あと3時間余りで日本ダービーのゲートが開く。昨日はヴィクトワールピサを軸に買い目を決めたはずだったが、考えれば考えるほどペルーサが気になってしょうがない。なんだか、藤澤和厩舎が待望の勝利を上げる気がしてならないのだ。
思い起こせば2002年、重賞戦線を席巻し続ける藤澤厩舎はマル外のシンボリクリスエスを送り込んだ。この年、藤澤厩舎の勢いはすさまじく、なんとマチカネアカツキ、サスガと管理馬3頭がダービーに駒を進めたのだ。一番手はやはりシンボリクリスエスで3番人気に推された。結果は、武豊騎乗のタニノギムレットが勝ち、シンクリは2着、アカツキも健闘して3着に食い込んだ。
翌年の2003年、藤澤厩舎からまたまた期待馬がダービーに駒を進めた。横山典騎乗のゼンノロブロイである。世はまさにサンデーサイレンス産駒の黄金時代、サンデー産駒の出走しないレースがないほど猛烈な勢いだった。当然、ダービーの主力を形成したのもサンデー産駒で、ロブロイもその1頭である。1番人気のネオユニバースもサンデー産駒、デムーロの騎乗も人気に拍車をかけた。結果は、またしても2着。どうしてもダービーの栄冠に手が届かない。それ以降、藤澤厩舎はダービーに見離された。
そして2010年、藤澤厩舎が満を持してペルーサをダービーに送り込んだ。父はゼンノロブロイ、鞍上も横山典である。何か因縁めいたものを感じる。しかも、今回は皐月賞馬を差し置いて1番人気に推された。シンクリもロブロイが3番人気だったが、ペルーサは1番人気なのである。キャリア4戦だが、デビュー、500万と東京の2000芝で勝ち、初の関西遠征となった若葉Sでも勝った。そして、皐月賞には向かわずあくまでダービーに的を絞った。馬主と厩舎の執念を感じさせる。そしてダービーと同じ舞台のトライアル青葉賞で圧勝、時計も高速馬場とはいえ優秀だ。まさに、ダービーに勝つためだけに仕上げた最終兵器といっていいだろう。鞍上の横山典は昨年、念願のダービージョッキーの仲間入りを果たしたが、一度勝つと、連勝するケースは案外多い。武豊、四位らがいる。複数回勝っているジョッキーも小島貞、郷原洋など案外多いのだ。その意味では、ペルーサにとって有利なデータだ。さらに、オークスでは1、3着馬がロブロイ産駒である。ちなみに同着とはいえ横山典も勝っている。もう勢いは止められない!
なんだか、ペルーサが圧勝するような気がしてきた。というかしてほしい。
一度買い目を書いておいて何だが、訂正!ペルーサ1着で行く!!
3連単 ⑨-③⑦⑧⑫-③⑥⑦⑧⑪⑫⑬