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中国ドラマ「花散る宮廷の女たち~愛と裏切りの生涯~」第24話 あらすじ

2020年02月20日 13時17分37秒 | 花散る宮廷の女たち~愛と裏切りの生涯~(中)

年姝媛(ねんしゅえん)…李莎旻子(レオ・リ)
皇太子・胤礽(いんじょう)…廖彦龍(リャオ・イェンロン)
胤禛(いんしん)…鄭暁東(チェン・シャオドン)
康熙帝(こうきてい)…趙濱(チャオ・ビン)



「康熙帝が愛した人」


康熙帝は異民族から朝貢された酒を瑶君に飲ませる。酒に弱い瑶君が咳き込み、康熙帝は瑶君の口元を指で拭う。急いで「失礼しました。私に罰を」と言う瑶君。康熙帝はこれ以上は飲めないと言う瑶君に、もう1杯飲ませる。
「そなたを呼んだ理由を?」と康熙帝が聞く。瑶君が「分かりません」と答え「長い間、考えておったのだ」と言う康熙帝。しかし瑶君は頭が痛くなってしまい、それ以上の話はできない。康熙帝は「梁九功を呼ぼう。少し休んだほうがよい」と言う。「はい」と言って立った瑶君がふらつき、康熙帝が抱きとめる。


「瑶君、いるの?」と言いながら御花園へ向かおうとする年姝媛。通路の途中にいた梁九功に「こんな夜更けに何のご用で?」と聞かれ、年姝媛は「瑶君を捜しに」と答える。梁九功は「陛下は月を愛でながらお酒に興じておられます。お通しするわけには参りませぬ」と話す。
梁九功が瑶君を捜している理由を尋ねる。年姝媛は「瑶君は昼間は皇宮の礼儀作法を学んでいます。夜は詩を詠むために私と月を愛でるよう八貝勒のお申しつけですが、何か問題でも?」と言う。瑶君は八貝勒の正室となられるお方です、このことは陛下もご存じですよね、と。

「一国の君主ですからご存じのことかと思いますが、今日はお引き取りを。何分、夜も更けております」と言う梁九功。年姝媛は「将来の第八皇子夫人と夜更けにお酒を飲むのはよいと?このことが知れ渡れば、恐らく梁殿も罪に問われるでしょう」と引き下がらない。取り次いでもらえるまで動かないと年姝媛が言い、梁九功は康熙帝の元へ行く。


梁九功が「年姝媛がお目にかかりたいと」と康熙帝に伝える。康熙帝は「会わぬ」と言うが「そういえば姝媛様と月を見る約束をしていました」と話す瑶君。康熙帝は仕方なく行かせる。


康熙帝は赫舎里の姿絵を見ながら涙を流す。そこに胤礽が来る。胤礽が「なぜ悲しんでおられるのです?」と尋ねる。「今朝、思い立ってな。お前の母親の絵姿を見ていた。とても懐かしい」と言う康熙帝。康熙帝は胤礽に「お前の母だ」と言いながら姿絵を見せる。お前を産んですぐにこの世を去った、この世でお前の母の姿を描いた絵はこれしか残っていない、と。さらに康熙帝は「お前の母は朕がこの生涯で最も愛する女子だ。お前の母を失ってから朕はどれほどの悲しみに耐えてきたことか。この絵姿を見せなかった朕を恨まないでくれ」と話す。

「私にはよく分かります。父上がどれだけ深く母上を思っていたかが。私を悲しませないためですね。あの世へ旅立ってしまった母上の姿を私に見せなかったのは」と泣きながら言う胤礽。康熙帝は「人はただ1人だけを想い続けてはならない。さもなくば離れ離れになった時、いつまでも深い悲しみの中であがき続けることになるのだ。お前は朕の息子だ。皇家の者ならば、なおさら1人に夢中になるな。世継ぎとしての務めを果たさなければならぬ」と言う。「ですが…」と言いかける胤礽に「それはお前にやる。朕は年を取った。その絵を見るのがつらい。お前に譲るから大事にするのだぞ」と康熙帝は話し、行ってしまう。


毓慶宮。胤礽が母の姿絵を小林子に見せていると年姝媛が来る。その姿絵を見た年姝媛は、瑶君に似ていると言う。


胤禩は康熙帝に、瑶君との婚姻をどうして延期したのか尋ねる。「瑶君は皇宮のしきたりを、もう少し学ぶ必要がある。ゆえに先に延ばしたのだ」と返す康熙帝。胤禩は「あとでも学べます。私の婚儀は皇家の大事では?」と言う。康熙帝が「朕に意見でも?」と言って胤禩を見る。「いいえ。瑶君が過ちを犯し、父上のご不興を買ったかと案じたのです」と言う胤禩。康熙帝は「しきたりも知らなければ、一緒になってもお前を支えられぬ」と言う。胤禩が何か言おうとするが、さえぎった康熙帝は下がらせる。


胤禛と胤祉に「八貝勒の婚姻のことで話が」と言う年姝媛。胤礽が絵姿を2人に見せていると胤禩が来る。「これは瑶君では?」と聞く胤禩。胤礽は「いや、私の母上だ」と言う。年姝媛は「恐らく瑶君は孝誠仁皇后と容姿が似ているのでしょう。だから陛下は瑶君に孝誠仁皇后を重ねて見ているのです。それが婚姻に影響を」と話す。胤禩が「どうすれば?」と聞く。胤祉から考えを聞かれた胤礽は「父上に嘆願するのだ」と答える。

「女子を奪うことには反対だが、父上を納得させるのも難しい」と言う胤禛。年姝媛が「瑶君が孝誠仁皇后のふん装をして、2人の仲を邪魔せぬよう陛下に進言するのです。他に方法もないですし、覚悟を決めて臨むしかないかと」と話す。胤禛は父上に知られたら深刻な事態になると心配するが、皆の心が1つにまとまっていると分かり「ならば私は父上のそばから付き人を遠ざけておく」と言う。


胤礽が康熙帝に「宮中で戯曲を催したいのです。父上もご鑑賞を」と誘う。梁九功にも説得され、久しく戯曲を目にしていなかった康熙帝は「朕も鑑賞しよう」と言う。


年姝媛は1人で酒を飲んでいた康熙帝のいる部屋に煙を充満させる。康熙帝は梁九功を何度も呼ぶが、梁九功は来ない。そんな中、孝誠仁皇后にふん装した瑶君が現れる。「20年ぶりですね。お変わりありませんか?」と言う瑶君。康熙帝は驚きながらも「朕も胤礽も無事に暮らしておる。この20年間、朕はいつもそなたを想っていた。赫舎里」と言う。瑶君は髪に挿していた髪飾りを取ると「陛下、これが何か分かりますか」と尋ねる。「変わらぬ愛の証として、そなたに贈った品だ」と言う康熙帝。

瑶君は「今は他人の手に」と言う。康熙帝が「何を言うのだ」と言うと「他の者に贈られたのでは?」と聞く瑶君。康熙帝は「そなただと思い込んだのだ」と話す。瑶君は「でも私とは別人です。私だけを愛すると言ったのに、愛の証を他の者に贈るとは」と言う。「違うのだ。どうかしていた。一時の気の迷いだ。赫舎里、朕が愛しているのは、そなた1人だけ。信じてくれ」と言う康熙帝。瑶君は「あの娘と第八皇子は当時の私たちのように一生の愛を誓い合っています。なぜ邪魔をなさるの」と言う。

康熙帝は「朕はそなたが恋しかったのだ」と話す。瑶君が「私の一番好きな牡丹亭の台詞を?」と聞く。康熙帝は「“情は 何処より起こる 一往に深く 生ける者 死を恐れず 死しても心に蘇る 生ける者 死ぬべからず 死して蘇ることなし 皆に畳の至りに あらざるなり”」とつらそうに答える。「私は死にましたが、息子は私の分身です。これ以上、私のために苦しめないでください」と言う瑶君。

康熙帝は「そなたが生き返ってくれたら、朕は二度と後宮へは行かぬ。これが夢であるならば、ずっと醒めないでほしい」と言う。瑶君は「もう行きます。母親を失ったあの子をかわいがってやってください。約束してくださいますか?第八皇子の婚姻を邪魔しないと」と頼み、ゆっくり部屋を出て行く。「行ってはならぬ。約束する。第八皇子と瑶君の婚姻の邪魔はしない。だから、ずっと朕のそばにいてくれ」と泣きながら叫ぶ康熙帝。

康熙帝の約束を聞いた胤礽と胤禩は喜び、年姝媛が止めるのも聞かず部屋に入ってしまう。「しかと聞きました」と言う胤礽と感謝する胤禩の言葉で全てを悟った康熙帝。康熙帝が「朕をだますために仕組んだのだな」と怒鳴ると、胤禩が「私は瑶君と生涯の愛を誓いました」と言う。部屋に入ってきた年姝媛はひざまずき「どうかお許しを。第八皇子と瑶君のためにやったことです」と謝る。傷ついた康熙帝は部屋を出て行ってしまう。


肩を落として歩いていた康熙帝の元に梁九功が駆けて来てひざまずく。「どこへ行っていた」と梁九功を蹴る康熙帝。梁九功は「陛下のお近くに控えておりましたら、第四皇子の屋敷の者が来たと小林子が言うので、会うために外に出たのです」と話す。しかし第四皇子の屋敷の者は姿が見えず、小林子も消えておりました、そして突然深い霧が立ち込めて帰り道を見失ってしまったと。康熙帝は胤禛も引き入れたと分かる。
「お前が自分の愛する人とうり二つの人間に会ったとしよう。お前ならそれを天が与えた好機だと考えるか?」と康熙帝が尋ねる。

色恋について語ることができない梁九功は、母について話す。7年前、康熙帝が皇子たちと避暑地に赴いた途中、暇をもらい母に会うため帰郷した梁九功。故郷には橋が架かっていないため、梁九功は川を泳いで渡った。しかし家に帰ってから母が5年前に亡くなっていたことを知る。長患いで看病する者もなく、発見されたのは1年後だった。梁九功は「私はこう思います。この世の中で母によく似た人に会ったとしましょう。でも母に対して抱いてきた孝行の気持ちは二度と戻ってはきません」と言う。

「そうか、分かった」と言った康熙帝は「母親が住んでいた旧居を修復してやろう。橋も架けるぞ。“望母橋”という名にするのだ」と話す。梁九功は泣きながら「ありがたき幸せに存じます」と言う。


胤礽と胤禩が会いたいと言うが、処分を決めかねている康熙帝は合わない。胤禛や恵妃が次々と会いに来るが、会おうとしない康熙帝。梁九功は「それならば陛下は、瑶君が来られてもお会いになりませぬか?」と尋ねる。康熙帝が聞き返し「瑶君です」と言う梁九功。急いで靴を履いた康熙帝は「早く通すのだ」と言う。

瑶君は跪き、なかなか顔を上げない。康熙帝はようやく上げた瑶君に「朕を見よ」と言う。瑶君は見ずに「私は陛下を欺く罪を犯しました。許されません。皇太子たちは無関係です。どうか私を罰してください」と話す。「朕が皇帝ゆえにそなたたちは恐れるが、赫舎里は朕を恐れたことはなかった。それは赫舎里が知っていたからだ。朕が孤独で心を許せる相手を求めていると。だが、そなたは赫舎里に成り済まして、皆と共に朕に悲しみと苦痛を与えた。人の心を傷つけておいて何が面白い。そなたたちに良心はないのか」と言う康熙帝。

瑶君は「私欲のために私が考え出したことです」と言う。康熙帝は「そなたが死ねば、朕が恋煩いに苦しまぬと?」と怒鳴る。
「赫舎里の好きな牡丹亭の台詞を、なぜ知っていたのだ」と康熙帝が尋ねる。「世間の人が陛下と皇后の話をする時に話題に出たからです」と答える瑶君。康熙帝は「牡丹亭の杜麗娘は生き返ることができ、柳夢梅と一緒になった。だから朕も赫舎里が生き返ったと思ったのだ。だが、それは違っていた」と話す。


ーつづくー


胤礽と胤禩、部屋に入るのが早すぎ(;´д`)ノ
胤禩と瑶君には結ばれてほしいけど、赫舎里を想う康熙帝の気持が悲しくて。
康熙帝は傷ついたよね。
どうすればよかったのかな…。

梁九功の話も切なかった(ノ_・。)
ようやく故郷に帰れたのに会いたかった母は亡くなっていて。
しかも発見されるまで1年も経ってたって…。
それを知った時の梁九功の気持ちを考えると、つらすぎる(;д;)

康熙帝は皆に罰を与えるのかな?
瑶君にも?



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2 コメント

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幽霊作戦パート2 (えりこ)
2020-02-22 01:40:56
どうやって康熙帝を躱すのかなと思ったら孝誠仁皇后に扮して目を覚まさせる方法でしたか。
今の時代なら美しい思い出を抱えてる康熙帝に過激なショック療法として全くイメージ異なる姿で接近するのもありなんでしょうけど。
大和撫子な御令嬢の想い人を裏切るギャルメイクで迫るみたいな?
でもこの幽霊作戦はかの尊き御方にも効果抜群なようですね。
ひとまず胤禩と瑶君は乗り切れてホッとしてるかな?
返信する
えりこさんへ (うさ)
2020-03-15 04:00:30
初めまして。
あらすじを書いている時は時間がとれなくて
お返事が書けなくて失礼しました。

幽霊作戦、康熙帝にはちょっと酷だったかな?と
思いましたが、瑶君にとってはあのままでいるのは
辛かったですよね。(滝汗)

コメント、ありがとうございました!
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