【出演者】
ソン・ウンジョ役…ムン・グニョン
ホン・ギフン役…チョン・ジョンミョン
ク・ヒョソン役…ソウ
ハン・ジョンウ役…テギョン(2PM)
ソン・ガンスク役…イ・ミスク
ク・デソン役…キム・ガプス
ギフンはウンジョにマッコリを手渡し「二度とあんなこと言うな」と言う。「苦しんでるお前に俺は何をしてやれるんだ。お前はここで、やりたいことだけやれ。ヒョソンにひれ伏して謝りたいならそうしろ。それが嫌なら、前みたいに責めて叱ってなじればいい。したいようにしろ。あとは俺かやるから」と言うギフン。ウンジョは「私はどうすべきなのか自分でも分かってる」と目を伏せながら言う。そして「でもあなたは、どんな罪を犯してここにこだわるの?」と聞くウンジョ。ギフンは借りを返さないと、ドラキュラみたいに死にたくても死ねずに千年も一万年も生きなきゃならない、と答える。
借りって?ってウンジョが聞くが、それは言えないとギフンは言う。「私1人で逃げるっていうのはどう?」とウンジョが言うと「そうしたいならそうしろ。お前が1人で逃げたいなら、俺がどんなことをしてでも逃がしてやるよ。…どこへ行く?」と返すギフン。
ウンジョは部屋で、以前ギフンが南米で一番遠い場所を描いたノートをじっと見つめる。そして、そのノートを他の物と一緒にバッグに入れ、早朝家を出ようとする。するとウンジョの前にデソンが。何も言わず見つめるデソンに「ダメです。止めないで下さい。あの時行かせてくれてたらこうはならなかったんです」と泣きながら言うウンジョ。そして「許して下さい。どうせ、どんなことをしても許してくれるんでしょう。これ以上謝り続けるのは嫌なの」と言って歩き出す。
もちろんデソンが本当にいるわけがないので、これはウンジョの罪悪感(?)が見せた幻なの。
門を出るとギフンが待っていた。ギフンは車のドアを開け「どこだろうと連れてってやる。乗れ」と言う。そんなギフンに何も言わず歩きだすウンジョ。ギフンはウンジョの後をついて行く。
しばらく歩いたウンジョの耳に、従業員達の声が聞えてくる。
ウンジョが皆の前に顔を出すと「来ましたね、若社長」とウンジョが来るのを待っていた従業員達。儀式によって工事の味も違ってくる、信じてると言う。
温かな言葉にウンジョは涙を流す。そしてウンジョの肩に手を置くギフン。
自分を信じてくれている従業員を置いて、ウンジョは家を出る事なんて出来ないよね。
もうすっかりわだかまりもなくなって、ちゃんとウンジョを社長だと認めてくれてる。
予備軍の訓練に行くと言っていたジョンウは、工事現場で働いていた。
姉ちゃんの所に仕事がないから、俺が頑張らないと、と思うジョンウ。このままじゃ姉ちゃんがメシを食えなくなると。
ジョンウも本当にいい男。でもウンジョにとっては、どれだけ一番安心できる相手でも永遠に弟かも…と思うとちょっとかわいそうな気も…。
儀式が始まり、ウンジョは祈願文を読む。それを取材するため、見習い記者が来る。
ヒョソンは、儀式のお餅を一緒に食べようとガンスクの所へ持って行く。ヒョソンを見ながら、ウンジョの「ヒョソンも同じなの。あの子もお母さんが自分を愛してくれなくていいって。自分が好きだからかまわないって。そんな父親がいる?あんな子がどこにいるの?」という言葉がよみがえってくるガンスク。しかし「つきまとわないで」と言うとガンスクは部屋を出て行ってしまう。
台所にいるガンスクの口に、ヒョソンはお餅をくわえさせてしまう。ただのお餅じゃなくて、成功を願う人みんなで分け合って食べなきゃいけないものだから、とヒョソンが言うと、くわえさせられたお餅を手にとりガンスクは投げ捨ててしまう。投げられたお餅をヒョソンは拾うと、そのまま自分の口へ。ガンスクが驚くと「お母さん、食べ物をそまつにしちゃダメじゃない」と食べてしまう。
ガンスクはヒョソンに食事の仕度をするように言い部屋へ。
青菜を茹ですぎてしまったヒョソン。お手伝いのおばあちゃんに茹で方を聞きに行く。その事で辞めさせたはずの2人がまだ働いているとガンスクは知ってしまう。辞めろと言ったのに、とガンスクが怒っていると、出て行くように言ったへジンまでまだいることに驚く。
止めようとしたヒョソンは、ガンスクに突き飛ばされ転んでしまう。その騒ぎにウンジョとギフンが駆けつけてくる。
ガンスクの手を引き、ガンスクの部屋まで連れて来たウンジョは「お母さん。私の味方よね?私達とジュンスの取り分はヒョソンの3倍半だって言ったわね?ヒョソンにそんなにあげるの?」と言う。ヒョソンはバカよ、上手くおだてりゃ遺産は全部もらえるわ、と。
「私がそんなバカに手を焼いて可愛がれって言ったと思う?お母さんのヒョソンへの態度やヒョソンのおじさんやおばあさんたちを家から追い出したこと、大おば様や親戚はみんな知ってるのよ。文句を言って来たら私たちの取り分がどんどん減っちゃうのが分からない?」と言い、デソン都家は私達の物じゃないと話す。親戚に借りたお金を返せずデソン都家の株を分けたと。そして従業員に冷たくしたら株を持ってる親戚がヒョソンの側につくと言う。
ヒョソンからはせびり取るものがたくさんある、と話すウンジョにガンスクはハッとする。
ウンジョうまーい。とりあえずの策としては成功よね。そう言われたらヒョソンに意地悪したり、従業員やお手伝いさんにもひどい事できなくなるもん。
泣くなと言うウンジョが、それでも意地を張らず優しい時もあるとヒョソンはギフンに話す。だけど、胸が苦しいと…。そして、お父さんにものすごく会いたいと言うヒョソン。ギフンはヒョソンに泣けないから苦しいんだと、泣くように言う。
「泣いていい?」と聞くと泣き出すヒョソン。ギフンもヒョソンの肩を抱き「ごめん。ごめんな」と言いながら涙を流す。
ジョンウが帰ってくる。
ウンジョの仕事を手伝いながら"パン"がウンジョの服につけられているのを見て嬉しくなるジョンウ。「金がいるなら言えよ」とジョンウが言うと「一体どれだけお金持ちなの」ウンジョが返す。するとポケットから白い封筒を取り出すジョンウ。そして「やるよ」と。
顔色が悪い、とウンジョの手を無理矢理引っ張り連れ出したジョンウは「メシを食ってからやれ」と言う。その手を振り払い「ふざけないで。辞めろって言ったでしょう」とウンジョは言う。ジョンウは「こっちのセリフだ。言っただろ、他のことはよくてもメシを食わないのは許さない。いくぞ」と言うと、ウンジョに食事させるため連れ出す。
ジョンウが連れてきた店に行くと、偶然ヒョソンとギフンも来ていた。
ヒョソンが気づき「お姉ちゃん」と言う。その声でウンジョを見たギフンは、ジョンウがウンジョの手首を掴んでいる事が気になる。4人は一緒に食事をすることに。
ウンジョとジョンウが仲良さそうにしているから、ギフンはすごく気になるみたい。ウンジョが2人の仲を聞くけど2人とも答えなくて…。
ウンジョとヒョソンが家に帰ってくると、ガンスクは笑顔で駆けつけ優しい言葉をかけてくる。あまりのガンスクの変わりように、ヒョソンは言葉が出ない。
同じ酵母を使った麹でも、瓶によって味が違ってしまう。その理由が分からないウンジョは悩む。
「三浦さんが契約書にサインをしないと言ってます」と報告されるギジョン。理由はホン酒家のマッコリより、もっと質の良い製品を選ぶというものたった。
コンテナを半分降ろし、日本市場に流通させたデソン都家。日本の若者の間でデソン都家の情報をインターネットで先に見つけるのが流行していると言う。他にもデソン都家のCMに出ていた処女の映像や、雑誌に載った長女の記事が広がっていると。
ギフンは三浦と交渉し、三浦も前向きに検討していた。
機械を借り、味を均一にする方法を見つけようと言うギフン。しかし、ウンジョは「また失敗したら」と言う。機械を借りた分、また借金が増えてしまう事がウンジョは心配だった。大丈夫、と言うギフンは、こうやって恩を返せるウンジョがうらやましいと言う。
きっと喜ぶ、おじさんも、と言うとギフンはまたウンジョの肩に手を。そしてデソンと同じように小さくポンポンとたたく。ウンジョはギフンを見つめ、ギフンもウンジョを見つめる。
しかしウンジョは「この手は…やめて」と言い、ギフンはそっと手を離すことに…。
機械をレンタルさせてくれるのも詐欺かもしれないと言うウンジョ。"詐欺"という自分の言葉に、誰がどうしてあんな事をしたのか調べようともしなかったとウンジョは気づく。そして、調べて何があっても捕まえてやる、と言う。慌ててギフンは自分が調べると必死で止める。
ギフンは「なんで俺がやるのか、いつか話から」って言ってたけど、必死で止めすぎてウンジョも何かあると思ったかも…。
研究室までウンジョを送り届けたギフンは「もしもこの前の輸出詐欺事件を、誰がどうしてやったのか分かったとしたら…その人をどうする?」と聞く。「ずっと憎み続ける。そいつを憎む力で、私は死ぬまで幸せ」とウンジョは答える。
ギフンが帰ろうと外に出ると、黒い車が目に入る。ギフンの父ホン会長の車だった。
ウンジョに会いに来たホン会長を止めたギフンに「私があの子に会って何が悪い」と笑う。「ウンジョに会って、どうするんです」とギフンが聞くと「お前がしでかしたことを話すつもりだ」とホン会長は答える。そうなれば私のした事も話す事になるが、別にいいと。
どうせ私は全部失うと言うホン会長は、ギジョンの母親が離婚訴訟を起こす気だ、慰謝料として私の株をやる事になる、つまりギジョンに渡るということだ、そしてホン酒家はギジョンのものになる、どうせ全て失うのなら罪を告白しようと思ってな、と話す。「やめて下さい」と頼むギフン。ホン会長はギフンを真っすぐ見ると「ウンジョという子に会ってほしくないなら、私につけ。価値が上がっているデソン都家を私に渡せ。私がホン酒家から追い出されずにすむ唯一の方法だ」と言う。それをギフンが断ると「なら仕方ない。ウンジョという子に会って話すしかないな」と言うホン会長。
ほんとひどすぎる。自分の子供を脅して言う事をきかせようとするなんて。ギフンが断ってくれて良かったけど…心配。
仕事場に戻り、ホン会長とのことを考えてるギフンにウンジョが近づく。ドキッとするギフンに「機械はいつから使えるの?借りてみるわ」と言うウンジョ。
できれば早く使いたいと言うと行こうとするウンジョをギフンは呼び止める。ウンジョが振り向き、顔を見たギフンは「いや、いいんだ」と目を伏せる。
ウンジョが家に帰ると、ガンスクの辞めさせたお手伝いが出迎える。驚くウンジョに「いきなりまた家に戻れと言ったんだよ、奥様が」と。そしておばさんも一緒だった。
ガンスクの部屋では、ガンスクと楽しそうにヒョソンがテレビを見ている。
効果があったにはあったけど…わざと眠そうにして、早く部屋から追い出したくて仕方ない感じのガンスクなのよね。以前の方がもっと上手くやっていたと思うのに、やっぱり本性見せちゃったから隠しきれないのかな?
ジュンスを寝かすと「チャン…何だっけ。チャン…チャン…あ、そうだ。チャン・テックンて人知ってる?」と言うヒョソン。その名前を聞いてドキリとしたガンスクは「知らない」とごまかし「何で?」と聞く。しかし知らないならいいと「さっき家の前で男の人が…」と途中まで言い、ヒョソンはテレビに夢中になってしまう。気になるガンスクはテレビを消し「男の人が何?」聞く。
「男の人が"ここはチャン・テックンさんの親戚のソン・ガンスクさんが住んでる家か"って」と答えるヒョソン。だけどお母さんには親戚はいないから、間違いだって言っといたと。
そう、親戚はいないとごまかし「もう寝なさい」と優しく言うガンスクに素直に「はい」と言ったヒョソンは、ガンスクを抱きしめ「お母さんにとって私は可愛くないって知ってる。それでも優しくしてくれて、ありがとう」と言う。
訪ねてきた男の人って誰だったんだろう…。
ギフンは酒蔵でマッコリを飲みながら"誰がとうしてやったのか分かったらどうする"と聞いたギフンに「一生生きていく力にはなる。そいつの顔を思い出すたびに力が溢れ出すと思う。そいつを憎む力で私は死ぬまで幸せ」と答えたウンジョを思い返す。
ギフンはホン会長に電話をかけ「あなたが話す前に俺が話して終わらせます。先に話せばあなただけ破滅だ。俺はすっきりして処分を待つだけでよくなる。父さんや兄さんにデソン都家に手出しさせないためにはそれしかない。お休みなさい、父さん。今からウンジョに会います。あなたはおしまいです」と言って電話を切る。
フラフラと歩きながらギフンはク家へ。門の扉を叩きギフンはウンジョの名前を何度も呼ぶ。
話して楽になる事だったらいいけど、話しても辛い。聞いたウンジョも苦しむと思うから切ない。
ーつづくー
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ギフンはウンジョにマッコリを手渡し「二度とあんなこと言うな」と言う。「苦しんでるお前に俺は何をしてやれるんだ。お前はここで、やりたいことだけやれ。ヒョソンにひれ伏して謝りたいならそうしろ。それが嫌なら、前みたいに責めて叱ってなじればいい。したいようにしろ。あとは俺かやるから」と言うギフン。ウンジョは「私はどうすべきなのか自分でも分かってる」と目を伏せながら言う。そして「でもあなたは、どんな罪を犯してここにこだわるの?」と聞くウンジョ。ギフンは借りを返さないと、ドラキュラみたいに死にたくても死ねずに千年も一万年も生きなきゃならない、と答える。
借りって?ってウンジョが聞くが、それは言えないとギフンは言う。「私1人で逃げるっていうのはどう?」とウンジョが言うと「そうしたいならそうしろ。お前が1人で逃げたいなら、俺がどんなことをしてでも逃がしてやるよ。…どこへ行く?」と返すギフン。
ウンジョは部屋で、以前ギフンが南米で一番遠い場所を描いたノートをじっと見つめる。そして、そのノートを他の物と一緒にバッグに入れ、早朝家を出ようとする。するとウンジョの前にデソンが。何も言わず見つめるデソンに「ダメです。止めないで下さい。あの時行かせてくれてたらこうはならなかったんです」と泣きながら言うウンジョ。そして「許して下さい。どうせ、どんなことをしても許してくれるんでしょう。これ以上謝り続けるのは嫌なの」と言って歩き出す。
もちろんデソンが本当にいるわけがないので、これはウンジョの罪悪感(?)が見せた幻なの。
門を出るとギフンが待っていた。ギフンは車のドアを開け「どこだろうと連れてってやる。乗れ」と言う。そんなギフンに何も言わず歩きだすウンジョ。ギフンはウンジョの後をついて行く。
しばらく歩いたウンジョの耳に、従業員達の声が聞えてくる。
ウンジョが皆の前に顔を出すと「来ましたね、若社長」とウンジョが来るのを待っていた従業員達。儀式によって工事の味も違ってくる、信じてると言う。
温かな言葉にウンジョは涙を流す。そしてウンジョの肩に手を置くギフン。
自分を信じてくれている従業員を置いて、ウンジョは家を出る事なんて出来ないよね。
もうすっかりわだかまりもなくなって、ちゃんとウンジョを社長だと認めてくれてる。
予備軍の訓練に行くと言っていたジョンウは、工事現場で働いていた。
姉ちゃんの所に仕事がないから、俺が頑張らないと、と思うジョンウ。このままじゃ姉ちゃんがメシを食えなくなると。
ジョンウも本当にいい男。でもウンジョにとっては、どれだけ一番安心できる相手でも永遠に弟かも…と思うとちょっとかわいそうな気も…。
儀式が始まり、ウンジョは祈願文を読む。それを取材するため、見習い記者が来る。
ヒョソンは、儀式のお餅を一緒に食べようとガンスクの所へ持って行く。ヒョソンを見ながら、ウンジョの「ヒョソンも同じなの。あの子もお母さんが自分を愛してくれなくていいって。自分が好きだからかまわないって。そんな父親がいる?あんな子がどこにいるの?」という言葉がよみがえってくるガンスク。しかし「つきまとわないで」と言うとガンスクは部屋を出て行ってしまう。
台所にいるガンスクの口に、ヒョソンはお餅をくわえさせてしまう。ただのお餅じゃなくて、成功を願う人みんなで分け合って食べなきゃいけないものだから、とヒョソンが言うと、くわえさせられたお餅を手にとりガンスクは投げ捨ててしまう。投げられたお餅をヒョソンは拾うと、そのまま自分の口へ。ガンスクが驚くと「お母さん、食べ物をそまつにしちゃダメじゃない」と食べてしまう。
ガンスクはヒョソンに食事の仕度をするように言い部屋へ。
青菜を茹ですぎてしまったヒョソン。お手伝いのおばあちゃんに茹で方を聞きに行く。その事で辞めさせたはずの2人がまだ働いているとガンスクは知ってしまう。辞めろと言ったのに、とガンスクが怒っていると、出て行くように言ったへジンまでまだいることに驚く。
止めようとしたヒョソンは、ガンスクに突き飛ばされ転んでしまう。その騒ぎにウンジョとギフンが駆けつけてくる。
ガンスクの手を引き、ガンスクの部屋まで連れて来たウンジョは「お母さん。私の味方よね?私達とジュンスの取り分はヒョソンの3倍半だって言ったわね?ヒョソンにそんなにあげるの?」と言う。ヒョソンはバカよ、上手くおだてりゃ遺産は全部もらえるわ、と。
「私がそんなバカに手を焼いて可愛がれって言ったと思う?お母さんのヒョソンへの態度やヒョソンのおじさんやおばあさんたちを家から追い出したこと、大おば様や親戚はみんな知ってるのよ。文句を言って来たら私たちの取り分がどんどん減っちゃうのが分からない?」と言い、デソン都家は私達の物じゃないと話す。親戚に借りたお金を返せずデソン都家の株を分けたと。そして従業員に冷たくしたら株を持ってる親戚がヒョソンの側につくと言う。
ヒョソンからはせびり取るものがたくさんある、と話すウンジョにガンスクはハッとする。
ウンジョうまーい。とりあえずの策としては成功よね。そう言われたらヒョソンに意地悪したり、従業員やお手伝いさんにもひどい事できなくなるもん。
泣くなと言うウンジョが、それでも意地を張らず優しい時もあるとヒョソンはギフンに話す。だけど、胸が苦しいと…。そして、お父さんにものすごく会いたいと言うヒョソン。ギフンはヒョソンに泣けないから苦しいんだと、泣くように言う。
「泣いていい?」と聞くと泣き出すヒョソン。ギフンもヒョソンの肩を抱き「ごめん。ごめんな」と言いながら涙を流す。
ジョンウが帰ってくる。
ウンジョの仕事を手伝いながら"パン"がウンジョの服につけられているのを見て嬉しくなるジョンウ。「金がいるなら言えよ」とジョンウが言うと「一体どれだけお金持ちなの」ウンジョが返す。するとポケットから白い封筒を取り出すジョンウ。そして「やるよ」と。
顔色が悪い、とウンジョの手を無理矢理引っ張り連れ出したジョンウは「メシを食ってからやれ」と言う。その手を振り払い「ふざけないで。辞めろって言ったでしょう」とウンジョは言う。ジョンウは「こっちのセリフだ。言っただろ、他のことはよくてもメシを食わないのは許さない。いくぞ」と言うと、ウンジョに食事させるため連れ出す。
ジョンウが連れてきた店に行くと、偶然ヒョソンとギフンも来ていた。
ヒョソンが気づき「お姉ちゃん」と言う。その声でウンジョを見たギフンは、ジョンウがウンジョの手首を掴んでいる事が気になる。4人は一緒に食事をすることに。
ウンジョとジョンウが仲良さそうにしているから、ギフンはすごく気になるみたい。ウンジョが2人の仲を聞くけど2人とも答えなくて…。
ウンジョとヒョソンが家に帰ってくると、ガンスクは笑顔で駆けつけ優しい言葉をかけてくる。あまりのガンスクの変わりように、ヒョソンは言葉が出ない。
同じ酵母を使った麹でも、瓶によって味が違ってしまう。その理由が分からないウンジョは悩む。
「三浦さんが契約書にサインをしないと言ってます」と報告されるギジョン。理由はホン酒家のマッコリより、もっと質の良い製品を選ぶというものたった。
コンテナを半分降ろし、日本市場に流通させたデソン都家。日本の若者の間でデソン都家の情報をインターネットで先に見つけるのが流行していると言う。他にもデソン都家のCMに出ていた処女の映像や、雑誌に載った長女の記事が広がっていると。
ギフンは三浦と交渉し、三浦も前向きに検討していた。
機械を借り、味を均一にする方法を見つけようと言うギフン。しかし、ウンジョは「また失敗したら」と言う。機械を借りた分、また借金が増えてしまう事がウンジョは心配だった。大丈夫、と言うギフンは、こうやって恩を返せるウンジョがうらやましいと言う。
きっと喜ぶ、おじさんも、と言うとギフンはまたウンジョの肩に手を。そしてデソンと同じように小さくポンポンとたたく。ウンジョはギフンを見つめ、ギフンもウンジョを見つめる。
しかしウンジョは「この手は…やめて」と言い、ギフンはそっと手を離すことに…。
機械をレンタルさせてくれるのも詐欺かもしれないと言うウンジョ。"詐欺"という自分の言葉に、誰がどうしてあんな事をしたのか調べようともしなかったとウンジョは気づく。そして、調べて何があっても捕まえてやる、と言う。慌ててギフンは自分が調べると必死で止める。
ギフンは「なんで俺がやるのか、いつか話から」って言ってたけど、必死で止めすぎてウンジョも何かあると思ったかも…。
研究室までウンジョを送り届けたギフンは「もしもこの前の輸出詐欺事件を、誰がどうしてやったのか分かったとしたら…その人をどうする?」と聞く。「ずっと憎み続ける。そいつを憎む力で、私は死ぬまで幸せ」とウンジョは答える。
ギフンが帰ろうと外に出ると、黒い車が目に入る。ギフンの父ホン会長の車だった。
ウンジョに会いに来たホン会長を止めたギフンに「私があの子に会って何が悪い」と笑う。「ウンジョに会って、どうするんです」とギフンが聞くと「お前がしでかしたことを話すつもりだ」とホン会長は答える。そうなれば私のした事も話す事になるが、別にいいと。
どうせ私は全部失うと言うホン会長は、ギジョンの母親が離婚訴訟を起こす気だ、慰謝料として私の株をやる事になる、つまりギジョンに渡るということだ、そしてホン酒家はギジョンのものになる、どうせ全て失うのなら罪を告白しようと思ってな、と話す。「やめて下さい」と頼むギフン。ホン会長はギフンを真っすぐ見ると「ウンジョという子に会ってほしくないなら、私につけ。価値が上がっているデソン都家を私に渡せ。私がホン酒家から追い出されずにすむ唯一の方法だ」と言う。それをギフンが断ると「なら仕方ない。ウンジョという子に会って話すしかないな」と言うホン会長。
ほんとひどすぎる。自分の子供を脅して言う事をきかせようとするなんて。ギフンが断ってくれて良かったけど…心配。
仕事場に戻り、ホン会長とのことを考えてるギフンにウンジョが近づく。ドキッとするギフンに「機械はいつから使えるの?借りてみるわ」と言うウンジョ。
できれば早く使いたいと言うと行こうとするウンジョをギフンは呼び止める。ウンジョが振り向き、顔を見たギフンは「いや、いいんだ」と目を伏せる。
ウンジョが家に帰ると、ガンスクの辞めさせたお手伝いが出迎える。驚くウンジョに「いきなりまた家に戻れと言ったんだよ、奥様が」と。そしておばさんも一緒だった。
ガンスクの部屋では、ガンスクと楽しそうにヒョソンがテレビを見ている。
効果があったにはあったけど…わざと眠そうにして、早く部屋から追い出したくて仕方ない感じのガンスクなのよね。以前の方がもっと上手くやっていたと思うのに、やっぱり本性見せちゃったから隠しきれないのかな?
ジュンスを寝かすと「チャン…何だっけ。チャン…チャン…あ、そうだ。チャン・テックンて人知ってる?」と言うヒョソン。その名前を聞いてドキリとしたガンスクは「知らない」とごまかし「何で?」と聞く。しかし知らないならいいと「さっき家の前で男の人が…」と途中まで言い、ヒョソンはテレビに夢中になってしまう。気になるガンスクはテレビを消し「男の人が何?」聞く。
「男の人が"ここはチャン・テックンさんの親戚のソン・ガンスクさんが住んでる家か"って」と答えるヒョソン。だけどお母さんには親戚はいないから、間違いだって言っといたと。
そう、親戚はいないとごまかし「もう寝なさい」と優しく言うガンスクに素直に「はい」と言ったヒョソンは、ガンスクを抱きしめ「お母さんにとって私は可愛くないって知ってる。それでも優しくしてくれて、ありがとう」と言う。
訪ねてきた男の人って誰だったんだろう…。
ギフンは酒蔵でマッコリを飲みながら"誰がとうしてやったのか分かったらどうする"と聞いたギフンに「一生生きていく力にはなる。そいつの顔を思い出すたびに力が溢れ出すと思う。そいつを憎む力で私は死ぬまで幸せ」と答えたウンジョを思い返す。
ギフンはホン会長に電話をかけ「あなたが話す前に俺が話して終わらせます。先に話せばあなただけ破滅だ。俺はすっきりして処分を待つだけでよくなる。父さんや兄さんにデソン都家に手出しさせないためにはそれしかない。お休みなさい、父さん。今からウンジョに会います。あなたはおしまいです」と言って電話を切る。
フラフラと歩きながらギフンはク家へ。門の扉を叩きギフンはウンジョの名前を何度も呼ぶ。
話して楽になる事だったらいいけど、話しても辛い。聞いたウンジョも苦しむと思うから切ない。
ーつづくー
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