ティフォシモデルカー美術館

1/43フェラーリモデルカーに特化した個人コレクター美術館です
千台以上所蔵の一部、300台程を常設展示しています

フェラーリ 328 GTB,GTS

2022-05-31 | V8

フェラーリ 328 GTB

(1985-1989) 1,344台

ボディデザインはピニンファリーナのデザイナー、レオナルドフィオラヴァンティが担当。

歴代フェラーリの中で最もフェラーリらしく優雅で美しいとされるモデルのひとつである。

308と同様、固定ルーフのGTBのBはベルリネッタ。

発売当時はGTSの方が人気があった。そのため、現存する個体もGTSが多い。

ただし、ボディ剛性及び希少性の点から、2021年現在、日本では328GTBの方が328GTSより高価だが、

これは日本だけの現象で、米ではGTSの方が5,000ドル程度価値が高い。

現在でも年代に比して人気が高く、348tb/tsより高価で取引されている場合もある。

ヘッドライトは、丸型2灯式のリトラクタブルヘッドライトを採用。

308シリーズとの最大の相違点は、外観ではターンシグナルやフォグランプを内蔵した

フロントグリルが設置された。

エンジンは、中央部後方に横置きに搭載された。

搭載されるパワーユニットが3,185ccにアップされた90度V8DOHCエンジンに変更されたことである。

車名の328は排気量約3,200ccV型8気筒のエンジンを意味している。

最大出力270PSを発揮した。

インダクションボックスにはFERRARI 3200quattrovalvoleと刻まれており、

4バルブヘッドエンジンであることを控えめにアピールしている。

また1986年には2L過給器付きのGTBターボ、GTSターボが発表された。

デザインの変更もあり、308シリーズと比べるとボディは若干大きくなっている。

また内装も基本的なデザインは変更ないものの、スイッチ類やメーターのレイアウトが変更され、

操作性や視認性の向上が図られた。

シフト部分は歴代フェラーリマシンと同様にH型シフトゲートが切られている。

デビュー当時のフェラーリのフラッグシップモデルであったテスタロッサが12気筒エンジンを

搭載したGT色の強いモデルだったのに対し、

V8エンジン搭載の328シリーズはその軽快なドライビングフィールの中に

スポーツ性を感じさせるものがあったと言われている。

それを裏付けるように、F1ドライバーがテスタロッサの貸与を受ける機会があった際に、

328に変更させたことがあったという逸話が残っている。

3200㏄、90°V8、4V

270PS,5速+R、1263㎏

4,255×1,730×1,128㎜

263km/h,0-100km/h6.4秒

 

フェラーリ 328 GTS

(1985-1989) 6,068台

デタッチャブルルーフ(タルガトップ)のGTS。Sはスパイダーを意味している。

この頃のフェラーリは輸出国によりバンパー等、細かい仕様の差がある。

また88年にマイナーチェンジが施され、前後期型とに分かれる(ホイールの形状、ABS等)。

328はフェラーリの中でも最も優雅で美しくフェラーリらしいモデルと言われています。

現在でも多くのティフォシを魅了し続けている。

328まではチャレンジが無く、社としてのV8の位置づけも伺える。

ドライビングはひと昔前のフェラーリなので車と会話しながら運転する。

座席を少し寝かせてハンドルを操作し、ペダルオフセットはタイヤハウスの為、中央に寄っていますこ

これも慣れると気持ちがいいです。ドライバーを選ぶ車です。

ボディスタイルは流れるように美しく、30年経った今でも飽きることはありません。

光の加減や角度によってさらに美しさが増します、それがこの年代のフェラーリだと思います。

窓枠のラインも緩やかにカーブを描き美しく飽きさせない。

ゆっくり走っていてもムードがあり雰囲気やフェラーリのオーラもある。素晴らしいフェラーリです。

(私の考えです。)