「宇宙の理」2012年10月号
昼下がりのコーヒーブレイク
「自己確立と共同創造7」より
前生のおもいで(志摩川友重著)から
掲載許諾済
小金井要約と所感を加えてリライトしています
今日は石切りの話しの最後となります。
志摩川(A)さんは「前生のおもいで」全24話を著わしていて、石切りの物語はその一つです。
他の23話も掲載の許諾をいただきましたので、その内「おもいで」として綴る機会も作るつもりです。
自己確立と共同創造21(虚栄心)より― つづく ―
http://blog.goo.ne.jp/tobira2002/e/69e86e270bf91bccd7a73f9d6f9ceb83
役割分担
さて、結局は街の少年たちは誰ひとりとして石切りを出来るようにならず、Aは自分が切った石を皆で運ぶことを街の長老に提案しました。
「それではこうしましょう」
「石の持ち運びを手伝っていただけるのでしたら、私が石を切り出しましょう」
「ただし石を運ぶ順番と積む順番、そしてその積み方は私の指示に従っていただきます」
「それは願ってもないことです」「是非お願いします」
Aは街の若者達が数人で持ち上げることができるように、以前とは違い小さめの石を切り出しました。このようにして土止めのための石垣、建物の石壁、石畳などが組まれました。
彼は結婚して子供達を複数もうけました。そしてこの石切りの仕事を生業としましたので、家族は何不自由なく暮らすことができました。
そして引退する時が来ましたが、彼は引退後も石切りの練習は欠かさずに続けていました。
そしてある日、見知らぬ連中から、お礼を渡すから石切りと石積みを実際にやって見せてくれと声を掛けられました。
私欲で石切りをしたことのなかったAは、お礼と引き換えということに見向きもせず、きっぱりと断りました。
何度も何度も依頼を受けましたが断り続けました。
後でこれを知ったAの妻は怒り狂いました。
「馬鹿だねえ!」
「石切りなんて、しょっちゅうやっていたことじゃないか」
「見せてやればたっぷりとお礼がもらえたのに!」
「いつからそんなぐうたらな亭主になったんだい」
私は何を言われても自分の気持ちを変える気持ちは全くなかった。どんなに説明しても理解してもらえないことはわかっていたので、何を言われてもじっと耐えていた。
そして年老いたAはいよいよこの世を去ることとなりました。彼は石切り・石積みの仲間達と別れてから心を通じ合う人はとうとう一人も現れませんでした。それは彼の悲しみでもありました。
宇宙の法則に則った生き方
「宇宙の法則」を良く理解している人にしてみたら、「何でこんなことが判らないのだろう」と思うことはよくあることと思います。
Aも死期を迎えて走馬灯のように過去の思い出が蘇えってきたかのようです。
宇宙の法則を良く理解している人にとって地球の波動は重く、なかなか快適な生活をすることは難しいのかもしれません。
『何でこんな簡単なことがわからないのだろう』
『なぜ、わかろうとしないのだろう』
『何で自分の得になることしか考えないのだろう』
『みんな逆の方向を向いている・・』
私はたいへん悲しかった。下の方で家族が私のまわりに集まって泣いていた。
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簡単なことがわからないのは宇宙の法則に則って考えないからでしょうか?
わかろうとしないことも宇宙の法則に則っていないことでしょうか?
自分の徳になることしか考えないことも宇宙の法則に則っていないことでしょうか?
みんな逆の方向を向いているとは、宇宙の法則の逆を向いているということでしょうか?
社会の混乱を見聞きすると、妙に腹が立って来て、否定的な自分になっていることがあります。
営利企業の組織の中にいると、妙に何で目的が常に売上なんだと、溜息が出ることがあります。
テレビを見ていると、何でこんな低俗な番組の視聴率が高いのだと、呆れることがあります。
金メダルを取ることに命を掛ける選手と彼らと一体となって声援を送る人達を観ていると、「君達、もっと楽しいことほかにはないのか?」と、物言の一言も言いたくなります。
こういったものは宇宙の法則に則っていれば起きないことでしょうか?
そう思って社会を批判することは多くあります。でも本当にそうでしょうか?
いえいえ、そうではありません。
戦争も、政治的混乱も生活の中でのトラブルも、家族内のいざこざも全部、小我である個我意識が大我である全体意識の優位に立とうとしていることの現象として起こるべくして起きています。
つまり宇宙の法則内で起きています。
宇宙の法則に則って生きていないから混乱が起きるのではありません。
宇宙の法則がある故の混乱なのです。
悪いと思える混乱は法則違反という判断は、自分勝手な評価であり、判断です。
みな、宇宙の法則の手中でなるべくしてなっていることなのです。
みんな私たちの心が宇宙の法則に則って映し出されているのです。
これから予測される大混乱の世の中では、宇宙の法則についての定義の意識転換をしておかないと、生きることが益々苦しくなります。
みんな自分の自由意思で生きて、人生を作っている。
宇宙の法則のシステムは常に私たちが進化するように構築され、故障などすることなく稼働しています。
そんなことを思うようになると、私たちは人を許せる自分に近づくものです。
天才バカボンのパパの口癖「これでいいのだ」の心境になって、妙に人が愛おしくなったり、幸せになって欲しいと思えたりしてくるものです。
「宇宙の法則」に則って生きねばならないとは、よく言われることですが、宇宙の法則に則らない生き方などないのです。
宇宙の法則は神の法則です。
すべては宇宙の法則が呼びかけた現象です。
神の手中で生きている人間が宇宙の法則に則らない生き方という、そんな大それた生き方が出来るわけがないのです。
人間は神を超えた存在ではないのだから、誰だって宇宙の法則の傘下で宇宙の法則に則って生きているのです。
良いも、悪いも、全部宇宙が導き出しているのです。
だから、不平を言ったり 腹を立てたり 批判したり、その宇宙が良かれと思って作り出している現象 ― 宇宙の意思と判断にケチを付ける資格が人間にあるのでしょうか?
神を超えた存在ではない人間が神の意思にケチを付けてはいけません。
それは純粋な私の意識ではないのです。
本当の私である全体意識として、すべてを見渡し、すべてを受け入れている私ではないのです。
起きていることすべては、神の御心のおぼし召し、おはからい、たまものです。
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私の場合は自分の至らない所が出て、不具合が生じますと、「あ-っ」と嘆いては心暗くなる事もまだまだありますが、その場合もやはり神様のご意志を感じましてよくよくその心を冷静に受け止めたいです。(いちいち落ち込んでいましたらこの先も進歩のチャンスの度に落ち込まなくてはなりませんし...しかしその落ち込みも神様の想定内なのですね...。)
有難う御座います。
勿論だと思います。
すべては宇宙の法則の手の中なのですから。
それに気付けば被害者意識は日に日に小さくなると思います。
いつも有難うございます。