ウッディ・アレン監督、2019年、92分、アメリカ。
ティモシー・シャラメ、エル・ファニング、セレーナ・ゴメス、ジュード・ロウ。
面白かったなぁ。
映画って、観た時の気分によって面白く感じたり、そうでもなかったりするけど(私にはその傾向がある)、今回は正にベスト・コンディション(?)だった。
観終わってすぐに「もう一度観たい」と思ったくらい。
「ニューヨークを舞台に繰り広げられる、洒落たロマンティック・ラブコメディ」。
色々な人物の、様々な感情の揺れをテンポよく描き出す。おかげでこちらは、整理が全くつかないほど。そして後味はなぜか、ノスタルジック。
20歳前後の、若い男女が主役だからかもしれないけど。
そして美しい。
主人公ギャッツビー役のティモシー・シャラメは、ついこないだ観た『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』でも同じような役柄を演じていて、デジャブかと思った。
しかも、チャン役のセレーナ・ゴメスも、ついこないだ観たジム・ジャームッシュ監督の『デッド・ドント・ダイ』に出演していて、自分が整理がつかないのはそのせいもあるかもしれない。思いがけない脳内交錯のプレゼントだ。人気若手俳優さん目白押し。
エル・ファニング演じる、ギャッツビーの彼女アシュレーも、とても可愛く、絶妙に可笑しかった。
ウッディ・アレン監督は、御年84歳とのこと。
どんな気持ちで脚本を書いて、どんな気持ちで映画を撮ったんだろう。
長梅雨のあいだに観られて良かった。それもまた、ベスト・コンディション。
メトロポリタン美術館はほぼ庭↓