インターネットを使った選挙運動が解禁へ―のニュースを知り、秘書時代の思い出がよみがえった。
数年前の参院選の応援をしていた時、公示日に私は自分の代議士のHPにその某比例候補の出陣式の写真と記事をアップした。もちろん、激励のメッセージである。公選法で候補者は、公示日以降のHPの更新はできないことは知っていたが、候補者でなければいいのではないかと思い、あえて掲載した。それを目ざとい某新聞の記者が私に電話をよこした。選挙違反の疑いがあると。
その時は、「そうですか、ありがとう教えてくれて」と余裕を見せたものの、内心はやばかったかなと思った。でも、当局がなんか言ってくるまで放っておくことにした。もし、違反行為と見られたところで、この程度は注意一回で済む話だと思ったからだ。
結局、選挙期間中もそれから先も、違反の指摘は一切なかった。たぶん、候補者本人、もしくは頻繁に更新して目立つ応援をしたなら、当然、お咎めを受けるだろうが、当局もネットの違反探しにそれほど躍起になっていなかったのだろう。
ともかくネット解禁はいいことだ。問題は、今後、どうそれを生かしていくかだ。候補者の本人の選挙運動だけでなく、管理者側がネットを使った運動や投票を展開しないことには意味がない。ポスターやビラや選挙カーといった古い選挙のやり方を変えていかなければ金をかけない選挙にはつながらない。
数年前の参院選の応援をしていた時、公示日に私は自分の代議士のHPにその某比例候補の出陣式の写真と記事をアップした。もちろん、激励のメッセージである。公選法で候補者は、公示日以降のHPの更新はできないことは知っていたが、候補者でなければいいのではないかと思い、あえて掲載した。それを目ざとい某新聞の記者が私に電話をよこした。選挙違反の疑いがあると。
その時は、「そうですか、ありがとう教えてくれて」と余裕を見せたものの、内心はやばかったかなと思った。でも、当局がなんか言ってくるまで放っておくことにした。もし、違反行為と見られたところで、この程度は注意一回で済む話だと思ったからだ。
結局、選挙期間中もそれから先も、違反の指摘は一切なかった。たぶん、候補者本人、もしくは頻繁に更新して目立つ応援をしたなら、当然、お咎めを受けるだろうが、当局もネットの違反探しにそれほど躍起になっていなかったのだろう。
ともかくネット解禁はいいことだ。問題は、今後、どうそれを生かしていくかだ。候補者の本人の選挙運動だけでなく、管理者側がネットを使った運動や投票を展開しないことには意味がない。ポスターやビラや選挙カーといった古い選挙のやり方を変えていかなければ金をかけない選挙にはつながらない。