ここ「真福寺」は三浦観音第15番札所になっています。
ここの場所もなかなか分かりにくい所にあり、坂道を上り山へ入ろうかという場所にあります。
またこの「真福寺」から浦賀の高坂小学校へと続く山林を「御林」といい、
奉行所を支配した幕府の御用林だったそうです。
創建は亨禄元年(1528)で、本堂は茅葺きで、創建当時のものといわれています。
(現在は屋根全体が覆われていて茅葺きを直接みることはできません。)
中が茅葺きになっているなんて想像できませんね。機会があれば見てみたいです。
『真福寺』「本堂は創建当時(1522)のもので、鎧戸(よろいど)がある重厚な建築です。
浄土宗のお寺で本尊は阿弥陀如来です。堂内には、幕末期に安房の彫師・
武志伊八(たけしいはち)が彫った見事な透かし彫りの両面欄間(らんま)があります。
三浦三十三観音の第十五番札所で、観音堂には聖観音像が安置され午・丑の年に開帳されます。
前立ちの赤子を抱いた観音様は「マリア観音」と呼ばれキリスト教との関係を暗示しています。
格天井には花・鳥・魚などの絵が描かれ北斎の作風とよく似た貴重なものです。
境内には眼病に効くと云われる両面地蔵が3体、墓地には浦賀の廻船問屋などの墓があります。」
浦賀探訪くらぶ
本堂の左手前上にある「観音堂」
この観音堂は、もとは西浦賀の谷戸にあった、稲荷社の社殿でしたが大正3年に大破したので、
廻船問屋であり真福寺の壇家である、三次家(江戸六)が、建て直し寄進したものだそうです。
こちらに三浦観音である「瀧見観世音菩薩」 とお前立ち「マリア観音」が祀られています。
「観音堂」に安置されている「マリア観音」
実はこの観音像も三次家が秘蔵していたものだとか。裳の端が魚の形になっており、
ヘブライ語でイエスは魚を意味することから、「マリア観音」と呼ばれています。
キリスト教が禁じられていた時代、このような像を聖母マリアに見立てて礼拝していたそうです。
地元の方には、子どもを抱いた姿から「子育て観音」として信仰されています。
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★名称 吉井山 真福寺 (よしいざん しんぷくじ) 浄土宗
★場所 横須賀市吉井1-4-48
★電話 046-835-1342
★アクセス
★瀧見観世音菩薩★
◎瀧見観世音菩薩の画像は→こちら (参)Annie's Homepage
◎ご詠歌 『来たるより 心吉井の 観世音 拝む我が身は 後の世のため』
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google画像検索→横須賀 真福寺
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そして機会があれば、真福寺から高坂小学校へと続く“御林”の山林も歩いてみたいですね。
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