七夕賞なのである。何がって、そりゃあ、気合をいれるなら、今日はここしかないってこと。っていうのも、春GⅠで精魂尽き果ててどうにも夏競馬に身が入らず、予想がおざなるでずるずる負けているわけで、ここらで気を引きしめないと競馬が嫌いになっちまう。そうならないためにはビシッと決めるしかない。
人気3頭が全部飛ぶことは考えられない。3頭で決まることさえありえる。そう思わせる顔ぶれだが、冷静に考えれば、そんなに固いわけがない。それほど抜けた存在なわけがない。むしろ斤量を考えれば、接戦なのだ。
そこで何を信頼すべきかだが、もうこれは好調かどうかしかない。
軸に抜擢するのはどれかというと、斤量面を考慮すれば先行するコスモフリーゲンなのだが、初の福島というあたりが気になる材料だ。
福島実績を考えればシリウスコルト一択なのだが、こちらは斤量増だけが気がかり。克服する力があると信じ切れば、もうこれしかないというほど勢いがある。
実績ではドゥラーレスが断然、同斤量で勝った経験もある。小回りの小倉でも勝っており、貫録勝ちしても不思議ではない。
やはりどう考えても3頭は強い。
結局、思慮すべきはは3頭に割って入る穴馬はどれかといことだ。狙いたいのは最内1番枠のドラゴンヘッドだ。前走バーデンBCは8着ではあったが、コンマ5秒差と大負けはしていない。しかも終いはいい脚で伸びてきた。6キロ減なら、内で中団の好位置をキープすることができれば終いはスルスル抜けてくる場面も期待できる。鞍上の横山琉人もこうした場面でいかにも穴をあけそだ。
昨年番人気で5着のリフレーミングも気になるが、休養明けの中山記念で負けて以来の競馬、しかも今回は58K、さすがにキツイだろう。
むしろ、福島民報杯でシリウスコルトの2着と健闘したバラジの方が面白そうだ。鞍上も荻野極だけに穴は期待できる。
3頭にドラゴンとバラジを絡めた3連複BOXで勝負する。穴が1頭絡めばそこそこおいしくなるし、2頭とも絡めば目茶おいしい。人気3頭で決まってもでも10倍を切ることはないから、これは楽しめる。