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カイくんと、日々~想う

日々の自然な姿を前向きに発信します。
散歩に写真に思い出すこといっぱい!

せまる尖端

2013-08-17 | 思い出すこと
8月も折り返しになりました。 私にはお盆も休みなく、暦どおりの勤労週間でした。 さて、夏の日の思い出「凍る音」の続きを…。 僕は、思い切って勢いよく窓を開けた。 「うっわあっ!!」 見た、見た、見えた。 恐怖なのか、驚きなのか、声が出た。 少し後ずさりし、腰を抜かしそうなったが、踏みとどまった。 僕の目線の前に「それ」があった。 白くて、丸っぽいものが頼りなさそうに . . . 本文を読む

凍る音

2013-08-04 | 思い出すこと
8月も第一週の日曜日が過ぎようとしている。 それでいて、「何かが叩く」の続きを…。 あの夜は、ごく普通の月の明るい夜だった。 家の外を「パタ、パタ、パタ、パタ」と人の走る音がしたと思うと、 「しんぶ~ん」という声が聞こえた。 すると、真夜中であるにもかかわらず、「新聞」が部屋の窓から空中を漂ってゆっくり入ってくる。 それが、当時「少年チャンピオン」にて連載されていた、つの . . . 本文を読む

何かが叩く

2013-07-21 | 思い出すこと
高校2年生の夏休み、あの夏の日の夜。 僕以外の家族らは、すでに寝ていた夜中の時刻だった。 殊勝なことに、僕は部屋で机に向かっていた。 宿題だったか?勉強してたのか?それは記憶に定かでない。 しんとした静かな時間だった。集中していた。 僕の部屋は二階にあった。 障子を隔てて、隣には弟が寝ている。両親は一階で寝ている。 そう、起きていたのは僕だけだった。 たぶん、午前0時はとっくに過ぎ . . . 本文を読む

こころの風景(宮崎編)

2013-01-12 | 思い出すこと
今週のNHKBS「こころ旅」は宮崎編でした。そこで私も…。25年前の3月、大学4年生だった私は卒業を控え、電車で九州を旅していました。高校の修学旅行コースをたどる旅、最初は友との二人旅だったのですが、連れが、卒業研究の再提出のため、急遽、帰らなくてはならなくなり、私は一人で旅を続けることになりました。大分から宮崎に向かう特急列車は満席だったのでしょう、私は車両のデッキにたたずんで、流 . . . 本文を読む

クリスマス・イブ

2012-12-24 | 思い出すこと
クリスマス・イブの朝に想います。 子供の頃、12月24日といえば、ウキウキの日だった。 地区の児童会では、「クリスマスパーティー」があった。 「抽選で、一喜一憂、プレゼント」 町内会のおっちゃんが、サンタクロース ズボンのチャック、「社会の窓」が開いていた。 「朝まで、サンタさんが来るのを、寝ないで待っている」と言っては寝てしまった。 夜中に目を覚ますと、枕元にはプレゼントが置いてあ . . . 本文を読む

声の主

2012-05-27 | 思い出すこと
明日から、また仕事だな~ お風呂に入った後、テレビでバレーボールをみていた。 「電話よ!」と呼ばれた。 「ん?…誰?」「**さんって、言ってる」「えっ?誰かな~」 最近聞かない名前だった、不審に思いながら、電話に出た。 「もしもし?」「**さんですか?」「はい」「**の**ですが」 「うわっ、どうしたん???」 それは、懐かしい名前だった。すぐにわかった。 30才そこそ . . . 本文を読む

春休みなのに

2012-03-25 | 思い出すこと
小学3年生の娘が春休みに入った。 3年生の1年間、学校を休むことはなかった。 昨晩、急に「しんどい」と言い出したので、熱を測ったところ38℃を超えていた。 今朝も熱が下がらず、日曜診療のお医者さんで診てもらったところ、 「インフルエンザB型」との診断を受けた。小学校で流行っていたらしい。 昨日からは学習塾の「春講」が始まっているが、欠席の連絡をした。 明日は、一日、中休みで、そろばん教 . . . 本文を読む

ラストラン

2012-03-18 | 思い出すこと
新聞の文字「さよならブルートレイン」が心に響く。 大阪~青森間を結んでいた寝台特急列車の「日本海」だが、 H24.3.16(金)17:47大阪発でもって最終ランとなった。 このブルートレインに初めて乗車したのは、昭和の時代だった。 59年夏は大学2年生、北海道旅行の帰路、大いに奮発して大阪にもどった。 翌年の夏にも北海道を旅行し、その帰路、同行程にて乗車した。 62年冬、2月は、大学4 . . . 本文を読む

小さい秋

2010-09-20 | 思い出すこと
だれかさんが、だれかさんが、だれかさんが、み~いつけた。 唱歌「小さい秋」の歌詞である。 そろそろ、この季節かとも思う。 今こうやって、この記事を書いている時も、 涼しげな虫の声が開けた窓を通して耳に入ってくる。 自分は大学1年生だった。 今ぐらい、秋を感じ始めた頃、夜遅く。 下宿の廊下で歌う大きな声が聞こえた。 「♪だれかサンマ、だれかサンマ、だれかサンマ、イ~ワシ!」 大学4年 . . . 本文を読む

あせりは禁物

2010-08-21 | 思い出すこと
♪あの夏の日がなかったら~、普通に日々が過ぎてたのに~。 と、いうわけで。 「あさはかな場面」の続き…を思い出しましょう。 「ほれ!これな!」と、Hから手渡されたモノ。 僕は四角い包装紙を開けて、箱の中身を確認した。 中にはプラスチック製、金ピカの「東京タワー」の置物が入ってあった。 「それから、これもな!」とHはもう一つ僕に手渡した。 有名観光地のどこにでもある、名称をその側面に描いた、 . . . 本文を読む