中国ドラマ「続・宮廷女官 若曦ー輪廻の恋ー」第34話 あらすじ

趙嵐は張暁捜しを司宇に頼む。父を心配し「何かあったら絶対に連絡してくれよ」と言って司宇は電話を切る。そこに司瀚が。
父さんの希望で張暁を捜しに行くと話す司宇。「張暁を捜す?」と驚いた司瀚は、父さんのためだけか聞く。司宇は他にもあると答える。

ふっと笑った司瀚は「兄弟、持ち回りで彼女の相手をしてきたが、ついにお前の番だな」と言う。どういう意味か司宇は聞くが、司瀚は答えない。「ところで馬伊諾は?」と司宇が言うと、昨日、去ったと返す司瀚。司宇は苦しんだのは分かるが恨んでばかりでは何にもならない、伊諾は兄さんをすごく好きみたいだ、殷正兄さんとは争わないでくれと話す。しかし司瀚は、明後日、自分の葬儀が行なわれるということを携帯で見せ「葬儀という場を借りて奴は周囲を取り込むつもりだ。こんな男を許せると思うか?」と言う。


企画宣伝部へ行った殷正は、私物のなくなっている張暁のデスクをじっと見つめる。そんな殷正に気づくジャック。企画宣伝部では会社のイメージ回復のために羽西化粧品の新CMを作るための会議をしていた。「"羽西令嬢シリーズ"は継続させ製品のイメージを植え付けましょう」とジャックは話す。振り返ってみれば復讐ばかりに夢中で大切なものを失っていた、例えば家族や愛する人への情、やり直すなら、まずは立ち止まり"一生の望み"は何か自分自身に問いたいと思う殷正。

殷正はテーマとして"一生の望み"を提案する。人というのは往々にして執念に燃えるあまり自分自身を見失うもの、だからCMを通して執着を捨て愛を追い求めろと伝えたいと。
黄棣に「この案件は君が担当だ」と言うと、殷正はその場を後にする。
張暁の席まで来た殷正は"気づいた時には君を失っていた。罪滅ぼしをしたいんだ、戻ってきてくれ"と思う。


会議室に向かった殷正は、康震天の腹心だった役員をたちには「残って力を貸してください」と頭を下げて頼み、汪鉄城1人を解雇する。


1人で殷正がコーヒーを飲んでいると劉東海が来る。「ポリシーを変えるつもりはない。会社と元会長のために残るのだ」と言う劉東海。「分かってます」と返した殷正は、司瀚の葬儀の日程は父が決めた、司瀚と交流の深いあなたと卓越に段取りを頼みたいと話す。


張暁の父・張沢江の元を訪ねた司宇は、父の頼みで来た事を伝え「父は昨夜、張暁の名を呼んだんです。奇跡かと思いました。母も張暁に罪滅ぼしをしたいと言っています」と話す。名前を呼んだだけで奇跡とはどういう意味か聞く沢江。司宇は震天が脳出血で倒れ、寝たきりで言葉も話せないと答える。でも、あなた方を心配していると。
「彼女の居場所は?」と言う司宇。


空港に司瀚を追いかけてきた伊諾は「私も行くわ」と言う。あなたと一緒に生きると。「奴への復讐を諦める気はない」と言う司瀚。伊諾は「私も諦めないわ。私なら、あなたを変えられる」と返す。「すっかり変わったよ。過去には戻れない」と言うと、司瀚は歩いて行ってしまう。しばらく司瀚を見ていた伊諾は追いかける。


殷正は何日も花瓶に入ったままだった木蘭の花を新しい木蘭の花に変える。
その頃、司瀚は四合院へ伊諾と戻ってきていた。


遺体のないまま司瀚の葬儀が行なわれる。その葬儀に来た卓越は、司瀚が死んだのになぜ誰も原因を追及しないと皆に聞こえる声で言う。これでは犬死にも同然だと。さらに「死に追いやった奴らに化けて出てやれ」と司瀚に向かって言う卓越。劉東海は「誘拐犯なら必ず罰を受ける」と落ち着かせようとするが「身代金を払わないから殺されたんだろ。こんな大企業が御曹司を見殺しにしたんだぞ、なぜ誘拐の情報が伏せられた。なぜもっと早く身代金を払わない。手をこまねいた奴らも同罪だ」と卓越は声を荒げる。そこに殷正が。

「よく来られたもんだな」と卓越は殷正に言う。「君と司瀚は古い仲だ。言いたいことがあれば、全部、吐き出せ」と言う殷正。司瀚は賢くで情に厚い、殺されなければあいつが後継者だった、と言い放つ卓越。殷正が「僕が後継者になるため見殺しにしたとでも?」と返すと、結婚式で写真を紛れ込ませたのは誰だ、と卓越は言う。

君たちは誤解している、とはいえ僕も責任を感じている、だから卓越には残って僕が司瀚を見習うよう奮い立たせてくれ、司瀚の名のチャリティー募金を設立し、毎年、震天グループの利益の一部を寄付するつもりだ、君さえよければ担当を任せると殷正は卓越に話す。「そんなことで俺が信用すると思うな」と卓越は言う。

殷正は卓越の遺影を見ながら「やっと分かった。家族の絆や友情、そして愛は何よりも大切だと。お前には僕と共に会社を率いてほしかった」と話しかける。そこに手を叩きながら司瀚が会場に入ってくる。無事に生きて帰ってきたことを喜ぶ趙嵐。卓越も司瀚に抱きつき喜ぶ。

殷正は司瀚の前までくると、無事で本当に良かったと言う。司瀚も笑顔になり抱き合う2人。「共に会社を支えよう」と殷正が言うと「さっきの言葉には感動した」と司瀚は返し、再び2人は抱き合う。そんな2人を見た参列者たちは拍手を送る。


嬉しそうに家に戻ってきた趙嵐は、司瀚を震天に会わせる。体も動かせず声も出せない震天は、喜びのあまり興奮し、趙嵐が慌てて薬を飲ます。
ベッドに寝かされ休む震天。震天は弱っていく一方ですぐに発作が起きることを趙嵐は司瀚に話す。泣きながら"殷正が父さんを追い詰めたんだな?俺は誓う。父さんの苦しみも俺の痛みも倍にして返してやると"と思う司瀚。そこに殷正が来た事を使用人が知らせに来る。

殷正が見舞いに来たこことを知り「そうね…」と考える趙嵐。しかし司瀚がわざと震天に「しっかりしてくれ。できることなら僕が代わってあげたい」と涙ながらに言いだし、その姿を見た趙嵐は「殷正なんて追い払って」と言う。そんな趙嵐に兄さんもつらいんだ責めないでくれ、とかばう司瀚。司瀚は心優しいと思わせ趙嵐を自分の味方につける。


「坊ちゃまにはお会いしたくないと」と使用人から聞かされる殷正。その様子を家の中から司瀚が窺っていた。使用人が家の中に戻ってくるのを見計らい、司瀚は外に出て来る。司瀚が帰ることを知り「お前を送ったことはなかった。家まで送るから乗ってくれ」と言う殷正。司瀚は"何が狙いだ"と思いながらも、お手並み拝見だと考えて車に乗る。

四合院の前で車を止めた殷正。2人は車から降り、司瀚はここは昔Z&Xの事務所だった、あの頃、兄さんは会社を買収しようと呼び出し「僕に勝ちたいだけだ」と言ったと殷正に話す。その時のことを謝り「今なら分かる。お前の夢は僕の仕事よりも大切だとな」と殷正は言う。2人きりでもまだ殷正が芝居をしていると思い、偽善者と感じる司瀚。司瀚は殷正を中へ入れる。

部屋に入ってきた殷正を見た伊諾は驚く。"私は藍蘭じゃない。馬伊諾よ。藍蘭は死に馬伊諾として生きてる"と自分に言い聞かせる伊諾。それでも伊諾は殷正から目を離せない。

殷正は張暁とのことを司瀚に話そうとする。しかし「その件なら知ってるよ。彼女とはもう終わった。祝福する」と言う司瀚。しかし平静を装いながらも、殷正から見えない左手は強く拳が握られていた。殷正は甘粛でもひどい目に遭ってたはず、僕が同じ立場なら簡単には許さない、ごまかすなと言う。「だが過去は変えられない。僕に出来るのは償いだけだ。父さんには最高の治療を受けさせ取締役会でも提案するつもりだ。お前をCEOとして迎える」と言う殷正。司瀚はその言葉も信じられず"ウソだ。奴は俺を探ってる"と思う。
殷正は伊諾の入れたコーヒーを一口飲むと帰って行く。

伊諾は殷正の言葉には誠意が感じられた、不安なら私が探ってもいいと司瀚に話す。しかし司瀚は伊諾が殷正に会いたいのは忘れられないから、何かを企んでいるからだと感じてしまう。「あなたが信じられるのは私だけよね」と伊諾は訴えるが「甘粛で痛感したんだ。永遠に変わらないものなんてない。張暁も俺を愛してると言いながら殷正とも通じてた」と言う司瀚。伊諾が憎しみを忘れて彼を許してあげてと話すと、この部屋から一歩も出るなと言い、司瀚は門に鎖をかけて行ってしまう。


伊諾がぼんやりと座っていると雪が降り出す。その雪をしばらく見ていた伊諾は、何かを決心したかのように立ち上がり、塀を越えて外へ。

スタジオにいた殷正に伊諾から電話がかかってくる。「話があるんです。司瀚のことで」と言う伊諾。殷正は会社のスタジオで待ってると返す。


伊諾がスタジオへ行くと、殷正は"再生"をテーマにしたシーンの説明をスタッフにしていた。その話を聞いた伊諾は、火傷し絶望した時、夜明けの光に引き戻された自分を重ねる。「執着を捨て過去から解放されれば、新しく生まれ変われる」と言う殷正。伊諾は"まるであの時の私の心情を語っているかのよう。彼にも分かるのね"と思い涙を流す。
殷正は伊諾が来ていたことに気づき「外で話そう」と言う。


ーつづくー


震天は体がだんだん弱ってきているのねΣ(￣ロ￣lll)
司瀚が戻ってきたら回復するかな?と期待していたけど…。
そんな震天を見て、ますます司瀚が殷正を恨んでしまったように思うヽ(＠ω＠；)ノ
趙嵐が殷正に冷たいのも悲しい"(ノ_・、)"

司瀚の場合いろいろなことがあったから仕方ないとも思うけど、"可哀想"の前にどうしても怖く感じちゃう(;´д｀)ノ
それに司瀚は伊諾の言葉も信じられなくなっているのね…。
伊諾だけが頼りだと思っていたけど、どうなってしまうの!?

今回も張暁がちらっとしか出て来なくて寂しい。
早く殷正の元に戻ってきてぇぇぇぇぇぇ(；△；)

伊諾はどんな話を殷正にするんだろう?
早く続きが見たいです!!!



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