スキップ・ビート ～華麗的挑戦～ 第16話

【出演】
最上キョーコ　役…イーハン・チェン
敦賀蓮　役…シウォン(SUPER JUNIOR)
不破尚　役…ドンヘ(SUPER JUNIOR)
琴南奏江　役…ビアンカ・バイ


役をつかめていないキョーコは困っていた。そんなキョーコに「心配してた通りね」と飯塚が言ってくる。キョーコのような素人に未緒を演じる資格はないと。間に監督が入りキョーコをかばってくれるが「そんな言い訳は結構よ!」と言う飯塚。キョーコは「未緒という役をちゃんととらえてるの?」と飯塚に言われ「もちろんです」と嘘をついてしまう。

未緒を演じたことがある飯塚は、未緒に関する質問に全て答えられたら、もう何も言わないと言い出す。そのかわり、答えられなければ降りてもらうと。勝手に決めないでほしいと監督が言うと、父親の演技指導の話を始める飯塚。聞いていた蓮が止めようとしても飯塚はやめてくれず、父親にコンプレックスがある監督はまた倒れそうに。それでも監督への攻撃は止らず、キョーコは「質問に答えます」と飯塚に言う。

答えられたら監督を尊重することを約束させたキョーコは、飯塚の質問に答えていく。台本に書いてある、性格や顔の傷の理由、未緒が嫌いな人を次々と答えていくキョーコ。しかし父親が弟一家を事故にみせかけて殺したため引きとった美月を、なぜ未緒が嫌っているのかを問われると答えることができない。

未緒が嫌う理由を「分りません…」と答えたキョーコ。飯塚は「約束通り役を降りてもらうわ」と言うが、蓮が未緒役を選び直す時間はなく、キョーコにチャンスを与えてほしいと説得。そしてキョーコが飯塚を満足させるだけの"未緒"を見つけることを蓮は保証する。
自分のために蓮が保証すると言ってくれ、驚くキョーコ。


敦賀蓮の主演するドラマにキョーコが出ることをテレビで放送していた会見で知る祥子。尚が撮影以来キョーコを意識していることに気づいている祥子は、尚が来ると慌ててテレビを消す。


未緒が美月を嫌う理由を蓮は知ってるが、キョーコには教えなかった。キョーコのためだと言う社。自分で捜して理解し、答えを出さなければ自分の力にはならないと。

未緒も美月も同じように孤独な境遇だった。しかし未緒より不幸なはずの美月は、未緒のように暗い子には育たず、明るく心根の優しい娘に育っていた。美月が残酷な運命にも決してくじけなかったから、嫉妬と羨望の気持ちから憎むようになったと感じるキョーコ。しかし、どうして美月をそんなに意識するのか、どうして負けず嫌いなのかが分らない。

考えているうちに、内向的な性格と負けず嫌いが矛盾していると思うキョーコ。内向的なら美月や嘉月にわだかまりをぶつけたりしないと。
キョーコは池に落ちていたボールを拾おうとして、水面に映った顔に傷のある自分に気づく。ボールを手に取ったキョーコは、私の未緒をつかんだと社に言うと、勢いよく駆けて行ってしまう。


キョーコが撮影現場からいなくなり、あきれる飯塚。しかし"未緒をつかんだ"と言ったキョーコは絶対帰ってくると蓮は言う。


3時間後。キョーコは今までとまったく違う雰囲気になり撮影現場に戻ってくる。
髪を短く切ったキョーコに、内向的な未緒は顔の傷を隠すために髪を伸ばしていたと怒る飯塚。そんな飯塚に返事もしないキョーコは、すでに役になりきっていた。

"彼女の未緒"を改めてテストするため、飯塚に母親として未緒に話しかけてほしいと言う蓮。外見を変えたくらいで飯塚は納得させる演技ができるわけがないと飯塚は思っていた。監督も仮にみんなが納得する演技ができてもオリジナルとは違いすぎると不安を見せる。それでも新しい未緒を見てから判断してほしいと蓮は言う。


母親として話しかける飯塚。キョーコはとても内向的とは思えない返事をしてくる。こんな未緒では視聴者に受け入れてもらえない、傷を隠すように監督から話すよう飯塚は言うが、キョーコの未緒はまだ続いていた。顔の傷を見せるのは、傷を作った姉に過ちを思い知らせるためのものだとみんなは分る。


キョーコの演技に驚いた監督は、最初はオリジナルと違いすぎると思ったが、キョーコの芝居で未緒の心の奥にある闇を見せつけられ、その怒りに気づいたと蓮に話す。あれこそ生きた感情だと。そして父とは違うと感じ、新たな演出法が思いついたと話す監督。キョーコの未緒を認めるのではなく、自分のほうが教えられたと言う。

目の前でカチンコを鳴らされ、キョーコは我に返る。役に入り込みすぎて、自分が未緒を演じていた時の記憶がないキョーコ。みんなに謝るキョーコに、監督はお礼を言いたいくらいだと言う。しかし、飯塚だけは納得ができなかった。そんな飯塚に当初の設定とは何もかも違うが、未緒の憎悪の表現はオリジナルよりも、より明確になったと言い「オリジナルを越えるには監督だけでなく役者の協力も必要です」とキッパリと言う監督。飯塚にもオリジナルを越える新しい母親を演じてほしいと。監督が変わったとキョーコも蓮も思う。


"DARK MOON"にキョーコが出演することを尚は気づいていなかった。このまま気づかないでほしいと思っていた祥子だったが、偶然「敦賀さんのドラマに出演すれば京子も一躍有名人になるわよ」という話し声を尚は聞いてしまう。


蓮はキョーコにコーンをあげた時の夢を見て目が覚める。「またあの時の…」と思う蓮。どうして何度も思いだすのか蓮自身にも理由が分らない。
キョーコと違い、自分がどんな嘉月を演じていいのか蓮はまだつかめていなかった。


キョーコの未緒は順調だった。そして飯塚もとうとうキョーコの未緒が自分の未緒を越えたと認め「敵わない」とキョーコに告げる。感服したと。キョーコはその言葉が嬉しくて涙を流す。


キョーコは蓮にちゃんと食事をしてもらおうと、買って来たスペアリブ弁当を社に渡す。蓮を気にかけるキョーコとキョーコの演技に一目置いている蓮とは似合いのカップルだと思う社。
徹夜でオリジナルの"月籠り"を見たことを社から聞いたキョーコは、自分は影響されそうで見てないと蓮に話す。「君は自分の未緒をつかんだじゃないか。見てもきっと影響は受けないさ」と返す蓮。キョーコは、どうしてDVDを見たのか蓮に聞くが、蓮は何も答えなかった。

オリジナルを越えられなければ、リメイクする意味がないとキョーコに話していた蓮。蓮には当然初代を越えるプランがあると思っていたキョーコは、今になってDVDを見たと知り「まさか…まだ自分の嘉月をつかめてないとか?」と思う。そんなはずないと自分の考えを否定するキョーコだったが、嘉月の感情変化が見えないと監督に言われる蓮を目にする。


嘉月の父親は事業に失敗し、知人の富豪に負債を作る。その富豪の弟の運転手をつとめ始めるが、その弟夫婦は一人娘の美月を残し事故死。嘉月の父親は、車に細工し、その謀略に加担していた。嘉月の父親は良心の呵責に耐えかね自首をするが、負債を理由に脅され、嘉月を残し死んでしまう。すべての真相を知った嘉月は、自分の素性を隠し、復讐を誓う。その復讐の相手こそ未緒の父親だった、というのが蓮の演じる役・嘉月の誰にも言えない秘密だった。


ーつづくー


撮影現場から飛び出したキョーコが、蓮に怒られる想像をするのが面白かったです(*≧ω≦*)
キョーコどんどん小さくなって、蓮は逆に大きくなっていくんだもん。

蓮、ドキドキしていなかった?キョーコに。
片思いでも自分の気持ちに気づいたら、きっとこの役、上手く演じられるよね!!

あと、このお芝居自体がすごく面白そう。
ドラマとして、本当に見たいくらい(*⌒―⌒*)

悪魔キョーコも可愛かったです♪



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