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中国ドラマ「霜花の姫~香蜜が咲かせし愛~」第30話 あらすじ

2019年07月12日 23時17分07秒 | 霜花の姫~香蜜が咲かせし愛~(中)

【登場人物】
錦覓(きんべき)…楊紫(ヤン・ズー) 花女神の娘
旭鳳(きょくほう)/熠王…鄧倫(ダン・ルン) 天帝の息子
潤玉(じゅんぎょく)…羅云熙(レオ・ロー) 天帝の息子 旭鳳の兄



秦潼が最後に出した小亀を手の平にのせた熠王。頭に触れると小亀が甲羅に引っ込み、熠王は「そっくりだな。小心者はすぐに顔を隠す」と言う。


錦覓が潤玉からもらった龍の鱗を見ていると、そこに来た熠王に取られてしまう。「これは何だ」と尋ねる熠王に、龍の鱗で神仙様がくれた物だと話す錦覓。熠王は神仙が女子か男子か聞く。錦覓が「男子です」と答えると「この世に龍が?だまされておる」と言う熠王。錦覓は「会いましたが、本当に龍の神仙様でした」と話す。熠王は「何度だ」と詰め寄る。錦覓は熠王が感情的になっている意味が分からない。

「信じられないならお呼びします」と龍の鱗を取り返そうとする錦覓。しかし熠王返さず「以後、呼んではならぬ。これは勅命である。この国に神仙を呼べば法度となるぞ」と言う。
「龍の逆鱗は月形でのど元に1枚しかなく、剥がされれば死に触れられたら激怒する代物だと。自ら剥がし、人に触らせる愚かな龍が?作りも粗雑であるし、よく信じたものだ」と言う熠王。錦覓は「分かりました。ですから、もう返してください」と言う。

熠王は「仮にも本物だとしたら、王の私にふさわしい物だ。私への贈り物とせよ」と話す。慌てて錦覓は「ダメです。神仙様が私のために贈ってくれた物を陛下に贈っては厚意を無駄にします」と言う。鱗を差し出し「返そう」と言う熠王。錦覓はすぐに受け取る。
熠王は小亀を出し「私は君と違って気前がよい。贈り物だ」と言う。感謝し、自分の手に乗せる錦覓。熠王は「君にそっくりな亀だろう」と言う。

笑いながら頷き、つい「はい」と言ってしまった錦覓は我にかえる。「どこがです?」と聞く錦覓。熠王が触れて子亀の顔を甲羅に隠れさせ「どうだ」と言う。
「龍の鱗をもらえなかったのに私は亀を贈った。何か返礼の品をよこせ」と言う熠王。錦覓が何をご所望か尋ねると、熠王は「何でもよいわけではない。欲しいものは、ただ1つだ」と言う。2人は見つめ合い、熠王は「よく考えてくれ」と言うと行ってしまう。
小亀を見ながら、何が欲しいのかしら、と言う錦覓。錦覓は突然咳き込む。


天界。たたずむ潤玉のそばにいた鄺露。潤玉は母と会った時のことを思い返し涙を流す。鄺露は「我慢なさらずに。お供が必要とあらばここに残りますし、お一人になりたければ下がります」と言う。幼き頃の記憶が一部よみがえったと言う潤玉。どれも昔の悪夢ばかりだと。そして幼き頃、私は母と太湖に住んでいた、と潤玉は話し始める。

自分を奇妙な鯉だと思っていた潤玉。鱗や角がある潤玉は他の子供にいじめられていた。ある日、限界を迎えた潤玉は、太湖の外に自分の存在が分かるほどの力を出してしまう。母に角を切られ、鱗を剥がされた潤玉の衣は鮮血で紅に染まった。

生まれた時から母に暗い湖の底へ閉じ込められ闇の中で暮らしてきた潤玉は、寒さを恐れていたと言う。「失血後は体の底から冷える。じわじわと臓器や骨まで冷えていく。極限に達すると、どうなるか?五臓や骨が焼かれたような感覚に陥る。わずかな体温や、流れる血のすべてが奪い尽くされたかのようだ」と話す潤玉。鄺露は涙を流しながら「お忘れください。つらい出来事は過去のこと」と言う。潤玉は「そなたは私の従者だ。だが太巳殿の愛娘、愛されて育ってきたのだろう。だが私は…」と言い、心の中で“生母に捨てられ、密やかに生きる非嫡出子だ”と思う。


雲夢澤。跪く彦佑に「なぜ潤玉を?」と怒りをぶつける義母(洞庭君/蔌離仙女)。彦佑は詫びるが「義母上が過ちを犯すのではないかと心配を」と言う。義母上は命の恩人で法術の師、その義母上を苦しみから解き放ちたかった、殿下への想いを募らせておられたのでは?と。義母は「忍びないのだ。振り返ることなどできぬ」と涙を流す。

蔌離仙女は龍魚族の公主で一族は天族に属するが、太湖に定住し裕福で安泰な生活を送っていた。ある日、天后の宴に夜明珠を献上するため父と天界へ行った蔌離仙女は、道に迷い、省経閣へ足を踏み入れてしまう。そこで夜神と名乗る仙人と出会う蔌離仙女。称号は北辰君で、省経閣の見張り役だと。蔌離仙女は博学で気品があるその人とすぐに打ち解け合う。それから毎日、黄昏の刻に落ち合った2人。瞬く間に行く日も過ぎていった。

「天帝は先花神を想いながら義母上に手出しを?」と聞く彦佑。義母は「花神は天帝の心の痛み。天帝は若くして地位のために天后を娶ったが、花神を想い続けた。あとで知った。私を誘惑したのは私に梓芬の面影があるからだと。天帝は私の姿に梓芬を重ねていた」と答える。

天帝は蔌離仙女の絵姿に“江南に梓木は育ち芳る花を咲かせる”という詩を当初書いていた。蔌離仙女が「私は龍魚で花ではないわ」とすね、天帝は“龍魚は蔌々と紅色の涙を流す 今朝 出会うも相い離れざらん”と変える。

蔌離仙女が父と天界へ赴いてからひと月余りがたち、太湖へ戻る事になる。しかし最後に別れを告げるために天帝を捜したが、天帝はいなくなっていた。調べて分かったが、当時の天界に夜神などおらず、北辰君という者もいなかった。帰る日、蔌離仙女は父と天后へ拝謁に行く。その時、蔌離仙女のしていた霊火珠に天后が気づき、大きな災いを招くことになる。

笠澤に戻ってまもなく、蔌離仙女はお腹に天帝の子がいると気づく。隠れて潤玉を産んだが、隠し通せるはずはなかった。程なく気づいた父にその子の実父も見かれ、蔌離仙女も北辰君の正体を知ることに。子の身分は隠し、皆には迷惑をかけないと父に約束した蔌離仙女。しかし面汚しだと怒った父は、今後お前は龍魚族の公主ではない、と言うと行ってしまう。

彦佑は「ひどい話だ。天帝はすべての報いを義母上のみに押しつけたと?」と言う。「私も自業自得だ。報いを受けるのも仕方ない。私の行いを父は恥じ入って銭塘君の世継ぎとの婚約解消を申し出た。でも銭塘君は私たちを恨み、憤慨して父を婚約破棄の罪で天界へ訴えた。天帝は罰として太湖上の3万6千頃ほどの沼地を鳥族の領地としたのだ」と話す義母。それは天后の機嫌をとるためだった。

義母は「私たち母子が死の危険にさらされた時、天帝は顔も見せず文さえくれることはなかった。その時、気づいた。最初から天帝の手のひらで転がされていたのだと。それから龍魚族と銭塘君の交流は途絶え、東南水系は分裂した。天帝は鳥族を通し豊かな太湖を手中に収め、当時自らの一番の重臣であった水神の持つ権限をも弱め制限した。天帝は思うがままよ」と言う。鳥族たちは天后の命で太湖の上を飛び回り私たちを監視したと。

さらに義母は「でも当時、天族は潤玉の存在を知る由もない。私は天后から潤玉を守ろうとした。そして仲間ともなじむよう“鯉児”と名づけ、鯉だと思わせ笠澤に隠した。私と鯉児は惨めに暮らしたのだ」と話し涙を流す。

ある日、潤玉は力を発揮してしまい、風神・洛霖が兵を引き連れてくる。鯉児が蔌離仙女と天帝の子だと分かった洛霖は、兵たちに撤収を命じる。諸軍がまだ湖底の調査が未完了だというが、洛霖は洛湘府が鳥族に報ずる義務などない、太湖は鳥族の領地、だが湖底は鳥族の領地ではない、と告げる。先ほど湖底の水紋を調べたが異常はない、十五夜が近いので特に潮が満ちただけ、天帝にはそう報じろ、と。

子を守るのだ、天后に知られたらただでは済まない、太湖で問題を起こさぬよう、と洛霖から言われた蔌離仙女は、誰に潮涌術を教わったのか鯉児に聞く。しかし鯉児は誰かに教えてもらったのではなく、いじめられて叫んだだけだった。蔌離仙女は二度と叫ばないよう約束させようとする。だが、いつもいじめられている鯉児は納得しない。普通の魚のようにするため、仕方なく鯉児の角を折り鱗を剥がした蔌離仙女。

義母は「私は独りで子を産み一族の恥と呼ばれ、誰からも見放されたうえ天后から潤玉を守る必要があった。天帝への恨みで潤玉に当たることも。潤玉を恨んだりもした。疲れ果て、いっそ死にたいとも思った」と話す。彦佑が「つらい思いを。大変でしたね」と気遣うと義母は「違う。つらかったのは潤玉なのだ」と言う。

潤玉は自癒力が高く幾日も立たず角や鱗がすぐに再生した。そのたびに角をたたき切り、鱗を剥がした蔌離仙女。いつしか潤玉は自分の手で角を切り、鱗を剥がすようになっていた。


「ひどく苦しくて、毎日死ぬことばかりを考えていた。それから成長し完全に今の姿になったが、体は見せられない。鱗の下の傷跡は醜い屈辱の印だ。耐えられない」と鄺露に話す潤玉。ずっと泣きながら話を聞いていた鄺露は、震える潤玉の手に触れようとする。しかし触れることができず、潤玉は「不憫か」と言う。

偶然、魚は水から離れると死ぬということを知った潤玉は、その日の夜沖に出る。潤玉が寝転んで空を見ていると、天后が近づいてくる。体を起こした潤玉に「天に行きたい?」と聞いた天后。潤玉は頷く。天后は私と行けばそなたは苦しみから放たれる、母親も楽になると言い、潤玉に手を出させる。その時のことを思い出した潤玉は「私は捨て子ではない。私が母の元を去った」とつぶやく。


天帝は花神を忘れられず、天界へ連れ去り栖梧宮に幽閉した。その頃、天界では天后を廃し、花神を立てるという噂が。地位を守るため天后は太湖へ降り立ち、笠澤を焼き払い、潤玉を連れ去ったと義母は彦佑に話す。

兵を連れ笠澤へ来た天后は、蔌離仙女の兄を殺してしまう。父も倒され、父の元へ駆け寄った蔌離仙女。父は蔌離仙女に逃げるように言う。そして「お前を許してやろう。お前は…生きるのだぞ」と言い残し亡くなる。
家族を殺め子を奪った天后に向かっていく蔌離仙女。しかし天后の攻撃で飛ばされ意識を失う。
天后は兵たちに「ここを焼き払い、生き残りは始末せよ」と告げ、去っていく。


意識を取り戻した蔌離仙女は笠澤ではない場所にいた。顔にも傷が。そこに洛霖が歩いてくる。洛霖はここが洞庭湖の雲夢澤だと話す。私が駆けつけた時、笠澤は廃墟に、と。父が殺されたことを思い出した蔌離仙女は、鯉児も居なくなり死のうとする。そんな蔌離仙女を止め「子を置いて死ぬのか?」と言う洛霖。子は天后が天界へ、天帝の長子だ、他に子はおらぬゆえ優遇されるであろう、血を分けた母子は誰にも引き裂けぬ、生き延びてさえいればまたいつか会えると。

洛霖は皮膚を再生してくれる花界の軟膏を差し出す。全部、自分の顔のせいで災いを招いたと思っている蔌離仙女はいらないと言うが、洛霖は「そなたが元凶とならずとも龍魚族は太潮を追われていた」と話す。蔌離仙女がどういう意味か聞く。「天帝の流儀がいつか分かるだろう。そなたは死んだと天界では流布されている。命を粗末にするな。また子と過ごせる日が来る。洞庭湖は私の管轄で天后の手は及ばぬ。ここで傷を癒やせ」と言って軟膏を置いて洛霖は行ってしまう。

彦佑は水神は恩人なのに、なぜ錦覓を利用しようと?と尋ねる。「そなたの六界美人鑑賞教典を見た時、錦覓は花神に酷似していると思った。天帝の娘だと勘違いし、天后の宴の最中に事実を明るみに出そうと。天后が穏便に済ませるはずなどない。天帝と天后を仲たがいさせ、その機に龍魚族を再起させようと」と言う義母。彦佑は「でも錦覓は水神の娘です」と話す。義母は「鼠仙から聞いてそのことを知った。恩を仇で返すところだった」と義母は言う。

生きることは父の願いでもあり、龍魚族の雪辱を果たすため鳥族を滅ぼさなければならないと思った義母。天界にいた時、省経閣で多くの法術を学んだ義母は、修練を始める。そして邪道さえいとわず強さを求め続け、古兵を招集し新兵を募る。

「義母上が省経閣にいたのはわずか1か月。なぜ、多くの法術を?と彦佑が尋ねる。義母は「鼠仙が碁のために天界に行っていたと?徹底的に仇を討つにはどうするべか?潤玉に天帝の地位を奪わせ天界を掌握させる。道を誤れば企ては頓挫する。勝てると確信が持てるまで、潤玉は巻き込まぬ」と話す。彦佑が「やはり実子を傷つけたくないのですね」と言う。義母は彦佑を見ると「そなたはいい子だ。共に歩んでくれるな?」と聞く。“義子は手駒に過ぎない”と思いながらも彦佑は頷く。


ーつづくー


熠王は贈り物に小亀を選んだのね(⁎˃ᴗ˂⁎)
かわいーーーー♪
神仙が男子だと知って、やきもちをやく熠王も可愛い(*´艸`*)
錦覓が何のお返しをするか楽しみ。

角をたたき切られ、鱗を剥がされた潤玉が痛々しくて(;д;)
もちろんいいことではないんだけど、蔌離仙女には蔌離仙女なりの母心があって。
他に方法があったかもしれないし、なかったかもしれないし。
でも、蔌離仙女は守るためにそれしか思いつかなかったのは事実。
潤玉が捨てられた訳ではないと思い出したのが救い・・・かな?(。>﹏<。)
それとも、それはそれで苦しむのかな?

洛霖が本当に優しくていい人でよかった!!
でも蔌離仙女の頬の傷が残っているということは、あの軟膏はやっぱり使わなかったの?

とにかく天帝が最低!!
何なの何なの何なのーーーーーっ(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾



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