わたしが思うわたしらしく生きよう

旧題名は、Tinian MagicⅢ改め 「何だって何とかしようと思えば何とかなるもんだぁ~」です。

贅沢?(その2)

2007年01月27日 | Weblog
テニアンに、アイスクリーム屋さんがあったのをご存知の方も多いと思います。
どう見ても、その姉妹店らしい外観。
今にも底が抜けそうな、所々穴が開いているウッドデッキを注意深く進むと、売り場であったろう小窓があり、小さなコンテナの方には、トイレだったと思われる空間があります。
不法侵入かな?と思いながらもドアに手をかけたら、意外にもスムーズに開きました。
「すみませ~ん、失礼しまぁ~す」
・・・入っちゃいました。
そこは、土蜂の巣だらけで、ほこりがたまり、工事途中のような配線が散らばり、建材の重なりからは、蟻の巣があり、小動物の糞も所々にありました。
景色は最高なのにもったいないねぇ。
出ようとした時に、旦那ちゃんが言いました。
「ここがいい、ここに住みたい!」
へっ?住む?ここに?
そりゃ、コンテナに住むのが夢だって聞いてましたよ。
景色がいいところに住みたいねって。
でも、よりによって、この家、いいや箱に人間が住むって言うんですかい?
「・・・いいんじゃない?」
確か、こんな返事をしたと思います(笑)
二人だったら、どこでもいいし、まず、人間が住めるようになるには相当時間とお金が必要ですから、
まず、無理、でしょう。。。。。

そこからの、旦那ちゃんの行動力はすんごいものがありました。
アイスクリーム屋の営業許可の用紙がまだ張ってありましたから、そこに連絡をとり、貸してもらえるものかどうかを交渉。
結局、本当のオーナーはアメリカ本土にいるので、その間、管理をしている下請け(?)のオーナーと交渉。
こんなとこ、ほって置いても朽ちていくだけなんだから、タダみたいな値段でしょう、と思っていたら、
自分たちで考えていた値段の倍を提示された。
ただし、この箱を家として改造する費用を、家賃として充当してくれるとのこと。
まぁ、レシートを集めて持っていけばいいってことね。
相手にしたら、きっとタナボタだったに違いない。
何にもしなくても、数年したら完成形が手に入るんだもの。
旦那ちゃんが、難しい書類の手続きをして、廃墟が私たちの手に入りました。
今度は堂々と玄関(?)から入り、窓を開け、しっかり見ながらプランを立てます。
なんせ、箱ですから仕切りがありません。
カウンターは大きいから壁から切り離して、収納にしようか。ベッドは奥がいいよね。
旦那ちゃんとプランを練りながら、床を掃除。横になってた大きな板を縦にしたら・・・何万という蟻がいっせいに逃げ出しました。。。
ぎゃ~、でも、ゴメンナサイ。ここに住むことになったので、許してね。。。
床は、フカフカになってしまってました。
揚げ物をしてたんだろうと思われるステンレスのフードにもコブシより大きな巣が沢山付いてます。
それからは、仕事の休みの日にはここへ来て、掃除をしていきました。
とにかく住めるように。
しばらくして、重大なことに旦那ちゃんは気づきました。
・・・ここには、なんと電気も水道も通ってなかったのです!!!
なんで?なんでよっ?
だって、ブレーカー(配線が飛び出してたけど)もコンセント(これも配線が飛び出してた)もライトも、
揚げ物をした跡も、トイレの跡もあったじゃんかー!!

                         (つづく)
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1 コメント

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あちゃー (荘@携帯)
2007-01-27 18:48:40
今日はこれから夜勤だってゆーのに、つい読んでしまったら・・・

つづきが気になって眠れない~!?

そーゆーわけで、つづきを「心待ち」にしておりま~す!
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