「愛と良心の狭間」
ウェイウェイから「ウソよ。ツァオ・チョンに聞いた」と言われ、イードゥは「取締役会で俺たちのことがバレたんだ。でも、もう解決した。心配ない」とウェイウェイに嘘をつく。
レオは筆でティファニーの顔に落書きを。ティファニーに鏡で自分の顔を見させたレオは「分かったか?」と言う。ティファニーが「何を?」と返すと「自分の作品が壊される気分だよ。どんな理由があろうと、汚い手を使っちゃいけない。他人の作品を尊重できず、デザイナーって言えるか?」と言うレオ。
ウェイウェイはシャオに腕輪を返し「イードゥを愛してるって分かったの。婚約を取り消して」と話す。シャオは「違う、君は惑わされているだけだ。奴の正体を知ったら後悔する。婚約解消だけは考え直してくれ。俺なら待つ」と言う。「理由は他にもある。私にとってあなたは友達なの。男女の愛はない。あなたや、おじ様をだましたくないのよ。昔のように親友に戻りましょう」と言うウェイウェイ。シャオは「無理だ。ただの友達なんて」と言うが、ウェイウェイは「許して」と言うと、その場を後にする。
ウェイウェイが来ると、スー・フェイはすぐにテレビを消し、ジェニーたちの様子もおかしい。「どうしたの?」と聞くウェイウェイ。皆はそろってごまかそうとするが「隠しても無駄よ」と言って、ウェイウェイはスー・フェイが持っていたリモコンを取りテレビをつける。テレビではライバル同士の極秘交際が発覚したと、ウェイウェイとイードゥの親密な写真が映し出されていた。
その頃、報道を知ったルイチャンは倒れてしまう。
ウェイウェイにイードゥから「マスコミの取材は一切受けず、コメントはするな。あとで会いにいく」という電話がかかってくる。その電話を切ったウェイウェイに「本当に付き合ってるんですか?」と聞くスー・フェイ。「そんなわけないでしょ」と言ったジェニーとスー・フェイが言い合いになり、ウェイウェイは何も言うことができず、その場を離れる。
急いでいるシャオを呼び止め「写真のことは、私も今、初めて知って…」と言うウェイウェイ。シャオが「話はあとだ。親父が入院を」と言い、ウェイウェイも一緒に行くことにする。しかし車に乗ったウェイウェイたちはマスコミに囲まれてしまう。
DUでも、社長が略奪愛なんて驚いた、玲瓏を潰すための色仕掛けなのよ、など社員たちの噂が飛び交っていた。そこに来たティファニーは「やめなさい。噂する暇があったら仕事して」と叱りつける。
取締役が集まり、イードゥはウェイウェイか会社かを選ぶよう迫られる。「答えは同じ。私生活のことで、会社に損失を与えはしない。別れる気はない」と言うイードゥ。役員の1人が「そこまで強く出るなら、こちらにも考えがある。交際には断固、反対だ。取締役会の開催と社長解任を求める。取締役の総意で社長の去就を決めたい」と言い出し「異存はない。ツァオ・チョン、手配しろ」と言ったイードゥは部屋を出て行く。
会議室の外で聞き耳を立てていたティファニーとイードゥは顔を合わせる。
社長室。ティファニーは「私を会社に戻して。こんな一大事だもの、私なら何かと力になれるわ。玲瓏のショーのことは、つい出来心で妨害してしまったわ。心から反省している。二度とあんなことはしない。だから会社に戻して」と話す。一緒にいたツァオ・チョンも「彼女を許してやってください。今は1人でも味方が多いほうがいい」と言う。ティファニーを見ながらうなずき「ティファニー、ツァオ・チョン、君たち2人はDUがここまで成長する過程をずっと見守ってきた。会社に対する思いは格別だろう。結果がどうなろうと、DUと俺たちの事業を守り続けてほしい」と言うイードゥ。
急いで病院に向かったシャオとウェイウェイは、ルイチャンが予断を許さない容体で、絶対、安静にしなくてはいけないと知る。
ウェイウェイの顔を見たルイチャンは「何しに来た。顔も見たくない、帰れ」と言う。シャオは落ち着かせようとするが「恩を仇で返す気か?私たちが、どれだけ目をかけてきたと思う?」とルイチャンの怒りは収まらない。安静が必要なルイチャンのため、シャオはウェイウェイに「君は戻ってくれ、俺から説明する」と言う。
病院を出たウェイウェイはティファニーからの電話で呼び出される。
「何か用?」とウェイウェイが聞き「知らせておきたくてね。イードゥはあなたのせいで、取締役会で解任を求められるかもしれない」と言うティファニー。驚いたウェイウェイが「大丈夫だって彼は言ってたわ」と言うと、ティファニーは「あなたって本当に身勝手な人ね。彼が長年、築いたものを失ってもいいの?本気で彼を想うなら、彼のためにも身を引くべきよ。あなたたちは結ばれてはいけないの。未来はないわ」と話し、行ってしまう。
夜。イードゥは帰ってきたウェイウェイを散歩に誘う。暗い顔をしているウェイウェイに「心配ない。数日もすれば、騒ぎも収まるはずだ。落ち着いたら、長期休暇を取ってパリへ行こう」と言うイードゥ。ウェイウェイが「社長なのに長く休めるの?」と聞くと、イードゥは「当然だろ。誰が社長に反対するんだ」と答える。「ウソつき。私のために、会社を手放すんでしょ」と言うウェイウェイ。イードゥは「隠すつもりはなかった。DUを離れても別の仕事をするさ。ずっと突っ走ってきたから、これを機にゆっくり休みたい」と話す。
ウェイウェイは泣きながら「私って疫病神みたい。あなたやフォ・シャオ、フォ会長にも迷惑を」と言う。ウェイウェイを抱きしめ「考えなくていい。それよりパリ行きの計画を立てよう。ある伝説があって、日没前にサクレ・クール寺院でキスをした恋人は永遠に別れない。俺たちも試してみないか?」と言うイードゥ。
DU。帰るチュウを呼び止めたティファニーは「今、社長は冷静ではないんです。どうか解任するのは、やめてください」と頼む。チュウは「私はずっと社長を支持してきた。ただ私の一存で決めることはできない」と言う。ティファニーが何か方法がないか聞くと「ここだけの話、大多数は穏便な解決を望み事態の収束を願っている。だから取締役会の前に頼み込めば社長も解任されずに済むはずだ」と言うチュウ。ティファニーは「取締役の名簿はありますか?」と言う。
万年カレンダーを見ながら「吉日だ、この日がいい」とシャオに言うルイチャン。そこにウェイウェイが来る。不機嫌そうな顔をするルイチャンに「フォ・シャオから病院食が慣れないと聞き、お粥を作ってきました」と言うウェイウェイ。ウェイウェイが器によそったお粥を受け取り、シャオは「父さん、食べてみてくれ」とルイチャンに渡す。ルイチャンがそのお粥を一口食べ「食べたな?もう怒ってないってことだろ?」と言うシャオ。ルイチャンは「早く結婚すれば怒りはしない。来月の8日は吉日だ。この日に式を」と言う。
シャオが「待ってくれ。そんなに急がなくてもいいだろ」と言い、ルイチャンと言い合いになりかかる。そんなルイチャンが胸を押さえ、急いでナースコールをするウェイウェイ。医者が来ると、ウェイウェイとシャオは病室から出されてしまう。
しばらくして出てきた医者は、具合を聞くシャオに「困りますね、何かあったらどうするんです。今度、興奮させれば、命に関わりますよ」と言う。今後、気をつけて、と。
トレーニングをしているイードゥに「悠長だな。トレーニングしている場合か?」と言うモー・ファン。イードゥは「決心したんだ、もう迷わない」と話す。モー・ファンは「女のためにDUを捨てるつもりか?」と聞く。「自分にとって何が一番大切か、やっと分かった。俺はウェイウェイと生きていきたい」と言うイードゥ。モー・ファンが「もう決めたのなら、兄として応援する」と言い、2人は抱きしめ合う。しかしモー・ファンの顔に笑顔はない。
シャオはベッドに横たわるルイチャンの手を取り「父さん、死なないでくれ。母さんも亡くなった。父さんまで失いたくない」と言う。そんなシャオを見て涙を流すウェイウェイ。
病院を後にしたウェイウェイは、自分のオフィスへ行き、デスクの引き出しに入れたUSBを取り出す。パリでの挙式の動画を見るウェイウェイ。そこにイードゥから電話が。
外で待っていたウェイウェイの元にイードゥが来る。雪が舞い始め「雪の日が好きだったわ。目が覚めたら、外は白銀の世界で神聖な感じがした。でも、太陽が昇ると雪は少しずつ解けて、本来の色がまた現れるのよ。これが現実だと言わんばかりに、一瞬で消えてしまう」と言うウェイウェイ。イードゥが「どうしたんだ?」と聞くと、ウェイウェイは「私たち、別れましょ」とウェイウェイは言う。記憶を失った時、私の世界には雪が降った、あなたへの愛は一瞬で消える美しい光景と同じ、そして今、雪は解け始めてる、フォ・シャオは毎日苦しんでいるし、フォ会長も倒れた、それが現実の世界なの、と。
「みんなを苦しませて、見て見ぬふりはできない。自分だけ幸せになれないの」とウェイウェイが話し、イードゥは「つまり他の男と自分の良心のため、愛を踏みにじり、俺を傷つけるのか?」と言う。「幸いあなたは私と付き合って短いわ。でもフォ・シャオは違う。私を7年も愛してたの。昔の私も彼を愛してた。彼が一番、愛する2人を失わせてしまうのは、あまりに残酷だわ。昔のことは何も覚えてないけど、ゼロにはできない。過去に責任を持たないと。私を忘れて」と言うウェイウェイ。
イードゥは「別れるというなら、永遠に許さない。それでもフォ・シャオを選ぶのか?」と聞く。涙を流しながらウェイウェイがうなずき「そうか、分かった。好きにしろ」と言うと、手に持っていたものを破き捨て、イードゥは去っていく。それはパリ行きのチケットだった。拾ったウェイウェイは涙が止まらない。
雪が降る中、ベランダでお酒を飲んでいたイードゥ。訪ねて来たティファニーが「いい知らせよ。モー・ファンの説得で、ほとんどの取締役は解任を求めないそうよ」と話ながらイードゥの元まで歩いて来る。そして、お酒を飲むのを止めさせ、部屋に入れようと椅子からイードゥを立たせるティファニー。イードゥはティファニーを抱きしめ「離れないでくれ」と言う。ティファニーが「もちろんよ」と笑顔で言うと「そばにいてくれ、他には何も望まない。頼むウェイウェイ」と泣きながら言うイードゥ。ティファニーの顔から笑顔が消える。
イードゥは記者会見し「スクープされた恋愛に関して2点表明します。1つ、写真は合成などではなく、写っているのは僕です。2つ、写真の女性はリーさんではありません。彼女はファッションモデルで、リーさんに若干、似ています。以前は交際していましたが、すでに別れました。あの写真はデート中を盗撮されたのです」と話す。
ルイチャンが退院する。病院の前で、挙式の日取りをマスコミに伝えてくれ、と秘書に言うルイチャン。ウェイウェイとシャオがルイチャンから離れると、医者が「早く事実をお伝えしては?心配させますよ」と言う。しかしルイチャンは「私に考えがあるのだ。今回の協力には感謝する」と話す。
イードゥは屋上に呼んだモー・ファンに「マスコミにリークした奴を突き止めたい」と話す。「終わったことだろ、なぜ調査する」と言うモー・ファン。イードゥは「終わってない。DUと玲瓏に起こった一連の事件を考えれば明白だ。誰かが俺たちをハメようとしている」と言う。モー・ファンは、疑念を抱きすぎると神経がすり減ってしまうぞ、と言うが「疑念かどうかは調べれば分かる」と言うイードゥ。モー・ファンは「大丈夫だ、俺に任せろ」と言う。
シャオは「いいのか?親父が倒れたからって、無理することはない」とウェイウェイに話す。ウェイウェイはソファーに座ると「もう決めたの」と言う。以前の私は結婚を望んだのよ、その選択を信じる、やり直しましょう、と。喜んだシャオは、ウェイウェイを抱きしめ「必ず幸せにする」と言う。
ティファニーの前でバイクを止めたレオは「なぜ俺の電話に出ない?」と聞く。ティファニーが「出たくないからよ。私にまとわりかないで」と答え「あの2人が別れたからって、自分にチャンスがあると?見込みなしだね」と言うレオ。ティファニーが「関係ないでしょ?どのみち、あなたに興味はない」と言って歩き出し、バイクから降りたレオが追いかける。
腕をつかんで止めると、レオはティファニーを自分に引き寄せる。「やめて、放しなさい」と言っていたティファニーは、レオが顔を近づけると目を閉じる。寸前でキスをしないレオ。目を開けたティファニーに、レオは「これでも興味がないの?」と言う。自分を偽るのはやめろ、と。
ウェイウェイは荷物を持って部屋を出る。ちょうどエレベーターで降りてきたティファニーと会ってしまうウェイウェイ。エレベーターに乗ろうとするウェイウェイに、ティファニーは「ひと言、言っておくわ。他の男と結婚するなら、イードゥのことは忘れて。彼のことなら、私が守ってみせるわ」と言う。
ベランダにいたイードゥは、荷物を持って行ってしまうウェイウェイを見る。
張り合わせたチケットを見つめるウェイウェイに、レオは「訳、分かんないよ。好きなのに、なぜ別れる必要がある」と言う。「イードゥは会社を捨てずに済むし、フォ・シャオも父親を失わなくて済むわ」と答えるウェイウェイ。レオは「でも姉さんはいいの?」と聞く。ウェイウェイは「大丈夫よ、立ち直れるわ」と返事をして行ってしまう。
シャオは今回のことには裏があると考え、ルイチャンからワン秘書を借りて調べることにする。
ーつづくー
ティファニーの顔に落書きが(≧∇≦)ノ彡
落書きには笑ったけど、レオはいいこと言ってた!!
ルイチャンの病気はウソということ!?(✽ ゚д゚ ✽)
最初に倒れたのも芝居?
そこは本当?
息子に好きな人と結婚してほしいという気持ちはわかるけど、そうすることでシャオは本当に幸せになれるのかな?
ウェイウェイの気持ちはすごく分かる。
イードゥと別れることがいいことかはわからないけど、そうせざるを得ない気持ち(;△;)
でも、これでは切なすぎるよぉぉぉ(;д;)
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あんな形で公表されるなんて。
亦度イードゥはこれまで薇薇ウェイウェイが記憶の断片を思い出したときに
きちんと話していなかったことで、誤解が・・・
違うといってもあのタイミングでは遅すぎて。。。
亦度にはあまりにも大きな衝撃でした。
永遠に許さないと言いながら、
業務への影響も考え、記者会見などもきれいに収めて。
心の動揺は収まることがなく
亦度も驍シャオも今回の件を探ることにするとは
本当にどちらも冷静ですよね。
薇薇は何をつかむべきであったか、
このタイミングであのような結果を出してよかったのか、考えさせられます。
別れの前に、二人が川辺で会い、薇薇が亦度に励まされた時のBGMだった
Yes, I doの歌詞のように
時を待つという選択肢もあったのような気がしてならないです。
つっこみどころとしては、薇薇はオムライス以外にもお粥も作れる
お料理上手wだったらしい。。。別のドラマのお手伝いさんのような。。。
曹鐘ツァオ・チョンは蘇菲スー・フェイとの喧嘩を楽しみながら、
亦度の人間らしさ、温かみをよく理解した発言をしていました。
この場面で、亦度の温かさはあまり知られていないことが垣間見えましたが、
知る人は知り、信頼関係が築けているのがとてもいいと思いました!
シャオは喜んでいたけど、本当にそれでいいのかなぁ?
ウェイウェイが荷物をまとめて出ていく時に、大きなクマが引きずられてるようで面白かったです。
切ないシーンなのに(^^ゞ
あと全身ピンクの服装がロイヤルファッションみたいだった(≧▽≦)
ウェイウェイの記憶は戻らないのかなぁ?
過去を思い出したら気持ちもまた変わりそうですよね。