贅沢？（その３）

「水も電気も通ってないんだ」
へ？・・・・・・・・・・・・
水も電気も、ってウソでしょうっ？？？？？？？
じゃあ、あの使ってた形跡は何なの？
あれらは、いったい何なのよー！！
正直、絶望的でした。
ここテニアンでは、日本と違って、そういうことをやってもらうのにすごく時間がかかります。
もちろんお金も。
旦那ちゃんは、とにかくツテを使って、あらゆる人に相談しまくりました。
幸運なことに、オーナー代理が、そっち方面の会社を運営してたので、
そのボスの協力の下、必要な材料を何度もサイパンまで行って買い揃え、独学で勉強した知識をフルに活用して、
旦那ちゃんは、少しずつ形にしていきました。
そして・・・・何度もキレそうになりながらも、毎回の電気会社のケチつけにもめげず、さらには賄賂要求にも答えず、
正々堂々と、水と電気を引くことに成功したのでした。
電気がなければ、道具が使えない＝作業がはかどらない・・・どれだけストレスか分かりますか？
あともう少しのところでどうにもならない。。。
一度、旦那ちゃんは「いっそのこと火をつけて燃やしたい」と言いました。
よっぽど、腹に据えかねたんでしょうねぇ。
今思えば、犯罪者にならずに、良かったです（笑）
今でも、電気が来たときの感動は忘れられません。
大声で叫び、抱き合って、遠くに見えるクレーン車のスタッフに手を振って答えました。
そのスタッフも、親指を立てて満足そうにみえました。
蛇口をひねると水が出る。
スイッチを押すと電気がつく。
日本では、当たり前すぎて何とも思わなかったことが、なんとなんと有難いこと。
改めて、テニアンに来て色んなことに気づいて良かったと思いました。

電気が来た日が、なんと私たちの引越しの日でした。
電気が来たことで機械が使えるようになったからです。
でも、引越しの日、まだベッドの台も、台所のシンクの設置も、窓の固定も、その他もろもろ・・・・出来ていませんでしたっ！