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真実の扉

「何もしないことをする時」「何も考えないことをする時」・・本当の自分の扉が開く

アイデンティティ 5

2013年07月09日 08時56分11秒 | 自己確立と共同創造

アイデンティティについては、多分今日が最後となります。
こんなに長くなってしまったのは、私自身がアイデンティティについて深く知るほどに自分を深く知ることができたので、ついついこれもこれもと入れ込んでしまいました。


アイデンティを失う恐怖恐怖

あらゆる「もの」の所有に対して私たちは、私のものに執着を持っていて自分とものを同一化する癖を付けています。

たとえこのようなアイデンティティの害が理屈上解かっていても、本当の自分とのコネクションが不充分な私たちは、自他の一体感を意識全体でいつも感じ取っている訳ではありません。
それでその執着なき一体感の意味を実感として分かることはなかなかできないのが実情です。

それで今、一体感の実感を求め、より多くの学びを求め地球に肉体を持って生まれた訳です、
自分のことを含めて書いていますが、特にこれからが正念場です。

分離という恐怖心を必要悪として感じるために、ユートピアに向けてそのための試練は益々大きなものとなっていくことでしよう。
ある意味、分離・分裂という幻想に生きて恐怖心を感じることは、愛と一体感を身に付けるためには避けて通れないもので、地球人として必要なことだからです。

そしてその分裂という一体感の欠如がもたらされている恐怖心を、最終的には超越することが待たれています。

恐怖心に覆われたら、ともかく逃げずに対峙して真摯に良心(魂の声)に耳を傾けるしかありません。
逃げれば卒業できずに同じことの繰り返しです。
経験しないで卒業できるものはありません。
これを体得するには経験しかないのです。
恐怖心の裏では魂を含めた全体意識が必ず私たちを見守ってくれていることを信じて。

私自身も謙虚に思うのです。
自分への信頼を勝ち取ること、自分を愛し自分を信じることがますます重要な時代になってきているのだと。

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アイデンティティの分割

アイデンティティが分割されるとき、私たちは自分の価値や生甲斐が分割されると感じます。
アイデンティティとは他人と自分との差別化をもとめ、自分の他との優位性を求めてしまいますので同等の一体感は得にくいのです。
アイデンティティとはかくもエゴの本性なのです。

ただ家族内のこととしても同じなのですが、スポーツ競技でチーム一体になることは一体感と思われるかもしれせんが、ここには一体と分離の両方が成立しているのです。
チーム内でのライバル意識、家族と家族での同様な差別感の意識。そして国と国との分離でも同じです。
ある意味組織が大きくなるほどにエネルギーが高まる分、収拾がつきにくくなっています。

これらのことを理解して自分を観察していると、実に多くのことを学ぶ機会ができます。
同時に自分の心を観ることで自責の念も沸々と湧いてくるものです。
残念ですが、これはそれを超越するまで限りなく繰り返されます。

こういった心の陰は、一見虚栄心や欲として世間では認めていない名誉や栄光も同じです。
これらは過ぎ去りし日々のことであり、「今」においては価値のないものです。余り言い過ぎるとそっぽを向かれてしまいそうですが、過ぎ去りし日の「おもいで」に酔いしれることの本質は同じなのです。

自分とものとの一体化、土地や富との一体化、学歴や名誉や地位との一体化、恋人や家族との一体化、おもいでとの一体化、容姿との一体化、これらはすべて「今」とも「本当の自分」とも袂(たもと)を分けたアイデンティティです。

アイデンティティは自分のものは自分のもの、人のものも自分のものとの所有欲にも繋がり、今を生きることのできない精神構造でもあるのです。


自分を愛するように他人を愛せ

イエスは『自分を愛するようにあなたの隣人を愛しなさい』(マルコ12章31)と言いました。この他人とは恋人や家族以外、他民族も他国の人も、自分と同様に愛しなさいということです。

アメリカ映画のテレビドラマなどを観ているとよく「家族が自分にとって一番大切なもの」というような場面や、娘や息子のためならば自分の命をも厭わないと言う親のセリフは良く聞くものです。大統領選挙の応援を観ていても、家族を大切にする大統領候補たちは、幸せな理想の家庭さえ築けていれば大統領の仕事も上手くいくと錯覚しているかのようで、家族に対する深い愛への評価はいつも高いものです。

でもまったく赤の他人の命の身代わりとなると、そんな勇気の行動はなかなか取れないものです。
少し前にこのブログで、インド生まれのキャビンアテンダント(ニーラ・パノットさん)がハイジャックに遭ったことを書きました。
飛行機の中で自分の体を楯にして乗客(小さな子供)の命を救い、犯人から自分の命を奪われた事件のことを譬えにして愛について本誌で触れたことがありました。
これは尊く見習うべき自己犠牲心なのですが(特に小さなこの子を置き去りにしてしまう親は皆なうべき・・)、厳密には犠牲にしたのは本当の自分ではなくて偽りの自分が持つ保身という欲を犠牲にしたのです。

アイデンティティというのは物も名誉も、そして人間関係も対象となるのです。
それだけ氣づきの対象の場が日常的に多いのです。

だから「家族が一番」という考え方は尊いものなのですが、強いアイデンティティとなり執着心に化していたら、失ったときには途方に暮れて失意もそれだけ大きくなるというのは真実なのです。
アイデンティティという執着を愛と勘違いしていたのでは進化・成長の足枷(あしかせ)になるということです。

一つ注意していただきたいことがあります。
アイデンティティについての理解が詳しくなる過程で、日常の生活で心配事が増えてくる可能性があります。
そのときにはその意味について意識を集中して、全体から宇宙の意思を観てください。
新たな希望に氣づくかもしれません。


志摩川さんの「前生のおもいで」について

私も注意しなければいけないことに「評論家」になって善悪を語ってしまうことがあります。

私はいつもそれは気にしているのですが、他人の生き方を評論している人(霊)について書いたものを間もなく公開します。

それはこのブログで一話だけ紹介しました「前生(ぜんしょう)のおもいで」からです。
作者の志摩川さんの了解を得ましたので、早ければ明日にでも20近くある発表された彼の全過去生を綴るホームページを作りましたので、公開します。
原題の「おもいで」というホームページですが、他人への評論が第一話のテーマの一つになっています。

「おもいで」は、一つの過去生の記述が平均で10,000字前後あると思いますので、読み応えがあります。僭越ですが、それに私の「解説」が加わります。ただ全部載せますのは今年いっぱいか、それ以上掛かると思います。詳しくはHPのURLをお教えするときにまた書くかも知れません。

その第一話の中で、霊界でグループを作って死後霊界にやってきた人(霊)のそれまでの人生を振り返って何だかんだと評論を繰り返している場面がありますが、読んでいて感じることは思いやりの欠如です。
特に霊界は単調な世界のために氣づきが遅れがちのようで、なかなかそのことに氣づきません。

「人を心配する前に自分を心配したほうがいいよ」とは、私をスピリチャルの世界に目覚めさせてくれた人が私に言ったことです。

これは私の「座右の銘」のようになっています(笑)・(>_
実に善い善いことを教えていただきました <(_ _)> °

私たちは初めは理的でも構いませんので、先ず自分の意識構造に氣付いて行きましょう。
そして意識して自分の心を見詰めるという進化過程をとりましょう。

これからの終末の世の中は、自分の心を観る機会は嫌というほど増えるのですが、それは先ず心の準備が必要ということです。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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観念? (t.t)
2013-07-12 02:10:42
やはりどうしても、心が楽になることを求めてしまいます事から、少し辛い状況や辛い事を人より言われますと、ナヨナヨとしてしまいます。魂の進歩を求めます以上はより顕著にその様な場面を頂きます事は頭では分かってはいるつもりでも、つい逃げの態勢に入ってしまいましては、同じことの繰り返し...の様です。
いい加減に観念?致しまして、じっくリと己の心を見詰めます日々で有りたいものですが..。

「前生のおもいで」のホ-ムぺ-ジも、楽しく学ばさせて頂きます。

日々有難う御座います。
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t.tさん (とびら)
2013-07-12 05:38:24
どうしていいかわからない、という状況が続くことは誰にでもよくあるものです。
私も今、全体がよく見えない、アイディアが降りて来ないという状況の日々が続いて悶々としていることがあります。

熱さが続いています。ご自愛くださいませ。
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