俺さん皆を集め趾の骨が折れるとこうなると説明

みんなの心配顔を後に水道水でしばし冷やして治療終了
二ヶ月たっても二本の指はくの字に曲がってくっついたまま
俺さん指を強引に引き離し間に綿球をギッチリ詰めて補正

半年くらいたったら効果は抜群だった
二本の趾はいつしか離れしかも見た目真っ直ぐになっていた
趾も人間も甘やかしちゃダメだよねかと言って厳しくしたわけじゃない
ほったらかしただけ‥放任主義と云えば聞こえはいいけど無精なだけ

骨折はちゃんと治療した方がいいよみんなの場合はね
俺さん武道の理論と技術指導は絶対の自信持ってるけど他はダメ
無精が息をしてるだけだから左手薬指の関節
今でも?と首をかしげて曲がったままで何十年

苦しく辛かったのは肋骨にヒビが入った時深呼吸ができなかった
この時は接骨院に一回通っただけで終わった
シップすれば痒くなる包帯すれば落ちてくる結局ほったらかしで自然治癒
考えてみれば骨折や分派詐欺と身も心も満身創痍
唯一の取り柄は組手に対する自信だから楽天的に生きられたのかも

エンドレス

2015年09月11日 05時53分53秒 | Weblog
昨夜は諸橋師範が俺さん宅に来た
ここのところ続いていた台風と線状降水帯とやらの関係で
俺さんかなりへたって具合が悪かった

何気なく咳の話しになりなかなか人混みに出られない
電車に乗るとクーラーにやられて咳が酷く周囲が気になる
周囲が気になるっていいことだと思いますと師範
俺さん一瞬 ハッ!?

もっと酷かったら自分のことで精一杯で周囲は気にならないと
なるほど‥言葉の意味を理解した俺さ一拍置いて爆笑
会社経営で忙しく働きながら長年八潮市の消防団員として活動し
昨日は中川の堤防決壊に備えて待機→会社→闘道教室→我が家
そんな忙しい彼に我が家まで出向かせるとは・・・

だけど彼が来れば楽しい話しができるのでつい話しが長引く
ところで俺さん脳挫傷の関係で物忘れ酷い
さっき何で笑ったんだっけ?と聞いて師範にもう一度説明させる始末

話しが盛り上がり合宿でオモチャの紙幣での買い物の話しが出た
小学生だった彼女ももういい年齢ですよね~と師範しばしの感慨
ところで腹筋の練習をやる時彼女に三村君困ってましたと師範

練習参加者全員で仰向けになり頭と足を上げる“足上げ腹筋”
一人10ずつ数えるのだが彼女はなぜか8になると止まってしまう
もう一度1に戻って数え直して8に至るの繰り返し
いつまでたっても終わらないエンドレス

みんな必死の形相で頑張っているが数えながらの彼女はもっと辛いはず
まあ武道の稽古だから少々の辛さはそれなりにOKなんだけど・・・
指導に携わる三村君が「そこまででいいよ」と声をかけやっと次の人

そう言えばそんな話し聞いたことあったっけ
と思いつつ俺さんエンドレス以上のことやった自分がいたっけと
腕立て伏せ50回と言いつつ40回までは普通に数えてあと10回と期待を持たせ
残り10回は1~~~~~~~2~~~~~~~~~~3~~~~~~~~~~~
少年部なんかの様子をみて急に新幹線並にスピードアップで数えたり

そう‥武道で大切なのは駆け引きと最後のふんばりだからねと
俺さん適当な理由付けだけど考えてみればいじめモドキのしごきかな?
だけど少年部はみんな面白いように強くなった