tokyoonsen(件の映画と日々のこと)

主に映画鑑賞の記録を書いています。

『風の谷のナウシカ』

2020-07-13 22:16:16 | 映画-か行
 すごく久しぶりに『風の谷のナウシカ』を観た。

 初めてがいつだったか、忘れてしまった。
 一番たくさん観たのは高校時代で、寮生活の上映会で何度も観た気がする。ナウシカとラピュタとカリオストロの城を、何回も繰り返し観たと思う。上映会は小学生から高校生まで一緒くただから、ジブリ作品しか選択肢が無かったのかも。ただ何度観ても楽しかった。
 上映会のスクリーンは小さめで、それでも目の前いっぱいにナウシカの世界が広がった。


 「一生に一度は、映画館でジブリを。」
 ということで、6月末からジブリ4作品のリバイバル上映が始まった。

 大きなスクリーンで、時代のせいか少し粗めに感じるアニメーションを観ていて、少し不思議な感じだった。


 ナウシカ達の住む世界が、今、どこかに存在しているような感じがするのだ。
 というか、実はずっと存在し続けていて、その場所ではやっぱりナウシカが戦ったり、空を飛んだり、オームが歩いたりしている。ずっと。
 まるでパラレルワールドのように。

 座って映画館のスクリーンを眺めていると同時に、何か違う次元の世界を生々しく覗いているような、次元の隙間にいるような感覚がした。


 懐かしい、というのもちょっと違う。

 あまりに何度も観たので、意識上はうろ覚えなのに、無意識が色んなことを記憶していたのかもしれない。

 「風の谷」は昔からあるし、今もあるし、これからもずっとあるんだな、と訳もなく実感(?)したという、変な経験だった。



 『風の谷のナウシカ』、宮崎駿監督、スタジオジブリ(トップクラフト)。1984年。




コミック版↓




※漫画版については、オリラジの中田さんがyoutubeチャンネル「中田敦彦のYouTube大学」で、二部構成で詳しく語ってくれています。
とても楽しいので、良かったらこちらもどうぞ!
(前半)https://www.youtube.com/watch?v=WiqufoF_3hE
(後半)https://www.youtube.com/watch?v=kZr4m303AB4