年姝媛(ねんしゅえん)…李莎旻子(レオ・リ)
皇太子・胤礽(いんじょう)…廖彦龍(リャオ・イェンロン)
胤禛(いんしん)…鄭暁東(チェン・シャオドン)
康熙帝(こうきてい)…趙濱(チャオ・ビン)
「皇帝の座」
皇位継承の件は朕に心積もりがある、と話し、康熙帝は梁九功を下がらせる。
咸福宮へ行った胤祉は面会のできない胤礽に無理やり会うと、父上が重篤だと伝える。急いで康熙帝の元へ向かう2人。
梁九功にこの生涯で最も望んでいたのは己でいられることだと話す康熙帝。もし誰かが大勢の者から必要とされれば、もう自由気ままな自分ではいられぬ、もし誰かが国から必要とされれば、もう自分自身ではなくなる、朕こそがその“誰か”であると。康熙帝は目をつぶると「疲れた」と言う。そこに隆科多が来る。
梁九功が声をかけるが、康熙帝はもう動かない。机に置かれた聖旨に泣きながら玉璽を押す梁九功。梁九功はその聖旨を隆科多に渡す。
胤礽と胤祉が駆けつけた時、胤禛は外でひざまずいていた。父に会おうとする2人を阻止する隆科多。しばらくして梁九功が出てくる。
陛下が天に召されました、と告げる梁九功。胤禛、胤礽、胤祉は涙を流す。
梁九功が隆科多から聖旨を受け取り、“第四皇子は仁徳も高く朕を彷彿とさせる。大業を受け継ぐにふさわしい。朕のあとを継ぎ皇位に就かせ、皇帝一族の序列を改めよ”と読み上げる。聖旨を受け取る胤禛。
天下の母・皇后様を敵に回す者などいませんね、と凝秀に話す墨琴。しかし凝秀は、後宮の主になっても陛下のお心をつなぎとめられないわ、と言う。
杜鵑が本当に貴妃という位を受け入れるつもりか年姝媛に尋ねる。一旦この道を踏み出し大殿に入ってしまえば二度と引き返せない、と言う年姝媛。杜鵑はここを離れましょうと話すが、年姝媛はこれからは私一人だけの命ではないと言う。大切な家族と愛する人のために生きる、あなたのためにも、と。年姝媛は涙を拭う。
胤禛が皇帝となり、凝秀が皇后に、年姝媛が貴妃に冊封される。
胤祉の元に“誠郡王は乾清宮に乗り込んだ。罰として即刻、皇陵へ行き墓守に務めよ”という詔が。そこに小林子が来る。慌てて逃げる小林子だったが、蘇培盛に見つかってしまう。蘇培盛は小林子の持っていた、胤礽が年姝媛に宛てた文を見つける。亡き孝庄太皇太后より賜った書画を蘇培盛に渡し、胤祉は小林子を放してもらう。
激しい雨に打たれていた胤禩は、瑶君に離縁状を書き毒酒を飲む。吐血した胤禩は瑶君に謝り亡くなる。あなたに見初められたのよ、当然、生死を共にするわ、と言い、自身も毒酒を飲む瑶君。瑶君は胤禩の胸の上に倒れ込む。
咸福宮。年姝媛とのやりとりを知っている胤禛は、年姝媛は今や貴妃の身だぞ、姝媛に危険が及ばぬかを考えてやれ、と胤礽に言う。未練を残して何の罪がある、と返す胤礽。胤禛が、兄上の心の中に年姝媛以外の者はおらぬのか、と尋ねる。そうだ、と胤礽が答え、息子は?と言う胤禛。顔色を変えた胤礽が、弘晳に何を?と言う。
胤禛は、私のもとにいるが、しかと世話はしてある、と話す。胤礽がどうしたいのか聞く。胤禛は花の咲いている枝を折ると、“閣中の皇太子 今いずこ 花 宮廷に散りゆき 歳月 いたずらに流れる”と言って、胤礽の前に枝を落とす。
胤禛が去り、胤礽は枝を拾う。
寝台で横になっていた賀蘭が、この人生で殿下に嫁ぐことができ殿下にそっくりのお子も授かることができた、この上ない喜びです、と胤礽に話す。殿下に愛されたことはありませんが後悔はしていない、ずっと私のことを恨んでいたと存じています、と。そして、もし来世があれば今生の罪を償うために牛馬となって尽くします、と涙を流す賀蘭。息子のことを頼む賀蘭の手を握り、胤礽は賀蘭と子に苦労をかけたことを謝る。しかし賀蘭は至福の日々だったと言う。
もう疲れました、このまま休みます、と言い、賀蘭は目を閉じる。
翊坤宮。年姝媛の元に胤禛が来る。
ーつづくー
とうとう康熙帝が(∩˃o˂∩)
心を許せる梁九功がそばにいてくれてよかったけど、息子や娘に看取られたかったよね"(ノ_・、)"
そういえば温憲ってどうしたんだろう?
どこかに嫁いだのかな?
それとも年羹堯を思い続けてるのかな?
年姝媛ももう引き返せないところまで来てしまい…。
胤礽と手紙のやり取りは続いていたのね。
今回、何がびっくりって蘇培盛の態度。
蘇培盛ってこんな人だったっけ!?っていうくらい変わってしまって(;´д｀)ﾉ
仕方ないけど、胤禛との面白いやりとりはもう見られないのね…。
小林子の姿も切なかった(；д；)
胤禩も瑶君の最期も悲しくて。
想い合う同士で結ばれたのに。
そして賀蘭も…。
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