先日、我が家でシロアリ駆除と、床下に撒いてある除湿剤の点検があった。
中年の男性がやってきて、一通り点検を終了。
前回、やらなかった台所の床下にもやっておいた方がいいのではないかという話になり、夫と、その点検の男性は、リビングに座って話をはじめたそうだ・・・。
その日、あいにく妻は午前中仕事だった・・・。
話をはじめて、少しすると、その男性が不思議な顔をし始めた・・・。
首をかしげたり、明らかに不思議そうな顔をしてるので、夫は尋ねた・・・。
「何かありましたか?」
すると男性は・・・。
「・・・いえ・・・別に・・・。」
何故か言葉を濁した。
とりあえず、そのまま話を続ける・・・。
やはり、男性は時折不思議そうな表情をみせながら話をしていた・・・。
その表情は、何かに怯えてるようでもあった・・・。
しばらくすると、男性は思い切った様に、夫に話してきた・・・。
「この音、何ですか・・・?」
何のことか、さっぱり夫には解らなかった・・・。
「何ですか?」夫は聞いてみた・・・。
「さっきから、ずっとしてるこの音ですよ・・・」
耳を澄ましても、夫には全く聞こえない・・・。
「えっ?聞こえませんよ・・・」
二人の間に戦慄が走った・・・。
普段、妻の「あそこに女性がいるの、連れてきちゃったのかなぁ?」とか
「ラップ音がする」何て話をよく聴いてはいた。
先日も・・・。
「このソファーの位置から、あそこの階段の下の物置の扉の辺り、写真撮ってみて」
と言われ、写真を撮ったらオーブが写っていた・・・何て事があったばかりだ。
そんな話に慣れっこではいたが、見ず知らずの人にそんな事を言われると、正直、自分の家ながら、気持ち悪い・・・。
「どんな音ですか?」
思い切って夫は尋ねた・・・。
とにかく、聞いてやろうと思ったのだ・・・。
「何か、モーターが廻ってるような・・・。それにしてはちょっと不規則な・・・。」
確かに、床下にファンが入ってるので、それが動いてる時は小さいモーター音がすることがある。
でも、日常生活を送ってる音にかき消されるくらいの小さな音だ・・・。
「冷蔵庫か?」
とも思ったが、冷蔵庫の音は普通にしている。
意識すれば、ちゃんと聞き取れる・・・。
何より、こんなに耳を澄ましてるのに、夫には全く聞こえなかった・・・。
さすがに不安になった男性は、徐々に顔色が変わっていき、必死に夫の同意を求めた・・・。
「ほら!こんなにしてるじゃないですか!!」
「この音ですよ!」
夫に必死に音の感じを伝えた・・・。
沈黙の室内・・・。
不安顔の男性。
耳を澄ます夫・・・。
数分が経ち・・・。
夫の耳に・・・。
「グ~・・・グググググ~」
と小さい音が聞こえてきた・・・。
確かにモーターが廻ってる様な音だ・・・。
でも、不規則で、その音は時々止まり・・・また繰り返す・・・。
「あっ!!」
次の瞬間、夫は男性にこう告げた・・・。
「猫ですよ!!」
それは、とらすけの喉が鳴ってる音だったとさ・・・。
ぐるぐるぐるぐる~・・・。
中年の男性がやってきて、一通り点検を終了。
前回、やらなかった台所の床下にもやっておいた方がいいのではないかという話になり、夫と、その点検の男性は、リビングに座って話をはじめたそうだ・・・。
その日、あいにく妻は午前中仕事だった・・・。
話をはじめて、少しすると、その男性が不思議な顔をし始めた・・・。
首をかしげたり、明らかに不思議そうな顔をしてるので、夫は尋ねた・・・。
「何かありましたか?」
すると男性は・・・。
「・・・いえ・・・別に・・・。」
何故か言葉を濁した。
とりあえず、そのまま話を続ける・・・。
やはり、男性は時折不思議そうな表情をみせながら話をしていた・・・。
その表情は、何かに怯えてるようでもあった・・・。
しばらくすると、男性は思い切った様に、夫に話してきた・・・。
「この音、何ですか・・・?」
何のことか、さっぱり夫には解らなかった・・・。
「何ですか?」夫は聞いてみた・・・。
「さっきから、ずっとしてるこの音ですよ・・・」
耳を澄ましても、夫には全く聞こえない・・・。
「えっ?聞こえませんよ・・・」
二人の間に戦慄が走った・・・。
普段、妻の「あそこに女性がいるの、連れてきちゃったのかなぁ?」とか
「ラップ音がする」何て話をよく聴いてはいた。
先日も・・・。
「このソファーの位置から、あそこの階段の下の物置の扉の辺り、写真撮ってみて」
と言われ、写真を撮ったらオーブが写っていた・・・何て事があったばかりだ。
そんな話に慣れっこではいたが、見ず知らずの人にそんな事を言われると、正直、自分の家ながら、気持ち悪い・・・。
「どんな音ですか?」
思い切って夫は尋ねた・・・。
とにかく、聞いてやろうと思ったのだ・・・。
「何か、モーターが廻ってるような・・・。それにしてはちょっと不規則な・・・。」
確かに、床下にファンが入ってるので、それが動いてる時は小さいモーター音がすることがある。
でも、日常生活を送ってる音にかき消されるくらいの小さな音だ・・・。
「冷蔵庫か?」
とも思ったが、冷蔵庫の音は普通にしている。
意識すれば、ちゃんと聞き取れる・・・。
何より、こんなに耳を澄ましてるのに、夫には全く聞こえなかった・・・。
さすがに不安になった男性は、徐々に顔色が変わっていき、必死に夫の同意を求めた・・・。
「ほら!こんなにしてるじゃないですか!!」
「この音ですよ!」
夫に必死に音の感じを伝えた・・・。
沈黙の室内・・・。
不安顔の男性。
耳を澄ます夫・・・。
数分が経ち・・・。
夫の耳に・・・。
「グ~・・・グググググ~」
と小さい音が聞こえてきた・・・。
確かにモーターが廻ってる様な音だ・・・。
でも、不規則で、その音は時々止まり・・・また繰り返す・・・。
「あっ!!」
次の瞬間、夫は男性にこう告げた・・・。
「猫ですよ!!」
それは、とらすけの喉が鳴ってる音だったとさ・・・。
ぐるぐるぐるぐる~・・・。