景珍は刺繍を切り裂き、繍荘で自分の考えた図案などを焼く。嘉沅は"天下一"の称号も徐恨も手に入れ、兄さんも味方に付けてる、愛おしい方殿まで、と涙を流す景珍。しかし嘉沅に何もかも奪われ、許さないと思った景珍は、私が得られないなら嘉沅にも渡さないと考え始める。焼くべきは自分のものではなく憎い相手のものだと。
敬亭は白玉琴と景珍の飲ませていた薬によって全身の機能が低下し、病状が慢性化していた。医師は完治は望めないが、しっかり養生すれば数年は生きられると言う。動揺する白玉琴に、これも定めだと言う敬亭。
白玉琴に粥を作りに行かせている間に敬亭は吐血してしまう。正直に私に残された時間を教えてほしいと敬亭が医師に頼むと、心残りがあるなら思いを遂げられたほうがいいと医師は言う。
徐恨は苗玉鳳にある場所へ連れていかれる。そこに待っていたのは敬亭だった。会う気はないと帰ろうとする徐恨。しかし苗玉鳳が、お母様は杭殿を愛していた、父子を会わせるため蘇州へ行こうとした、杭殿はあなたを思うあまり病で命を縮め二度と会えないかもしれない、父子として対面を果たせばお母様もうかばれる、と説得。徐恨の名を呼び、会いたかったと歩いてくる敬亭を見ながら、敬亭が長くは生きられないということも苗玉鳳は伝える。
徐恨が生きていたことを喜び、自分が父親だと名乗る敬亭。雲南でお前の母親と…と敬亭が話そうとすると「そのことは知ってる」と徐恨は言う。
徐恨が蘇州に来たのは、嘉沅と念粗を連れていくためだと悟っている敬亭は、嘉沅は方殿に嫁いでしまったが、全財産を積んででも役所に陳情して子を取り戻すと話す。だから蘇州に残ってくれと。しかし「嘉沅から子供を引き離したら許さない」と徐恨は言う。お前の子供は私の孫でもあるんだぞ、と言う敬亭に、徐恨は「あなたに関係ない。失礼する」と言うと背を向けて歩き出す。
徐恨に向かい「また私に会いに蘇州に戻ってきてくれるか?」と言うと敬亭は咳き込みだす。振り返った徐恨は「父さん」と呼び「私を父さんと呼んでくれるのか?」と敬亭は言う。「これが最初で最後だ」と言う徐恨。そして「体をお大事に」と言うと、徐恨はその場を去って行く。"息子よ。死ぬ前にお前から父と呼んでもらえた。お前に私と同じ思いはさせない。待っていろ。嘉沅に土下座してでも、命を投げうってでも、必ず子供を取り戻してやるよ"と思う敬亭。
繍荘で景珍の燃やした図案を見た白玉琴は、この数年杭家の繍荘を懸命に支えてきてくれた孝行娘のために、もう少し時間をあげ、気に入る相手を捜してやってほしいと敬亭に頼む。しかし敬亭は方殿以外の男を好きになるわけがない、お前も同じで私との結婚を切望しただろと言う。「そうね。好かれてもいないと知りながら、無理やり杭家に嫁いできた」と目を伏せる白玉琴。敬亭は白玉琴の手を取り「好きでもない人を両親の反対を押し切ってまで嫁に迎えるわけがないだろう」と言う。私はお前の理想を裏切ったかもしれない、だが私にとってお前は最愛の人だと。白玉琴は涙を流し「外で何をしても構わない。この家に戻り、その言葉をくれた。他に何も望まないわ」と言う。白玉琴を抱き締め「我が子孫の幸せのためなら杭家の繍荘を手放し、命を投げ出すことになっても私は構わない。それを忘れないでくれ」と言う敬亭。
寧王が蘇州を発つ前に刺繍の見本を仕上げたい嘉沅は忙しかった。そんな中、間違った図案で職人が刺繍をしていたことが分かり、嘉沅は徹夜をすることになる。
敬亭が嘉沅に会いに来る。急ぎの仕事に追われ、いつ戻るか分からないと敬亭に伝える天羽。仕方なく敬亭は天羽に相談する事にする。
貴殿も嘉沅も若いのだから、自分たちの子供を授かる日が来る、念粗を徐恨の元に戻し雲南に帰してほしい、と天羽に頼む敬亭。そのためなら杭家の繍荘を引き換えにしてもいと。しかし天羽は嘉沅の幸せと引き換えには出来ない、たとえ"天記"の繍荘を捨てても嘉沅を守る、と断わる。
白玉琴は遅い時間に景珍が出かけて行くのを見かけ追いかける。
景珍は子猫を使い嘉沅を繍荘の外へ誘き出す。その隙に繍荘に入り、油をまく景珍。景珍がロウソクの火で放火しようとした時、駆けて来た白玉琴が止めようとする。しかし「縫うことがかなわないなら、焼き尽くすまでよ」と言って白玉琴を振り払うと、景珍はロウソクを投げてしまう。勢いよく繍荘が燃え始める。白玉琴は火を消そうとするが、景珍はそんな白玉琴の手を引いて繍荘から出て行く。「上納品を焼いたと知れたら命がないわ」と白玉琴が言っても景珍は聞こうとしない。そして逃げて行く景珍を、訪ねて来た敬亭が見てしまう。
敬亭はすぐに繍荘が燃えていることに気づく。嘉沅が中にいると思い、嘉沅の名を呼びながら繍荘に入っていく敬亭。しかし敬亭は煙で咳き込み座り込んでしまう。
ようやく繍荘が家事だと気づき、驚く嘉沅。急いで繍荘に向かった嘉沅は、中にいる敬亭を見つけ外へ連れ出そうとする。しかし燃えた梁が落ちて来て、嘉沅をかばった敬亭が逃げられなくなってしまう。
寝ていた徐恨は、父さん、嘉沅と名を呼びながら、飛び起きる。胸騒ぎを感じていると、外が騒がしいことに気づく徐恨。外に出た徐恨は、方家の繍荘が家事で第二夫人がまだ中にいると聞き、急いで方家に向かう。追いかける苗玉鳳。
助けだされた嘉沅は、すべて焼けてなくなったと天羽に話す。天羽は生きてさえいればやり直せる、と言って嘉沅を抱き締める。駆けつけた徐恨はそんな2人を見てつらい気持ちに。
しばらくして敬亭が運び出されてくるが、すでに敬亭は亡くなっていた。信じられない気持ちでいっぱいの徐恨は、敬亭の横にひざまずき「父さん」と呼ぶ。
天羽は亡くなった敬亭を杭家に運ぶ。景風たちは敬亭だと確認し、白玉琴は倒れてしまう。
翌日。目の覚めた白玉琴は、改めて敬亭の死という現実を突きつけられ嘆き悲しむ。さらに追い打ちをかけるように、競技会に負けたことで逆恨みし、敬亭が方家を焼き払おうとしたという噂があることを知る。事実を知っている白玉琴は、敬亭の無実を私が証明すると言うが、景風が席を外している間に「兄さんに話せば嘉沅に伝わる。嘉沅と方殿が私を許すと思う?私を死に追いやる気?あの時、一緒にいた母さんも私と同罪よ」と景珍から言われてしまう。景珍の頬を叩き「人間じゃない」と叫ぶ白玉琴。
汚名を着せたまま敬亭の人生を終わらせられないと、白玉琴はやはり景風に話そうとする。そんな白玉琴に「真実を話せば寧王の裁きを受け、九族皆殺しになるわ」と言う景珍。その言葉で白玉琴は"我が子孫の幸せのためなら杭家の繍荘を手放し、命を投げ出すことになっても構わない"と言っていた敬亭の言葉を思い出す。「なぜ、こんなことに?」と涙を流す白玉琴。景珍はそんな白玉琴に、身代わりを立てて罪を着せると言う。
ーつづくー
とうとう景珍が父親を殺してしまいました…。
直接ではないけど、殺したも同然だよね(o´д`o)=3
もともと白玉琴と一緒に飲ませていた薬で寿命も縮めていたし。
それなのに、あまり景珍は罪を感じていないみたい(0д0∥)
そして景珍が最後に怖い事を言ってたけど…。
誰に罪を着せるつもり!?
やっぱり憎い嘉沅なの!?
いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁヽ(@ω@;)ノ
全然、お話とは関係ないけど、嘉沅の着ていた黄緑の衣装。
嘉沅に似合っているような気がする(*´ー`*)
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懺悔はしていましたが…
孫を取り返すとか…何かう~ん???って感じでした。
嘉沅を守ってくれたのは良かったけれど
景珍はもう最悪ですよね( *`ω´)
まだ何か企んでる~
嘉沅に罪をーーーーーーーそんな~最悪です。
景珍がここまで悪だったとは考えてもいなかったです。
うささん、嘉沅の洋服綺麗で似合っていますね~
後半の嘉沅髪型も似合って、良い女性です。