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授業の活用

2016-06-20 | 大学受験
大山です,こんにちは.
先週は自習の話をしたので,今回は(特に塾での)授業の受け方について書こうと思います.
先に結論を言うと,「聞く」ことを大切にしてほしい,という話です.

大学入試を控えた受験生たちは数ヶ月前と比べてかなり勉強の要領がよくなってきています.
以前は完全な受身で指示されるまで何もせず,指示されてから渋々行動するような状態でしたが,最近では自分でどんどん問題を解きすすめ,分からないところを質問するようになりました.
これは成長ですね.

しかし,最近はこの成長による弊害が授業中に現れているように感じます.例えば数学の授業では,
"指示された問題を解き,分からないところを質問し,解けると次の問題に取り掛かる"
基本これを繰り返すわけですが,最近自分が解けた問題の解説を聞こうとしない人が増えました.
さらに悪い場合は,自分で解けなかったのに,解説を見て理解し(た気になっ)て次の問題に進み,解説を聞かない人もいます.

これは,要するに授業中に自習をしている状態で,はっきり言ってものすごく効率が悪いです.
解説を見て重要なポイントを全て理解できるならいいですが,それができるならそもそも授業に出る必要はないし,できていないから何度解いても間違えるんです.

言われた問題集を何周もしているのに解けるようにならないという人がいますが,多くは解説を見て分かった気になってしまうからだと思います.
それを矯正するのが授業です.

解説では,分かった気になっていそうな点,特に注意してほしい点,考え方などを強調して話しています.
皆さんが5回問題を解いてやっと意識できるようなことまで話してるつもりです.それを聞かずに勝手に自習を授業中に進めるのは本当に時間の無駄です.

授業で一番大事なのは,講師が話していることをよく聞いて理解することだと思います.例えば熱心に板書をとって話を聞かないのもダメです.

念をおしますが,授業中は話を一言一句聞き漏らさないくらい頑張って聞きましょう.

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