【出演】
尹夏沫(イン・シャーモー)役…バービィー・スー
洛煕(ルオ・シー)役…ホァン・シャオミン
歐辰(オウ・チェン)役…ピーター・ホー
尹澄(イン・チェン)役…クリス・シェン
シャーモーを陥れ、世間を味方につけたホイニーは満足げな笑みを浮かべながらテレビをつけました。テレビではシャーモーとリン・ハオが本日3時より会見をすると流れます。顔がこわばるホイニーに電話が。
電話の相手は「どう対応する気かね」と聞いてきます。相手が誰だか分からないホイニー。その人物はシー・モンでした。シー・モンは「対応策を考えた」と言います。そして、指示に従うようにと。
シャーモーは会見の会場へ。リポーターからシャーモーは厳しく追及されますが、ホテルで撮られた写真はメールで呼び出されたからだと説明します。そしてホイニーはシャーモーが下着姿で出迎えていたと証言していましたが、逆に写真が何よりの証拠だと話しました。私は服を着て廊下側に立ち、リン・ハオが室内側に立っていると。それが呼び出された証拠だと言います。
リポーターはリン・ハオにもホイニーと別れたのがシャーモーのせいなのか聞きました。しばらく黙り込んでしまったリン・ハオ。顔を上げると「僕とシャーモーは…」と言いかけます。そこにホイニーが扉を開けて入ってきました。
ホイニーはリン・ハオに近づくと「ハオ、ごめんなさい。あなたを誤解してたわ。彼女にだまされていると。でも、さっき知ったの。まだ愛してくれてたのね」と言います。おかげでもう一度みんなの前で証言する勇気が出たと。ホイニーは記者の前で、リン・ハオから婚約指輪と手紙が届いたと言いました。
ホイニーはシャーモーの方を向き「だから彼女の正体を暴きます」と言います。この写真は何度も誘惑しようとした証拠で、あなたに邪魔はさせないと。
再びリン・ハオの所に戻ってくると「プロポーズを受けるわ。やり直しましょう」と言いました。今度はシャーモーからホイニーの所へ行きます。そしてホイニーの手を取り「おめでとう。これが婚約指輪?綺麗ね」とリン・ハオに何処で買ったのかを聞きます。ホイニーは必死でウソを突き通そうとしました。
ホイニーはリン・ハオに助けを求めるように「シャーモーに誘惑されたの?」と聞きます。リン・ハオはどうしてもホイニーを傷つける事ができず、シャーモーに謝ります。それはシャーモーが誘惑したと認める事で…。シャーモーは「謝りさえすれば、私が罪をかぶるとでも?」とリン・ハオに言いました。そして私がどんな風に誘惑したのか話すようにと。
リン・ハオは、自分にとってホイニーは恩人だし、関係を大事にしたい、それだけしか言えないと言います。リン・ハオはすごくつらそう。本当の事を言いたいとは思うけど…。
私の話しがウソだと言うのなら、証拠はあるの?と言うホイニー。すると「俺が証拠だ」という声が。みんなが声のする方を見ると、立っていたのはルオ・シーでした。シャーモーの隣まで歩いてきたルオ・シーは「シャーモーは僕の彼女です」と宣言します。これ以上黙っていられない、公表しよう、と。
会見をテレビで見ていたオウ・チェンは、日本にいるはずのルオ・シーが現れ驚きます。
ルオ・シーはホイニーに向かい「シャーモーが俺を捨て、リン・ハオを奪うと思うか?この件は弁護士に任せるつもりだ」と言います。裁判になれば君のウソがすべて暴露され、シャーモーの汚名が晴れると。
そして「何があっても、ずっと一緒にいよう」と言い、ルオ・シーはシャーモーにキスをしました。
プロダクション社長のシャーは「恋愛を公表するとは、いい度胸だな」とルオ・シーに。シャーはルオ・シーがシャーモーに本気だったとは思っていませんでした。「自分でも意外です。彼女は特別だから」とルオ・シーが答えると、うなづいたシャーは「人は誰でも、いつかは運命の人に出会うものだ」と言いました。人生を変えるほどのな、と。シャーにもそういう人がいたみたいな雰囲気だったけど…。
"自業自得。ホイニー後悔の涙"という見出しで新聞に記事が。シャーモーはルオ・シーに「ありがとう」と言います。
「せっかく帰ってきたのにぼんやりしている。うれしくない?」と聞いたルオ・シーに「私は…」と言いかけてシャーモーは目を伏せました。ルオ・シーが、相談もせず公表をした事を怒っているのか聞くと「あなたの目に私はどう映ってるの?」とシャーモーは言います。仕事に影響は出るし、会社も認めないはず、なのに私を守ってくれた、それを怒るように見えるの?と。
「仕方ないだろ。いくら尽くしても冷たく突き放すんだから」と言うルオ・シー。「そうかな」と返すシャーモーに「最終選考の時だろ、CM撮影に…」とルオ・シーは言い出します。「ゴメン。本当にゴメン」とすぐにシャーモーは謝ります。そんなシャーモーに「本当にシャーモーか?」とルオ・シーは聞きました。シャーモーは氷の女で、こんなに甘えん坊のはずがないと。
「これが本当の私よ。嫌なら返品すれば?」とシャーモーが言います。少し考えて「やめた。公表しちゃったしな」と言うルオ・シー。そして「それじゃあ今日から俺達は一心同体だ。決して離れないし裏切らない」といいシャーモーの胸の中へ。シャーモーもルオ・シーを抱きしめ「ええ。決して離れないし、裏切らない」と言います。
オウ・チェンに会いに来たルオ・シー。「俺が日本を離れたことをお怒りのようだな。社長に言われて謝りに来た」と言います。「勝手に離れるのはプロ意識に欠けたた行為だ。謝るのが当然だ。じゃ聞こう」と返され、ルオ・シーは「手土産を持ってきた。気に入るはずだ」と言いました。そしてルオ・シーはリモコンの再生ボタンを押します。
モニターに映し出されたものは、シャーモーとルオ・シーがいろいろと質問され、同時に答える映像でした。シャーモーは、2人のファーストキスをルオ・シーが留学に発つ日だったと答えています。でも、ルオ・シーの答えは"桜の木の下"でした。答えは違いましたが、昔、2人で祝杯をあげた時、彼女が酔って寝ているうちにこっそりキスをしたと…。
映像を止めるオウ・チェン。「不愉快そうだな。いずれにせよホイニーの件は解決したし、撮影も再開した。これは俺からのほんの気持ちだ」とルオ・シーが言うと「出て行け」とオウ・チェンは言います。ルオ・シーは「今後はシャーモーと共に、歐華盛社のために頑張る」と言って帰って行きました。
シャーモーの撮影していた"純愛恋歌"がクランクアップ。シャーモーはリン・ハオと握手をします。次の予定を聞いたシャーモーに、しばらく休むと答えるリン・ハオ。元気のないリン・ハオと別れると、携帯を見ていたチェンエンがどういうこと?」とつぶやきました。その言葉を聞いたシャーモーが「どうしたの?」と聞くと、チェンエンは「"戦旗"が中止よ」と言います。スポンサーがルオ・シーを降板させたためだと…。
シャーモーが家に戻ると、シャーがいました。シャーは2人の前にあるテーブルに"ルオ・シー、降板の危機"と書かれた新聞を投げます。シャーモーを自分に向かせたルオ・シーは「大丈夫、心配するな」と言いますが、しかしシャーは「ルオ・シー。歐華盛社は本気で君を潰すつもりだ」と言いました。オウ・チェンを怒らせたルオ・シーは「敵を抹殺するのが彼のやり方です」と返します。
オウ・チェンの明らかな警告を「別に平気だし、彼が望む物も譲る気もない」とルオ・シーはシャーモーを見ます。この映画が国際映画祭への登竜門で、3ヶ月間も撮影に専念してきたため「今頃になって降板させられたら…」と言い出すシャーに「引退してもいい」とさえルオ・シーは言い出しました。その言葉に「苦労して育てたのに辞めるだと?」と怒り出すシャー。ルオ・シーは余裕の顔で「大丈夫ですよ。"戦旗"を降ろされたって俺は倒れません。自分が諦めない限り誰にも負けません」と言います。その心意気に「よし。いいだろう」とシャーも納得します。
この件は私が始末する、と言い帰っていくシャー。でも、シャーモーはうかない顔をしています。「どうした?」とルオ・シーが聞くと、オウ・チェンの仕業なら私のせい、この件は私が解決すると…。しかし「どうやって?」と言うルオ・シー。「君にとってヤツは、俺の運命を握る高貴な御曹司で、俺は逆らうこともできない卑しい男か」と言います。そして新聞を床に投げつけました。
投げつけられた新聞を片付けるシャーモーは、ある記事に目が止まります。その記事には"少年が"遊園地に置き去りに。交番に連れて行こうとすると、母親が迎えに来るからと頑に拒んだ。逃走後、園内に隠れた少年は3日後に脱水症状で瀕死のところを発見された。現在は病院で治療中"と書かれていました。その記事をシャーモーが読んでいることに気づき「やめろ」とルオ・シーは言うと新聞を破ってしまいます。「どういうこと?」と聞いたシャーモーに「今のは忘れてくれ」とルオ・シーは言いました。すべて忘れるんだと…。この記事はルオ・シーのことを暴露しているんだと思う。ルオ・シーは自分が置き去りにされた事をシャーモーには知られたくないのね…。
「なぜ降板させた」とシー・モンに聞くシャー。「記事の通りだよ。演技力不足だ」と答えるシー・モン。しかし、演技力には定評がありました。「彼を不当に中傷するなら名誉棄損で訴える」とシャーが言うと「ご自由に」とシー・モンも言い返してきます。そんな話をしているとオウ・チェンが来ました。シー・モンとシャーの間にも何か因縁がありそう。この2人で女性でも取り合いしたのかな?
「どなたかな?」と聞くオウ・チェン。シャーは「スタープロ社長のシャーだ」と答えます。オウ・チェンが手を差し出しましたが「私が会社を売らないから、報復のためにルオ・シーを潰すのか?」とその手を無視してシャーは言いました。すると、ルオ・シーが勝手に日本を離れプロ意識に欠けるとオウ・チェンは返して来ます。シャーは、出演分は取り終えたし、PRにも参加するつもりだと言いますが、オウ・チェンは「もう遅い」と言って…。
「やり方が巧妙だな」と言うシャー。出演を断っていたルオ・シーをシー・モンが契約を強要。その後故意に日本へ送り理不尽な仕事を押し付けた。「彼を潰すためにな」とシャーは言います。
そしてシー・モンに「いくら相手が強敵でも、もう昔の私じゃない。ケンカを売られたら、受けて立つ」と言うと部屋を出て行きました。
何も知らなかったオウ・チェンは「ルオ・シーに出演を強要したのか」とシー・モンに。そして「なぜだ」と。シー・モンは出演させた理由を聞かれていると思いましたが、オウ・チェンが聞きたかったのは、なぜ隠していたか、でした。ミスだとシー・モンは頭を下げます。
シャーモーはルオ・シーが寝ている間に破かれた新聞をパズルのように合わせようとしていました。すると「母さん…」とルオ・シーのうなされる声が。「母さん、寒いよ」と言うルオ・シーのそばに急いで駆け寄ったシャーモー。優しくルオ・シーを起こそうとします。
ルオ・シーは自分がまだ子供で、母親と楽しく遊園地で遊ぶ夢を見ていました。イルカと遊んだルオ・シーが振り返ると、そこに母親の姿がどこにもありません。一生懸命ルオ・シーは母親を捜しますが…。
ーつづくー
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尹澄(イン・チェン)役…クリス・シェン
シャーモーを陥れ、世間を味方につけたホイニーは満足げな笑みを浮かべながらテレビをつけました。テレビではシャーモーとリン・ハオが本日3時より会見をすると流れます。顔がこわばるホイニーに電話が。
電話の相手は「どう対応する気かね」と聞いてきます。相手が誰だか分からないホイニー。その人物はシー・モンでした。シー・モンは「対応策を考えた」と言います。そして、指示に従うようにと。
シャーモーは会見の会場へ。リポーターからシャーモーは厳しく追及されますが、ホテルで撮られた写真はメールで呼び出されたからだと説明します。そしてホイニーはシャーモーが下着姿で出迎えていたと証言していましたが、逆に写真が何よりの証拠だと話しました。私は服を着て廊下側に立ち、リン・ハオが室内側に立っていると。それが呼び出された証拠だと言います。
リポーターはリン・ハオにもホイニーと別れたのがシャーモーのせいなのか聞きました。しばらく黙り込んでしまったリン・ハオ。顔を上げると「僕とシャーモーは…」と言いかけます。そこにホイニーが扉を開けて入ってきました。
ホイニーはリン・ハオに近づくと「ハオ、ごめんなさい。あなたを誤解してたわ。彼女にだまされていると。でも、さっき知ったの。まだ愛してくれてたのね」と言います。おかげでもう一度みんなの前で証言する勇気が出たと。ホイニーは記者の前で、リン・ハオから婚約指輪と手紙が届いたと言いました。
ホイニーはシャーモーの方を向き「だから彼女の正体を暴きます」と言います。この写真は何度も誘惑しようとした証拠で、あなたに邪魔はさせないと。
再びリン・ハオの所に戻ってくると「プロポーズを受けるわ。やり直しましょう」と言いました。今度はシャーモーからホイニーの所へ行きます。そしてホイニーの手を取り「おめでとう。これが婚約指輪?綺麗ね」とリン・ハオに何処で買ったのかを聞きます。ホイニーは必死でウソを突き通そうとしました。
ホイニーはリン・ハオに助けを求めるように「シャーモーに誘惑されたの?」と聞きます。リン・ハオはどうしてもホイニーを傷つける事ができず、シャーモーに謝ります。それはシャーモーが誘惑したと認める事で…。シャーモーは「謝りさえすれば、私が罪をかぶるとでも?」とリン・ハオに言いました。そして私がどんな風に誘惑したのか話すようにと。
リン・ハオは、自分にとってホイニーは恩人だし、関係を大事にしたい、それだけしか言えないと言います。リン・ハオはすごくつらそう。本当の事を言いたいとは思うけど…。
私の話しがウソだと言うのなら、証拠はあるの?と言うホイニー。すると「俺が証拠だ」という声が。みんなが声のする方を見ると、立っていたのはルオ・シーでした。シャーモーの隣まで歩いてきたルオ・シーは「シャーモーは僕の彼女です」と宣言します。これ以上黙っていられない、公表しよう、と。
会見をテレビで見ていたオウ・チェンは、日本にいるはずのルオ・シーが現れ驚きます。
ルオ・シーはホイニーに向かい「シャーモーが俺を捨て、リン・ハオを奪うと思うか?この件は弁護士に任せるつもりだ」と言います。裁判になれば君のウソがすべて暴露され、シャーモーの汚名が晴れると。
そして「何があっても、ずっと一緒にいよう」と言い、ルオ・シーはシャーモーにキスをしました。
プロダクション社長のシャーは「恋愛を公表するとは、いい度胸だな」とルオ・シーに。シャーはルオ・シーがシャーモーに本気だったとは思っていませんでした。「自分でも意外です。彼女は特別だから」とルオ・シーが答えると、うなづいたシャーは「人は誰でも、いつかは運命の人に出会うものだ」と言いました。人生を変えるほどのな、と。シャーにもそういう人がいたみたいな雰囲気だったけど…。
"自業自得。ホイニー後悔の涙"という見出しで新聞に記事が。シャーモーはルオ・シーに「ありがとう」と言います。
「せっかく帰ってきたのにぼんやりしている。うれしくない?」と聞いたルオ・シーに「私は…」と言いかけてシャーモーは目を伏せました。ルオ・シーが、相談もせず公表をした事を怒っているのか聞くと「あなたの目に私はどう映ってるの?」とシャーモーは言います。仕事に影響は出るし、会社も認めないはず、なのに私を守ってくれた、それを怒るように見えるの?と。
「仕方ないだろ。いくら尽くしても冷たく突き放すんだから」と言うルオ・シー。「そうかな」と返すシャーモーに「最終選考の時だろ、CM撮影に…」とルオ・シーは言い出します。「ゴメン。本当にゴメン」とすぐにシャーモーは謝ります。そんなシャーモーに「本当にシャーモーか?」とルオ・シーは聞きました。シャーモーは氷の女で、こんなに甘えん坊のはずがないと。
「これが本当の私よ。嫌なら返品すれば?」とシャーモーが言います。少し考えて「やめた。公表しちゃったしな」と言うルオ・シー。そして「それじゃあ今日から俺達は一心同体だ。決して離れないし裏切らない」といいシャーモーの胸の中へ。シャーモーもルオ・シーを抱きしめ「ええ。決して離れないし、裏切らない」と言います。
オウ・チェンに会いに来たルオ・シー。「俺が日本を離れたことをお怒りのようだな。社長に言われて謝りに来た」と言います。「勝手に離れるのはプロ意識に欠けたた行為だ。謝るのが当然だ。じゃ聞こう」と返され、ルオ・シーは「手土産を持ってきた。気に入るはずだ」と言いました。そしてルオ・シーはリモコンの再生ボタンを押します。
モニターに映し出されたものは、シャーモーとルオ・シーがいろいろと質問され、同時に答える映像でした。シャーモーは、2人のファーストキスをルオ・シーが留学に発つ日だったと答えています。でも、ルオ・シーの答えは"桜の木の下"でした。答えは違いましたが、昔、2人で祝杯をあげた時、彼女が酔って寝ているうちにこっそりキスをしたと…。
映像を止めるオウ・チェン。「不愉快そうだな。いずれにせよホイニーの件は解決したし、撮影も再開した。これは俺からのほんの気持ちだ」とルオ・シーが言うと「出て行け」とオウ・チェンは言います。ルオ・シーは「今後はシャーモーと共に、歐華盛社のために頑張る」と言って帰って行きました。
シャーモーの撮影していた"純愛恋歌"がクランクアップ。シャーモーはリン・ハオと握手をします。次の予定を聞いたシャーモーに、しばらく休むと答えるリン・ハオ。元気のないリン・ハオと別れると、携帯を見ていたチェンエンがどういうこと?」とつぶやきました。その言葉を聞いたシャーモーが「どうしたの?」と聞くと、チェンエンは「"戦旗"が中止よ」と言います。スポンサーがルオ・シーを降板させたためだと…。
シャーモーが家に戻ると、シャーがいました。シャーは2人の前にあるテーブルに"ルオ・シー、降板の危機"と書かれた新聞を投げます。シャーモーを自分に向かせたルオ・シーは「大丈夫、心配するな」と言いますが、しかしシャーは「ルオ・シー。歐華盛社は本気で君を潰すつもりだ」と言いました。オウ・チェンを怒らせたルオ・シーは「敵を抹殺するのが彼のやり方です」と返します。
オウ・チェンの明らかな警告を「別に平気だし、彼が望む物も譲る気もない」とルオ・シーはシャーモーを見ます。この映画が国際映画祭への登竜門で、3ヶ月間も撮影に専念してきたため「今頃になって降板させられたら…」と言い出すシャーに「引退してもいい」とさえルオ・シーは言い出しました。その言葉に「苦労して育てたのに辞めるだと?」と怒り出すシャー。ルオ・シーは余裕の顔で「大丈夫ですよ。"戦旗"を降ろされたって俺は倒れません。自分が諦めない限り誰にも負けません」と言います。その心意気に「よし。いいだろう」とシャーも納得します。
この件は私が始末する、と言い帰っていくシャー。でも、シャーモーはうかない顔をしています。「どうした?」とルオ・シーが聞くと、オウ・チェンの仕業なら私のせい、この件は私が解決すると…。しかし「どうやって?」と言うルオ・シー。「君にとってヤツは、俺の運命を握る高貴な御曹司で、俺は逆らうこともできない卑しい男か」と言います。そして新聞を床に投げつけました。
投げつけられた新聞を片付けるシャーモーは、ある記事に目が止まります。その記事には"少年が"遊園地に置き去りに。交番に連れて行こうとすると、母親が迎えに来るからと頑に拒んだ。逃走後、園内に隠れた少年は3日後に脱水症状で瀕死のところを発見された。現在は病院で治療中"と書かれていました。その記事をシャーモーが読んでいることに気づき「やめろ」とルオ・シーは言うと新聞を破ってしまいます。「どういうこと?」と聞いたシャーモーに「今のは忘れてくれ」とルオ・シーは言いました。すべて忘れるんだと…。この記事はルオ・シーのことを暴露しているんだと思う。ルオ・シーは自分が置き去りにされた事をシャーモーには知られたくないのね…。
「なぜ降板させた」とシー・モンに聞くシャー。「記事の通りだよ。演技力不足だ」と答えるシー・モン。しかし、演技力には定評がありました。「彼を不当に中傷するなら名誉棄損で訴える」とシャーが言うと「ご自由に」とシー・モンも言い返してきます。そんな話をしているとオウ・チェンが来ました。シー・モンとシャーの間にも何か因縁がありそう。この2人で女性でも取り合いしたのかな?
「どなたかな?」と聞くオウ・チェン。シャーは「スタープロ社長のシャーだ」と答えます。オウ・チェンが手を差し出しましたが「私が会社を売らないから、報復のためにルオ・シーを潰すのか?」とその手を無視してシャーは言いました。すると、ルオ・シーが勝手に日本を離れプロ意識に欠けるとオウ・チェンは返して来ます。シャーは、出演分は取り終えたし、PRにも参加するつもりだと言いますが、オウ・チェンは「もう遅い」と言って…。
「やり方が巧妙だな」と言うシャー。出演を断っていたルオ・シーをシー・モンが契約を強要。その後故意に日本へ送り理不尽な仕事を押し付けた。「彼を潰すためにな」とシャーは言います。
そしてシー・モンに「いくら相手が強敵でも、もう昔の私じゃない。ケンカを売られたら、受けて立つ」と言うと部屋を出て行きました。
何も知らなかったオウ・チェンは「ルオ・シーに出演を強要したのか」とシー・モンに。そして「なぜだ」と。シー・モンは出演させた理由を聞かれていると思いましたが、オウ・チェンが聞きたかったのは、なぜ隠していたか、でした。ミスだとシー・モンは頭を下げます。
シャーモーはルオ・シーが寝ている間に破かれた新聞をパズルのように合わせようとしていました。すると「母さん…」とルオ・シーのうなされる声が。「母さん、寒いよ」と言うルオ・シーのそばに急いで駆け寄ったシャーモー。優しくルオ・シーを起こそうとします。
ルオ・シーは自分がまだ子供で、母親と楽しく遊園地で遊ぶ夢を見ていました。イルカと遊んだルオ・シーが振り返ると、そこに母親の姿がどこにもありません。一生懸命ルオ・シーは母親を捜しますが…。
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