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カイくんと、日々~想う

日々の自然な姿を前向きに発信します。
散歩に写真に思い出すこといっぱい!

疑心?思い過ごし?

2007-06-20 | 思い出すこと
それは、僕が19歳、大学1年生の夏休み前。 大学近くに下宿していた僕は、休日を利用して親元に帰っていた。 和歌山県海南市の自宅から大学までは、 時間のロスを全く考えず、直行した場合でも、2時間半はかかった。 その日は、午前の授業に間に合わすため、僕は朝早くに家を出た。 普段ならば、前日に下宿に戻って、ゆっくりと眠り、そして授業に出る。 しかし、その日ばかりは、前夜に家で寝てしまった。 そのため、 . . . 本文を読む

一般人の反応

2007-06-18 | 思い出すこと
「タクシーを待つあいだ」…続き…、 僕はタクシーに乗り込んだ。 「海南高校まで、お願いします」と行き先を告げる。 運転手さんは「はい」と言ったきり、何もしゃべらない。 ときおり、ルームミラーで後部座席に座る僕の顔をちらりと見る。 僕も、その視線に気がついてはいたものの、 何故、このような顔で学校へ向っているかの弁明は敢えてしなかった。 タクシーの車中では、二人の間に会話は全く交わされない。 「ピ . . . 本文を読む

タクシーを待つあいだ

2007-06-14 | 思い出すこと
「もうひとつの策略」…続き…、 ついさっきまでは、青少年を「着せ替え人形」にして遊び、 続いては、興味津々にて、追及厳しい、尋問を行う。 “おばはん”二人の楽しい時間…。 それは、いたいけな僕に容赦なく降りかかる。 Mのママは、 「あの子(Yさん)は、○○ちゃん(僕)の『姫』!かいな?」 「かえらし(可愛らしい)子!やんけ~~!」 「お前も!まじめな顔して!けっこう、やるんやな~!」 と、勝 . . . 本文を読む

もうひとつの策略

2007-06-12 | 思い出すこと
「ヤマト男子○変化」…続き…、 さて、このあと…、 人造による原色の顔面のまま、自転車に高校生が乗ることができるか? しかも、女生徒と二人乗りし…、 普通の顔面を持ってしてでも、警察に見つかれば、 「道路交通法」違反で摘発される状況なのに。 僕は学校への帰路を考えると、心中、戸惑った。 Yさんの胸中も同じなのだろう、表情が、にわかにくもりだした。 そこに、助け舟が入る。「スナックM」のママで . . . 本文を読む

ヤマト男子○変化

2007-06-09 | 思い出すこと
「ピカリ!~変身!」…続き…、 二人の“おばはん”スタイリストによる、 リハーサルのような試着の時間が終わった。 それは、僕自身にとっても、妙に陶酔の境地だったかもしれない。 黒の営業用ドレスの衣装に、ヘアピース、カツラ、コサージュ、 全てをとりまとめ、学校へ帰る準備は整った。 僕は『宝塚歌劇団』のような化粧を顔面に施しながら、 自分の詰襟の学生服を着なおした。 その姿は、どこの「オカマバー」 . . . 本文を読む

ピカリ!~変身!

2007-06-07 | 思い出すこと
私事、テストで時間をとられ、間があいてしまいました。 では、「恵まれた環境」…続き…を、 「スナックM」のママが自分の衣装をとりに帰った。 店の中には、僕と母と、Yさんが残った。 母が言う…、「さっ!さっさと、(化粧)やろか!」 僕はカッターシャツの襟を折りまげて、鏡の前のイスにすわる。 おそらく?、、化粧の経験は初めてだった。 自分の顔素地の上に、パタパタとファンデーションが塗られる。 そ . . . 本文を読む

恵まれた環境

2007-06-01 | 思い出すこと
「待っていた部外者」…続き…、 僕が店内に姿を現したとたん、 「あれぇ~!えらいこっちゃ!やして~!」、 といつもの調子で、ボケたつっこみをかましてきたウチの母。 いつもならば、僕もそれに呼応し、間髪入れずに、 「そうや、息子がオカマになるんや~!」とでも、 同じくボケをかますのだが、 その母の第一声に、僕は一瞬、 「うっ…!想像どおり…(きた!)」とひるんでしまった。 母も、普段にない掛け合 . . . 本文を読む

待っていた部外者

2007-05-30 | 思い出すこと
「ひとり紆余曲折」…続き…、 『自転車に、二人乗りして、通学路』 こうして、僕とYさんは、僕の家にやってきた。 自宅兼店舗、美容室の入り口扉を、「そろ~り」と開けてみる。 その思いは、 「お客さんは…、誰もいてない?だろうな…?」 「おかんは…、僕一人で戻ってくると思っているはず…、」 「この彼女との、ツーショットを見て、    …どんな…リアクションをするだろう…?」 自分が先に店の中に入 . . . 本文を読む

ひとり紆余曲折

2007-05-27 | 思い出すこと
「これは想定外」…続き…、 男子の誰かを捕まえて、家まで自転車で送らせようと考えた僕だったが、 全く予期せず、女子のYさんが「行ってあげる!」と意思表示。 大勢の前で表明した、ありがたき好意、断る理由は見当たらない。 意外な申し出に、「えっ…!」と一瞬、躊躇はしたものの、 そのあと、「よろしくお願いいたします」と僕は頼んだ。 Yさんとは、2年生になって初めてクラスがいっしょになった。 出身中学 . . . 本文を読む

これは想定外

2007-05-27 | 思い出すこと
「想定の範囲は?」…続き…、 一人で家に帰ることを避けた僕…。 その根底にあるものは…、 化粧をして自転車に乗った男子高校生の学生服姿、 仮に、それを一般人が見て、『おかしなヤツ』と思ったとしても、 同じ高校の誰かがそばにいれば…、 高校生達の「アトラクション」なんだと理解するかも?…、 そして、最初に抱いた『怪しい疑念』は打ち消されるかも?…、 それは、少なくとも…、 一人きりでいるよりは、 . . . 本文を読む