老猿のオットット人生

石橋を叩いて渡れずオットットと転んで渡って七転び八起きならぬ七転八倒の人生

ローキックは大腿直筋を狙え

2015年08月11日 19時06分17秒 | Weblog
ローキックで誰もが普通に蹴る位置は相手の大腿部外側
筋肉で云えば大腿二頭筋のあたりになる
もし一撃で相手を倒そうと思うなら大腿部の正面
膝と股関節の当たりに広がる大腿直筋を狙うのがいい

この筋肉を直撃されると相手は足が上がらず動けなくなる
蹴り方としては相手の大腿部正面と自分の蹴り足の脛が
十字になる蹴り方がベスト
相手の大腿部に膝蹴りを横向きでやるような感じかな

なるべく体重をかけナタで叩き折るような感じで
相手の大腿部正面を蹴るにはある程度接近しなければならない
俺さんの場合はフェイントをかけたり
あるいは顔面へのパンチ攻撃と併用する場合が多かった

文章にすると難しい感じだけどがひと目見れば簡単な蹴り方
蹴り方は簡単なんだけど相手があって蹴るとなると難しい
とは言え俺さんこのローキックで何人か地獄送りにした
地獄送りはオーバーだけど何人かはそれなりに・・・

空手道場をやりながらキックのチャンピオンになった人がいて
その人の道場で一年ばかり空手を学んだという者が来たことがある
入会して弟子になるというので俺さん優しく教えた

ある時の組手で俺さんいつものように軽く普通のローキック
ところが彼俺さんのローキックは凄いとみんなから聞いてたけど
そんなでもないですねと云ってくれた
俺さんニコッと笑って彼一人を呼び出してもう一度組手

彼は空手をやっていただけあって完璧な前屈立ち
前屈立ちは大腿直筋を狙うには格好の立ち方
俺さん他流試合ではここを狙ったローキックで何人も倒してる

再度の組手はものの数秒で終わった
フェイントをかけて足への注意を逸らしておいて
思いっきりローキックを叩き込んだ
大腿直筋が断裂したような音と足ごたえというか蹴りごたえ・・・

うめき声を上げながら彼はその場に倒れ込んだ
這うようにして帰宅してそれきり練習に参加しないので
自然退会かと思っていたら一ヶ月後に顔を出した

聞けば蹴られた足の治療で名倉病院に通っていたとか
一週間たっても痛みが引かないのでレントゲンを撮ったら
筋肉の奥の部分が腐っていると先生に云われたとか・・・
彼は二ヶ月くらいしたらやっと練習に参加できるようになった

笑ったのは相撲取りのような体格をした色帯の弟子
俺さん手加減してあげてるのをいいことに体力でガンガン押してくる
俺さんちょっとカチンときたのでドスと大腿直筋蹴り

他の弟子が練習の帰りに見かけたらしいけど
俺さんに蹴られた弟子ガードレールに腰掛けて缶ビールごくごく
彼の友人が俺さんに蹴られた弟子の足を必死でマッサージ
曰く酒とマツサージで蹴られた足の復活を試みていたとか

以前書いた中3の女の子にハイキックを食らった空手参段
警備の訓練で俺さんの能力を見てたのに弟子になって慣れたのか
たまに空手の能書き垂れて上から目線
俺さん例のローキックを一発お見舞いしてガッチリ〆た

俺さんいつもオヤジギャグを云いながら優しく教える
それに体も小さいから俺さんの実像を知らない人には舐められる
空手参段とやった時も俺さん顔はニコニコ例のローキック一発

彼は立川から葛飾まで練習に通っていたけど
一ヶ月以上トイレに苦労したとか特に外出の時ね
和式のトイレは足の筋肉が俺さんの蹴りでイカレタとかで
様式のトイレ探しまわっていたらしい