21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

もう選挙かよ!

2024-10-15 06:34:14 | 政治にモノ申す
 衆院選の公示日である。もう選挙かよ、というのが正直な感想だ。自民党の総裁選で石破氏が勝ち、首班指名を受けたのはついこの間のことだ。
 まあ、新しい首相になって国民に真意を問うというのは必然であはあるが、ここまで関心が薄いと、無駄に速さ感じるだけである。
 結果なんか、見えてるじゃん、しらけるなあ、とはいうものの、投票には行かねばならない。報われないのはわかっていても、投票しなければ何も変らない。宝くじだって買わなければ当たらないのと同じ理屈である。下手すりゃ、宝くじより、政治が変る可能性は低いかもしれない。仮に間違って政権交代が起きたとしても、政治が大きく変わることはないのは、残念ながら20年前に証明されてしまった。もし、民主党がせめて5年いや3年でもいい、もう少し政権にしがみついていたら、良し悪しはともかく、政治の違いが見られたかもしれない。それが、たった1年で終わってしまったことによって、国民は変わらない政治を体感し、あっという間に熱が冷め、どこがやっても同じという諦観だけが蔓延したのではなかろうか。
 20年前、代議士の秘書として政治や選挙に関わっていたころは、この国の政治を変えると真剣に考えていた。しかし、政治と全く関係ないしょうもない理由で政治の世界と決別してから、外から政治を見るようになって、選挙に関心がない国民の気持ちが痛いほどわかった。政党や政策以前に、あまりにも政治家の質が悪すぎるのだ。というか、リーダーが不在なのだ。自民はひどいが野党はさらにひどい。
 昔は政界のニューリーダーという言葉がポピュラーだったが、いつしか聞かれなくなった。与野党の若手政治家がつねにクローズアップされ、メディアにちやほやされたものだが、最近はとんと見かけなくなった。選挙の顔がいなくなったのだ。
 たぶん、これはメディアの影響も大きい。かては朝のTVのワイドショーに必ず決まった政治家がコメンテーターに招かれ、大いに顔を売ったものだ。原口一博、平沢勝栄などはその代表だろう。しかし、いつしか呼ばれなくなった。今では政治家が出てくるのはBSの報道番組くらいだろう。
 せめて、ネットやSNSが選挙に影響を与える流れになればいいのだが、残念ながら兆候はまるでない。結局、発信する側も受ける側も政治に無関心だからだろう。
 これでは、政治家と国民の距離は開く一方、政治に関心を持てというほうが無理がある。
 
 
 
 
 

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総裁選は大砲不在小粒ナイン

2024-09-15 07:34:41 | 政治にモノ申す
 うわっ、うそでしょ、こいつらしかいないんかい。自民党総裁選の感想だ。日曜報道に揃った9人、人材難を絵に描くとこうなるのか。
 掲げる政策も貧弱、万人が飛びつく政策課題がないなら、せめて自分がぶち上げろよ。角大福時代の日中日米関係、竹下時代の消費税、小泉時代の郵政改革のような喫緊の課題がなければ、結局は経済対策、雇用対策、防衛外交がテーマになるが、それでも良し悪しはともかく憲法改正を惜しげもなく掲げた安倍の方がまだリーダーとしての主張があった。
 残念ながら9人の口からリーダーらしいインパクトのある主張も発言もまったく出てこない。
 これなら、人気投票で終わるかもしれない。
 たまたま、2,3日前、アマゾンプレミアムで映画「総理の夫」を見たあとだけに、現実の政治に虚しさを覚えるばかりだ。
 今、日本は国内外に二つの大きな課題を抱えている。一つは防衛外交、二つ目は戦後の経済成長期から成熟期に移行してから起きた格差、貧困という歪をどうするかだ。
 政治家の戦争経者が鬼籍に入った今、戦争を知らない政治家たちが日本の防衛をリードするわけだが、戦争に対する意識は明らかに変化している。戦中派は党派に関係なく、戦争そのものに抵抗していた。露骨に自国防衛を展開したのは中曽根くらいだろう。そして今、日本は憲法を改正し正式な軍隊を持つという流れが加速している。明らかに戦争アレルギーを持たない世代が、国を守るためには専守防衛、軍備増強、戦争も辞さずという感覚を持っているのだ。かろうじて、敗戦後、脈々と培われた今の平和がかろうじてそれを諫めている。しかし、何かの拍子にいつか来た道につながる導火線に火が付けば一気に加速する。
 ウクライナ戦争、中国の南シナ海支配、北朝鮮の暴発、火種はあちこちにあるわけで、いつ日本が軍事国家に舵を切ってもおかしくない状況にある。
 しかし、なぜか9人の口から憲法改正の声が聞こえてこない。しかし、かえってそれが不気味である。岸田首相が安倍の遺志を継ぐと公然と発言していたのに、なぜか鳴りを潜めているのはおかしい。たぶん、次のリーダーが決まれば、またぞろ出てくるはずだ。
 経済対策にいたっては、相変わらず付け焼刃のその場しのぎで、現実的な対策は示されない。物価高騰はますます貧困層を拡大し、未来を見据えた政策を打ち出さなければ教育、雇用、医療年金福祉は今以上に深刻になるだろう。
 おおー!と言わせる政策を打ち出せないなら、誰がリーダーになったって一緒という諦め感覚はますばかりだ。
 誰かいないの、本気でこれからの国のカタチを描ける政治家は。
 
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人材難沼に喘ぐ総裁選、代表選

2024-08-23 07:43:37 | 政治にモノ申す
 そもそも興味などないわけだか、無性に腹が立ってしょうがない。自民党の総裁選だ。
 やばい、もう名前すら浮かんでこない、誰だっけ・・・・・・やばい、まじ出てこん、そう、そう、岸田首相、総裁だった。何もしない、できないおかげで、行動面での失点が少ないことで生きさらばえた、まさに今の政治の申し子みたいな存在だった。
 自己保身丸出しの与党議員の出るなコールを受けて、総裁選不出馬を決めたわけだが、その後の総裁選に名乗りを上げるメンツがこれまたひどい。人材難を絵に描いたごとく、新鮮味のない顔ぶれと何であんたが?と疑いたくなる小物ばかり。これじゃあ、誰がなっても自民党政治は変わらん。てことは政治は変わらんということになる。
 小泉旋風が吹き荒れた後遺症はいまだに続いているのか。政権を民主に奪えわれたものの、すぐに敵失で返り咲いた自民政権なわけだが、福田、安倍、麻生という帯襷の出がらしが岸田だっただけに、今の期待感ゼロの総裁選は大体予想がついたわけだが、それでも一人くらい以外にいいじゃんといえそうな奴が出てきてもいいじゃん。しかし、残念ながら、今の時点では期待できそうもない。
 石破、上川、高市、河野、小泉、あとだれだっけか、まあどうでもいい、バラバラ名乗りを上げているが、これも派閥衰退の影響だろう。三角大福の時代とは違うのはわかるが、それでも自民党総裁選っていうものは、派閥の争いであり、それはこの国の政治の縮図だったわけだ。つまるとこところ、日本の政治は、政党政治とはいっても、実際は自民党内の派閥という政党がしのぎを削ってきたわけだ。ところが、派閥が政党的な存在感を失した今、派閥の存在意義など皆無に等しい。今の総裁選がそれを物語っている。
 小泉以降、自民党に期待したことも正直少しあった。河野、小野寺、後藤田に私は少し期待していた。今や河野だけがなんとなく生き残ったが、当時の面影はない。視野狭窄に陥った先が見えない政治家に成り下がっていた。
 何人名乗りを上げるか知らんが、最後は3、4人に絞られ、マスメディアのから騒ぎによる茶番劇で、誰かが総裁になるが、もうどうでもいい。
 もっとひどいのは立憲民主の代表選だ。和泉、枝野、野田???人材不足の極みである。政権交代など画餅どころか、語るのさえ恥ずかしい貧困政党に成り下がった。
 ああ、いつまで人材難沼は続くのか。いつになったら政治に光明は差すのか。生きている間は難しいかも。
 

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政権目指すなら民主党復活しかない

2024-08-09 08:22:58 | 政治にモノ申す
 立憲民主の長妻政調会長による都知事選敗因分析だが、相変わらずだなと思った。
 争点不在、SNS世代への対応、党人の応援が前面に出すぎ、敗因はこの3点としているが、ちゃんちゃらおかしい。
 なぜ、蓮舫氏が3位に甘んじたのか。理由ははっきりしている。候補者としても魅力に尽きるということだ。
 共産党との共闘、SNS対策など、そんなものはオマケに過ぎない。
 候補者に魅力があれば、党色が出ようがなんだろうが、有権者は候補者を評価するものだ。
 しかし、立憲民主に限ったことではないが、政党は選挙に関しては常に上から目線でしか見ていない。自分たちを何様だと思っているのか。大体、自分たちこそが党なるものを信用も、信頼もしていないではないか。
 パブリックイメージとして抜群の訴求力があった民主党という党名をたった一度の失敗で簡単に捨てたことは、無責任以外の何者でもない。
 政党とはかくも軽く、ポリシーのかけらもない存在に貶めたのは、政治家たちで、そんな奴らが偉そうに選挙を語るなって。
 蓮舫氏に魅力が足りなかった、石丸氏以下だった、何故、はっきり言ってやらないのか。かばったって、有権者はしらけるだけだ。
 もし都知事選を戦うなら、きちんと精査して、最高のタマを送るしか勝つ道がないのは明らかじゃないか。議員では役者不足なのははっきりしている。
 結局、はなから勝つ気もないくせに、次点は当然という驕りがあるから、鼻っ柱をへし折られるのだ。
 有権者をバカにするのは勝手だが、なめると痛い目に合うということを立憲民主は知るべきだ。
 もし、政権奪還を本気で目指すなら、今一度、民主党を立ち上げ、真っ向勝負を挑むべき。10年かけてもいいから、本気で政権をとる覚悟を見せないと有権者は信用しないし、期待しない。
 
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世界の潮流?政治の人材難

2024-07-16 09:06:21 | 政治にモノ申す
 トランプが共和党の大統領候補に決まった。襲撃事件があろうがなかろうが、彼に決まっていたのだろう。
 アメリカも日本同様、人材不足というのが正直な感想だ。
 民主党のバイデンにしろ、こんなやつしかいないのかアメリカには。
 人材難は日本も同じなだけに、アメリカをとやかくいうのもなんだが、次々にナショナルフェイスが現れるスポーツ界と違って、政治の世界は悲しいくらいニューフェイスが現れない。
 なぜなのか。都知事選にヒントがある気がする。候補者50人は最多と報じられたが、泡沫候補はともかく、著名な候補の顔ぶれがひどすぎた。終わった顔ばかりで、唯一新しかったのは石丸某というどこぞの元市長だけ。その石丸某が政権野党が支持した蓮舫を食ってしまったのだ。一昔前なら考えられない結果なわけだが、布石はあった。連合のトップなどは共産との共闘が前面にですぎたなどと、それこそ共産アレルギー丸出しで時代錯誤なことを言い出すし、有権者心理をまるで分っていない。
 有権者が期待するのは、この人ならおもしろい政治をやってくれそうだとう一言に尽きる。その意味で、得体のしれない石丸に票が集まったのは当然の結果だったのだろう。
 その石丸にしろ、実像は政策音痴の勘違い野郎で、小泉時代の無知キャラ代表、杉村太蔵と大した違いはない。それでも票が集まったのは、多少、キャラが目新しく映ったからなのだろう。たぶん、彼に投票した有権者は本当に都政を任せたいなどとはこれっぽっちも思っていなかったはずだ。
 ならば、小池に対抗しうる候補は誰なのって考えたとき、正直、全く思い浮かばない。良し悪しは度外視して、かつて、大阪で横山ノック、東京で青島幸夫を勝たせた無党派の大都会パワーはもうないのかもしれない。政治をおもしろがる風潮が消えつつあるのだろう。つまり、東京が国政並みにつまらない街になったというべきなのだろう。小池がかつて東京から日本を変えると豪語したが、そんなパワーすらどこかに消えてしまった。つまり、人材発掘もままならないほど、政治が腐りきったということだ。
 果たして、日本だけでなく、政治の弱体化傾向が世界規模で始まったのかもしれない。これは、怖い。有権者が横を見ているすきに、ろくでもない権力
者がろくでもないことを始めるからだ。 プーチンがやりたい放題なのは、まさに、その表れだ。
 アメリカはともかく、早く日本人は気づくべきだ。このまま、無関心を装い続けたら、必ずプーチンみたいな奴が権力を握ると。戦争体験のある政治家が鬼籍に入り、政治家の戦争アレルギーは驚くほ希薄になってきている。
 若い世代が政治に無関心なのは、年金制度の未来に見放されたことも大きい。その年金制度を自分たちの未来に引き寄せるためには、政治で変えるしか術がないことを分かってほしい。大人も似たようなもので、政治が悪いと怒る大人がどんどん減っている。そんなつまらない政治を変えるのは、もうSNSしかないのかもしれない。SNSを駆使すれば、誰でも選挙で勝てるような状況になれば、おもしろいかもしれない。弊害はつきものだが、我々は学習しなけれなならない。若い世代に政治をあきらめさせた張本人でもあるのだから。
  
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