中国ドラマ「皇帝と私の秘密～櫃中美人～」第24話 あらすじ

李涵(りかん)/皇帝 …周渝民/ヴィック･チョウ　　皇帝/憲宗の孫
黄軽風(こうけいふう)…胡冰卿/フー・ビンチン　　イタチの精
胡飛鸞(こひらん)…陳瑤/チェン･ヤオ　　九尾狐族の末裔
李玉溪(りぎょくけい)…陳若軒/チェン・リオシュアン　　王守澄の門弟
翠凰(すいおう)…宋楠惜/スン・ナンシー　　狐族/侍女
花無歓(かむかん)…韓棟/ハン・ドン　　宦官/内侍少監
杜秋娘(としゅうじょう)…左小青/ズオ・シャオチン　　憲宗の妃
全臻潁(ぜんしんえい)…梁婧嫻/リャン・ジンシエン　　祠部主事



宮中に戻った玉溪が井戸を捜索していると花無歓は翠凰に話す。翠凰は軽風がなくしたと言っていた玉璽ではないかと言う。花無歓は配下に見張らせることに。
玉璽を捜すと言う翠凰に「用心しろ」と花無歓が気遣う。翠凰が「私のことが心配なの?」と聞く。しかし花無歓は「しくじらぬよう用心を」と言うと行ってしまう。


夜。黒装束で玉璽を捜していた翠凰。たまたま探った井戸は負の力が強すぎた。そこに誰かが来る気配を感じ隠れる。
井戸に近づいてきたのは、玉璽の破片を持った全臻潁だった。陰から見ていた翠凰は、全臻潁も玉璽を捜していると分かり、先を越されまいと攻撃する。
手を蹴られ、持っていた玉璽の破片を飛ばされる全臻潁。そして全臻潁は負の力の強い井戸へ落とされてしまう。


玉溪が本物の玉璽を井戸から見つける。すぐに馬を走らせ、玉璽を李涵の元へ運ぶ玉溪。しかし、その途中で顔を隠した花無歓に襲われ、玉璽を奪われてしまう。


玉溪が包囲された李涵の救援を自分に求めず、宮中に戻って玉璽を捜したと知った漳王。漳王は李涵が自分を疑っていると分かる。包囲した件の裏には王守澄がいるはずだと言う花無歓。
漳王は龍符を見せても“龍符ではなく、玉璽を示さない限り勅命とは認められない”と役人から食糧の提供を拒まれていた。花無歓は「陛下は書面で命令を出す際、私印を使っているため、勅命の信頼性が落ちています」と話す。勅命が本物なのか疑わしいため、地方の役人は従わないと。

玉璽なくして天下に号令できないと実感した漳王。花無歓のおかげで玉璽は手に入ったが、李涵を救わなければ役人に包囲した罪を着せられてしまう。そうなれば皇帝殺しと皇位剥奪の汚名を着ることに。しかし李涵を助ければ皇帝殺しの疑いは晴れるが、玉璽を奪ったことが露見し、皇位簒奪を謀ったと非難されてしまう。
悩んだ漳王は奪われた玉璽を手に入れたことにし、李涵を救うことに。


李涵が戻ってくるが、出迎えた軽風や飛鸞の前で倒れてしまう。

疫病にかかったかもしれないと思った李涵は、軽風と飛鸞を太和殿に入れるなと命じる。
どうしても李涵と会いたい軽風は、イタチの姿になって太和殿に入る。

寝込んでいた李涵がイタチに気づく。「軽風は言っていた。イタチは動物の中でもっとも賢いと。そのとおりだな」と言いながら意識が遠のく李涵。人の姿になった軽風は、李涵の顔に触れ「あのイタチは私よ、ばかね。これほど重病なのに私を中に入れないなんて。大ばか者」と言う。そして李涵に精気を与える軽風。


負の井戸から出た全臻潁は顔が醜くなっていた。部屋に戻った全臻潁は、鏡を見ながら「黄軽風、胡飛鸞、この恨みは絶対に晴らす」とつぶやく。私はあの井戸で負の力をすべて取り込んだの、2人とも待ってなさい、と。


目覚めた李涵は、隣で軽風が寝ていることに驚く。「私は昨夜からいましたよ」と言う軽風。李涵が「そなたを入れぬよう福荃に命じた。確かここには…イタチが」と言い、軽風は「イタチ?イタチが陛下を救ったんだわ。楽になったと思いませんか?」と聞く。体を起こした李涵は確かに元気になっていると分かり「あのイタチは、朕の福の神だな」と言う。

すぐに政務の処理をしに行こうとする李涵。止めた軽風は「今日は体を休めて一歩も動かないこと」と言って寝かせる。李涵は約束し、軽風にも戻って休むように言う。しかし軽風が出て行くと、李涵はすぐに政務に向かってしまう。陰から見ていた軽風は、やっぱり、と思い「忘れ物をしました。入ってもいいですか?」と大声で言う。慌てて寝台に戻り「入れ」と李涵が言う。

汗をかいていることや、靴を履いていることを指摘し「皇帝陛下ともあろう方が嘘をつくだなんて。本当に心底、恐れ入りました」と言う軽風。座った李涵は「たとえ2人きりでも、口の利き方にはもう少し気をつけよ。嘘をつく必要などないが、心配させたくなかった。そなたの気遣いは分かる。だが、まさかこの件で朕をからかうとは」と怒る。
背を向けてしまった李涵に「イタチよ」と軽風が言う。李涵が「どこだ」と言って振り返った瞬間、軽風は李涵の頬に口づけする。イタチは自分で捜してね、と言って、今度こそ軽風は出て行く。


紫蘭殿。軽風は献身的に支えたという理由で、すべての罪を許され紫蘭殿に戻ってくる。さらに正二品の昭儀に封じられる軽風。褒美までもらえて喜ぶ軽風だったが、飛鸞への褒美をあとから李涵が持ってくると、自分のもらった簪より宝石が多い、妹の品は陛下が持ってきた、と文句を言う。不公平だと。「そなたは昭儀に出世したが、飛鸞は婕妤のまま。その埋め合わせだ」と言う李涵。

李涵はまた魅惑の実の力で飛鸞に「美しい」と言う。飛鸞は急いで軽風を祝う酒食を用意しに行き、付いて行こうとした李涵を軽風が止める。
我に返った李涵は軽風に腕輪についた守り札を渡す。札は二度と災いに遭わないよう願いが込められていた。


花萼楼。酒を飲んでいた秋妃を止める花無歓。秋妃は「散々、苦労したあげく、玉璽は李涵の手に」とため息をつく。しかし花無歓は「確かに惜しいですが、まだ機は熟していません。来たる日のため、今は力を蓄えるべきです。漳王の選択は間違いではありません」と話す。納得した秋妃は、酒に付き合うように言う。あなたと友になりたいと。そして冷ややかで近寄りがたい私より、今の私のほうが好きでしょう?と言う秋妃。

秋妃を見つめた花無歓は、慌てて「秋妃様はこの世に1人だけ。違いなどありません」と言って出て行こうとする。そんな花無歓を秋妃が呼び止める。「お酒がダメだと言うなら、外出に付き合って」と言う秋妃。


秋妃は花無歓と馬に乗り、花無歓が連れ去った皇子と身を隠した小山へ連れて行く。秋妃がなぜここを知っているのか疑問を持つ花無歓だったが、秋妃は翠凰から聞いたと言う。
花無歓は秋妃の態度を見て翠凰を思い出す。自分が翠凰と似ていると聞いた秋妃は「目の前の私のほうが好き?」と聞く。李涵は答えず、外へ駆けていく。

追いかけてきた秋妃は「私に贈った簪はまだ持っている?」と尋ねる。李涵が取り出すと、簪を手に取り「この簪を買う時、誰を思っていた?」と聞く秋妃。あなたの心にいるのは誰なの?と。
花無歓が秋妃から簪を奪い返そうとし2人の顔が近く。口づけしそうになるが、はっとした花無歓が秋妃から離れ「お気に召したなら差し上げます」と言う。そして皇宮へ戻るための馬を用意しに行ってしまう。


玉溪と待ち合わせしていた飛鸞だったが、李涵の命で侍衛が見回りをしていたため会うことができなかった。


内侍省へ来た翠凰は「なぜ私を避けるの?」と花無歓に言う。花無歓は我らは職務が異なり、もともと会う機会は多くないと返す。「なら、なぜ秋妃様の呼び出しに応じないの?」と言う翠凰。花無歓は「私は政務で忙しい」と声を荒げる。
翠凰は簪を出し「覚えてる?」と聞く。「ああ、秋妃様に贈った簪だ」と答える花無歓。翠凰は「私のために買った簪よ」と言うが、花無歓はどこにでもある簪だと認めない。

「分かってるはずよ。あなたは私を…」と翠凰は言おうとする。しかし花無歓は「お前が誰であれ、私の心には永遠に秋妃様しかいない」とさえぎってしまう。そして「愛は胸の奥にしまっておけば十分だ。私はお前に何も求めぬ。お前も見返りを得られると思うな」と言う花無歓。
去って行く花無歓の背を見ながら「いつか必ず、認めさせてやる」と翠凰はつぶやく。


紫蘭殿。ずっと監視されていたら、いつまでも玉溪と会えないと落ち込む飛鸞。そんな中、軽風が太和殿に召される。


軽風が太和殿へ行くと、李涵が浮かない顔をしていた。李涵は軽風が心配でならないと言う。救済で魏州へ行った時、朕にはそなたが必要だと痛感したと。軽風は李涵からもらった守り札を見せ「ずっと着けてる。だから災いに遭っても、無事に済むはず。私は陛下の福の神よ。だから私自身も幸運に満ちてるの」と言う。

軽風の目を見ると朕に幸運をもたらすイタチを思い出すと言う李涵は「そなたら姉妹のことも守って欲しい」と話す。
李涵が侍衛に紫蘭殿を見張らせているのは、飛鸞に二度と失踪してほしくないからだった。軽風から飛鸞を理解しているか問われ、理解していないことに気づく李涵。李涵が「飛鸞は何を望み、何を嫌がっている」と聞く。軽風は、少し考えると「自由が好きです。一番嫌いなのは束縛されること。あの子にとって宮中の暮らしは束縛でしかない」と答える。


ーつづくー


全臻潁が怖い怖い怖い!!!
でも、井戸に落としてしまう翠凰も怖かったヾ(･ω･`;)ﾉ
術で死なないと思ったのかもしれないけど。
なぜあの井戸は負の力が強かったんだろう?

秋妃は漳王を皇帝にしたいと強く思っていたけど、漳王はどういう気持ちなのかずっと気になっていたの。
漳王自身も皇帝の座を狙っていたのね(✽ ﾟдﾟ ✽)
でも、今のところ卑怯な真似はしたくないみたいでよかった。
李涵を救い、玉璽も渡してくれたし。

軽風は良かれと思って、飛鸞は自由が好き、束縛が嫌い、と言ったけど、大丈夫かな(￣▼￣|||)
また、ややこしいことにならないといいんだけど。



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