真実の扉

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アイデンティティ 2

2013年07月02日 20時42分41秒 | 自己確立と共同創造

天木直人さんの今日のブログに、朝日新聞の社説を批判する記事が載りました。
http://www.amakiblog.com/archives/2013/07/02/

若者に「年金を納めよ」と説く朝日新聞の社説
社説は年金の不備に触れずに若者に積み立てを迫りますが、もう直ぐに支給年齢は70歳になります。
少子化の目途も付かず、30代の若者が払っただけの年金を戻してもらえる可能性は低いです。

なぜ年金対策をとらない政府に立て直しを迫らずに若者に年金加入を迫るのか?
本当にマスコミは政府べったりとなってしまいましたね。

横須賀市の市長選挙で自民党の小泉進一郎氏が推す元副市長の広川聡美氏を無所属現職の吉田雄人氏が破りました。このニュースをマスコミは大きく取り上げていません。
これもおかしな話です。



さて、本題ですが、

昨日テレビを見ていましたら、整形外科でとことん整形している女性が多く出ている番組を放映していました。
それを見ていて成程・・ と思いました。
これもアイデンティティの典型なのだと。
アイデンティティに焦点を置いているとこれもあれもと、自他共に私たちの一喜一憂のほとんどがアイデンティティが元になっていると氣がつくのです。

私は自分の顔を流石に整形したいとは思いませんが、それでも少しは気になるものです。
最近はそうでもありませんが、若いころは鏡を見て容姿や身に付けるものも気になったものです。
普通に女の子にモテてたいと思いましたので・・(笑)。

しかし自分にそういった興味が薄いからと言って、美容整形に没頭する女性を見ていて、わかったつもりで人を非難して評論家になってしまうのはよくあることで、気を付けたいものです。

特に美容整形のように自分が興味ないものに関しては、鼻を鳴らしてバカにしてしまいそうですが、自分は自分で自分固有のアイデンティティを作っているものです。

これから何回かに別けて詳しく書きますが、アイデンティティとは独自性が強いほどに強まるものなのです。
虚栄心が満足される対象はすべてアイデンティティです。


そしてアイデンティティを観察し続けると地球人の行動はその大半がアイデンティティから発動されているのだと分かってきますので、アイデンティティを意識することは常に自分を観察することになるのです。

前述したように、自分の意識を常に観察していると、自分の中のアイデンティティというものの多いことには驚くものです。

アイデンティティについて意識していると、自分の価値を自分の外に向けていることが多いのに改めて氣づくのです。
その氣づきのためには「こんなものもアイデンティティなのか」との氣づきが大切です。
私たちはエゴという本当の私が欲しがっていない執着の対象物が大好きです。
それ故に私たちは苦しんでいます。

そんなエゴの苦しみを生むメカニズムが、アイデンティティという意識の基本構造から生まれているからです。

今日は昨日の続きで「アイデンティティ」について考えてみます。

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「アイデンティティidentity」を私の辞書で紐解(ひもと)けば「同一性」「同一人」「同一物」「身元」「自分らしさ」「独自性」「主体性」などと何か抽象的な言葉が並んでいて、どうも意味がよく解からないのです。

サラリーマンの方への言葉としてはアイデイティフィケイション(身分証・同一化)としての方が馴染みあるものかも知れません。

日本語の訳としては右記の一言解説では理解不可能です。
言葉という要素で語るにはもっと深い意味が内在しているからです。

全部入り解説として書き出せば、

「生甲斐 (いきがい) と価値観を感じられ、自分らしさの独自性と存在を確認しながら自分と同化される外的対象物」

とでもしておきましょうか。

正しく意味を理解するにはいくつかの解説が必要ですが、理解が深まるとアイデンティティとは私たちの自我・欲・執着を作り出している精神構造だと解かってきます。自分と怒りや羨み心配などの御法度の心との関係を観察し、自分の幻想を知ることに於いてとても役立つ語彙の理解となるのです。


アイデンティティの語源


 アイデンティティの派生語でアイデイティフィケイション(同一化すること)という語彙を調べてみると、その語源はラテン語のidem(同じ)、identitas(同一性)とfacere(作る・為す)からきていました。

 個々の人ではなく組織の観点からはC.I.という言葉も見受けますが、これはCorporate Identityの略です。これは企業の独自性を意識し、他社との差別化を分かり易く象徴化して発信していこうという企業戦略の意味です。

 更に余談ですが、スパゲティの「アルデンテ」はイタリア語で「歯ごたえのある」という意味で、自分を確りと確認するとか主体性とかの意味が感じられます。少しこじ付けですがdentistは英語の歯医者で、歯の喪失は自分を無くすことにも繋がりそうです。

エゴが自分を認識するために必要なもの

 アイデンティティとは「自己の外的存在価値の同一化」というイメージを私は持つのですが、自己本質の見えない自我意識が自分を「もの」に代替(だいたい)して同一化し、「もの」から自己の存在を確認していると考えると分かり易いかも知れません。

 本当の自分を見失っていることから起きてくる反応で、自己価値の認識消失による「自己価値外的依存症」とも言えるものです。
 思考に没頭している地球人は心のマインドの領域を常に精神活動のフィールドにして、自分の価値もそこに見出しています。

― つづく ―
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