野良猫トラから飼い猫レオンへ

保護できた日の次の日。

ケージを買う余裕はないので、１００円ショップへ。
それまでにゃーちゃんは、犬用ケージでお留守番。



「いったい何が起こるんです？」



首の怪我は、汚い皮膚が残っていると治りが悪いということで洗浄してもらったので、
肉丸見え。ひえ～～～～～。



「買い物行って来るから大人しくしててよ」
「ほーい」


帰宅後、白い柵と結束バンドでなんとか箱状のケージ完成！
でも、在庫がなくて、床部分が無し（笑）




なんと、教えてもいないのに、トイレでちっち。
えらい！　なんて賢いんでしょう！！



洗い桶のベッドにも入ってみたよ～。




次の日、キャリーを返しに、おばちゃんのところへ。
おばちゃんは、なぜか驚いていて、すごい感謝されてしまった。
「で、あの子あなたどうするの？」
「え？　飼いますよ～」
「良かったわ～こんな奇特な人がいて。あの子、近所で邪険にされてたから」
「！！！！！！！」


マジか。話がぜんぜん違うじゃないか！　可愛がられてたんじゃないのか？
絶句しながらも、保護して良かったと心底思って、
「名前、みんなに何て呼ばれてたんですか？」
「みんなは分からないけど、わたしはトラって呼んでたわ～」


トラかぁ～なるほど。
でも、ちょっと呼びにくいなぁ～。
旦那ちゃんに、スカイプで名前の相談。
旦那ちゃんは、名前をすぐにつけたくないみたいで、なかなかアイディアを出してくれない。
何個か候補をあげても、まったく決めてくれない。
数日後。
「トラってスペイン語で何て言うの？」
「ティグレ」
「それがいいじゃん」
「よし」

旦那ちゃんはパラグアイで飼っていた犬をスペイン語で生まれ変わりという意味の「レナテ」と名付けて日本に連れ帰ったので、
スペイン語での名付けはわたしもいいアイディアだと思っていたので、満足だった。

「ティグレ」
ネットで、正式な発音を調べたら、どちらかというと「ティーグレ」って聞こえる。
いいね～。
「ティーグレ」「ティーグレ」「ティグ」「ティグ」


！！！！！！！！！！！！！！！！！


ティグさんじゃないか！！！！！

ティグさんとは、タラの命の恩人の個人ボランティアＧＯさんの、最強右腕のひとりHIDEさんのお店メルティンポットの店長さんの
ティグさんのことです。
たしか、正式名はイタリア語で「ティグレ」
通称「ティグ」さん。
いや～～～～不覚。なんで、すぐに思い出さなかったんだろう。
旦那ちゃんも「HIDEさんの・・・」と言ったらすぐにピンときたようで、
「そりゃダメだ」
ゴメンなさい。ほんとうに、１日半くらいでしたが、恐れ多いことをしました。反省。

結局、またまた迷って、そうだ！　ライオンがいいじゃん。
ライオンって、狩りをするのはメスだし、百獣の王というほど、実はそんなに強くない。
ライオンのスペイン語はレオンで、レオンには勇敢という意味もある。
弱いくせに、体中傷だらけでも、頑張って勇敢に戦って生き延びてきたにゃーちゃんにピッタリだ。
ちなみに、映画「レオン」も大好き（笑）

ということで、野良猫トラは、飼い猫レオンになりました！




「ところで、お母さん。夜鳴きはいつまでつづくのかな？」