チキの私的サッカー館

ワールドサッカーを独自の視点で分析。リバプール、インテル、ブレーメンは全試合分析!?マッチリポート、チーム考察など。

クロアチア VS アルゼンチン

2006年03月06日 | 代表チーム
★クロアチア VS アルゼンチン

 3-2

3クラスニッチ52スルナ92シミッチ 4テベス6メッシ
 
    プルショ クラスニッチ

       クラニツァル
バビッチ             スルナ
    モドリッチ  Nコバチ
    
    トマス トゥドル シミッチ
       プレティコサ

       クレスポ
    テベス     メッシ
       リケルメ
   カンビアッソ  ポンシオ
      デミチェリス
 サムエル ブルディソ コロッチーニ
     アボンダンシエリ

クロアチアはいつもの3-5-2。コバチ弟は欠場。
代表ではボランチのトゥドルが下がる。シムニッチ欠場により右のストッパーはミランのシミッチ。トマスが左のストッパーに。ボランチには20歳の新鋭モドリッチを起用。
プルショ目掛けた放り込み、攻撃的WBによるサイド攻撃、トップ下クラニツァルの閃きによる中央突破と攻撃のバリエーションは多彩だ。
予選時の考察はクロアチア考察から


対するアルゼンチンはソリンの欠場もあって(時代錯誤?の)3-4-3。
90年代のアヤックスを彷彿させる3センター、3バックで臨む。
両ウィングが利き足と逆サイドに配置されクロスよりシュートを狙うのがアヤックスシステムとの違いだろう。
サイド攻撃の得意なクロアチアには素人目に見ても分が悪いシステム。

総括
トマスがやはりメッシに翻弄される。
やはり敏捷性の高いFWにクロアチアCBは弱い。
しかし、時間をかけるとFW以外全員戻ってギシギシ守られるのでワイドに早くスピードで仕掛ける攻撃がクロアチア相手には有効だ。
スピード不足なのはアルゼンチン右CBコロッチーニも同様。
スピードが取り分けあるわけではないプルショについていけず何度もサイドを攻略される。2点目もプルショの左から突破したクロスにスルナが合わせたものだ。
コロッチーニは、本来3バックだと真ん中に適正を持つ選手なのだろう右ストッパーとしては厳しい。
クロアチアの発見は左ボランチに入ったモドリッチ。
ドリブル、パス、守備貢献すべてよかった。これでバビッチが本調子ならクロアチアの左サイドはさらなる脅威となるだろう。
スルナは相変らず素晴らしい。カンビアッソ相手でもまったく引けを取らずサイドの攻防を制す(そもそもカンビアッソは本来サイドの選手じゃないが)

個人的にファンなサビオラが召集されなかったのが悲しすぎる。
テベス、サビオラ、メッシの170未満小柄3トップが見たい。きっと楽しい攻撃が見れると思うけど。
彼ら3人とアイマール、リケルメで十分脅威。アルゼンチンはホント贅沢だ。
アルゼンチンはイングランド戦同様2試合続けて3失点。やはりサイドの守備が弱い。ソリンもSBやるとわけわかんない動きするし、右はサネッティがいるとして左がいない。やはりエインセの復帰が待たれるところ。
 
クロアチアは順調そうに見えるがいろいろ問題もありそう。
まずLWBのバビッチの調子が悪いように感じた。コンディションの問題なのかはたまた衰えなのか気になる。
それとたとえコバチ弟、シムニッチが戻ってきたとしてもCBのスピード不足はなくならない。
むしろコバチ真ん中、トゥドル右とかにしたらさらに悪化。ブラジル相手だとかなり厳しいな。
逆に爆発的なスピードを持つFWを軸にしたカウンターでしか得点が取れないほど空中戦、1対1は強い。
並のテクニックではクロアチアディフェンスに風穴をあけるには至らないだろう。
そしてモドリッチ、彼の台頭のおかげでクラニツァル離脱の際のバックアッパー不在という最大の問題は解決されただろう。ボランチは豊富なのでモドリッチをトップ下にしてトゥドル、コバチの2ボランチにする布陣は本大会で採用される機会がありそうだ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿