goo blog サービス終了のお知らせ 

カイくんと、日々~想う

日々の自然な姿を前向きに発信します。
散歩に写真に思い出すこといっぱい!

ピタゴラス豆畑に死す

2014-05-25 | 読書

今週末は土日ともに、いい天気。

なんだった…けど、ゆったりした休息の時間を過ごした。

先週の日曜日は、大和路を近鉄桜井駅から、再び歩いてきた。

桜井駅からバスに乗って、多武峰(とうのみね)まで行く。

歴史の授業で習う、飛鳥時代の「大化の改新」は西暦645年、

その藤原鎌足を祭った「談山神社」を起点とし、明日香村へと歩いていった。

 

この「多武峰」という地名、僕の頭に長らく刷りこまれている。

大学生は1年だったろう。

小峰元氏の「ピタゴラス豆畑に死す」という推理小説を書店にて手にした。

以下、文庫本の紹介文をコピペ。

「幻の動物ツチノコを求めて、大和で変死したセイケン(生物研究会)の高校生。

 死因はツチノコによる咬毒死?

 古老はツチノコの祟り説を譲らない。

 続発する変死の謎を解く鍵は意外や意外、

 『ピタゴラスの定理』と江戸小噺にあるというのだが…。」

高校生を経て受験を終え、晴れて大学生となった頃の僕にとって、

「ツチノコ」とは、当時、未確認生物(UMA)のアイドルだったし、

「ピタゴラスの定理」は「三平方の定理」として、受験生OBにはタイムリーであり、

苦い想いの数式でもあった。

そこに、現代の高校生群像を描く青春推理小説というコピーが我が胸を躍らさせた。

そそられ、買ってしまった。340円だった。

本を読む時間はたっぷりあった、あの頃だった。 

今回、その多武峰を初めて訪れ、30年ぶりに、この文庫本を開く。

昨日と今日とで読了した。内容は、

軽快だなあ、難読だなあ、字が小さいなあ、

いろいろな感想が浮かんできた。

19才か、20才か、僕も若かったなあ。

石舞台へと至る道、野の傍らに咲く花に、ひらひらと、小ぶりの蝶が飛んできた。

姿態は地味で、鮮やかじゃない、でも、この場にはすんなり同化している。

多分、夢中で、無心で、無邪気なんだろう。

 



最新の画像もっと見る

2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは (ふくやぎ)
2014-06-18 23:08:17
野辺の石仏がいいですね。奈良はいきたいと計画はしていますが。。
ちょっと遠いのです。。
返信する
ふくやぎさんへ (カイ)
2014-06-22 19:05:03
こんにちは。
コメントありがとうございます。
久しぶりですね。
ブログを更新する機会は減りましたが、
覗かせていただいてます。
奈良もいろんな場所がありますよ。
また、よろしくお願いします。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。