夜更け。目を覚ました雪舞は、近くにいる人がはっきり見えず「殿下…」とつぶやく。複雑な気持ちになりながらも「薬草を煎じた」と雪舞に飲むように宇文邕は言う。体を起こした雪舞は、傷だらけの宇文邕の顔を見て「どうしたの?」と聞く。これを飲んだら教えてやる、と言う宇文邕。雪舞が飲むと宇文邕は「これは茨で切った」と話す。驚く雪舞に「平気だ。戦場を思えば、かような傷は何でもない」と。
雪舞は宇文邕の採ってきた舞草をもみ、宇文邕の傷口へ持って行く。しかし宇文邕はそれをよけると「無駄にするな。これはすべてそなたのために使うのだ」と言う。雪舞は「知ってる?舞草のとり過ぎはよくないの」と言い、宇文邕の顔の手当てをする。
宇文邕は痩せた雪舞に「一体何があった。何ゆえ馬賊の手に落ちたのだ。蘭陵王は?」と聞く。しかし雪舞は何も答えない。
翌日。寝ている雪舞に日差しがあたり、宇文邕は自分の体で日陰を作る。近くにいた宇文神挙が「雪舞殿のためとはいえ、さようなことは私にお任せください」と言うが、宇文邕は「かまわぬ」と言う。宇文邕は神挙に食糧をここに運ぶように言い、国に帰って馬賊を捕らえるため兵を連れて戻るように命じる。
起きた雪舞は、明日にはここを発つと宇文邕に話す。「朕も共に行く。そなたは頑に何も語らぬ。蘭陵王を捜しもせぬ。何ごとかあったに違いない。帰るつもりがないなら、そなたを一人にするわけにはゆかぬ。万一何かあったら、朕が苦労して救った命が無駄になる」と言う宇文邕。とにかく一人ではどこにも行かせないと。
宇文邕は周の皇帝で自分は庶民、生きる場所が違うと雪舞は言うが「朕が何をしようが、誰
といようが、邪魔だてできる者は一人とておらぬ」と宇文邕は返す。そして「そなたの命は朕が苦労してやっと救ったのだ。見ろ、この顔の傷もそなたのために薬草を探して負ったもの。つまりそなたは朕に大きな借りがある。言うことを聞いてもらうぞ」と言う。
「里に帰りたい。白山村に帰りたいの」と言う雪舞。
雪舞は宇文邕と一緒に白山村へ行く。しかし白山村はすっかり荒れ果て、誰も住んでいない。「村人たちは数百年の間、世を忍び、静かに暮らしきた。それなのに私が殿下を引き入れ、よそへ移ることになったのだわ。きっと祖母が矢面に」と言い、雪舞は祖母・楊林氏と暮らした家へ急ぐ。そこで雪舞は楊林氏の墓を見つける。
信じられず家に入った雪舞は、楊林氏の使っていた杖に気づく。その杖を手に取った雪舞は、楊林氏の目が見えなくなった時のことを思い返す。子供だった雪舞は、二度とお前の顔がみられないと悲しむ楊林氏に「お願い泣かないで。私が一生そばにいる。おばあ様の目となり、杖となって一生離れないから」と話していた。
「約束したの。一生おばあ様の目になるって。あの時、誓ったの。一生おばあ様から離れないって。なれど殿下に出会い、おばあ様を見捨てた。約束を守れなかった。しかも最後まで殿下のお側にいることもかなわなかった。おばあ様の一番の願いは私が己が本分を守り、平凡な娘でいること。でも私は逆らってばかりだった」と杖を抱きながら涙を流す雪舞。さような孫だから、おばあ様は死に目にも会わせてくれなかったのよ、と。
雪舞は、おばあ様の墓前で頭をまるめる、もう二度と俗世には関わらないと言い出す。それを聞いた宇文邕は「何だと。それはならぬぞ。そなたは天女なのだ。そなたなしに民草は何を拠り所にするのだ。これまでも多くの民の希望の光りとなってきたであろう」と説得しようとする。しかし雪舞は「これは祖母が私に望んだこと。今の私にできる、唯一の孝行なの。一人であの世へ行った祖母へのせめてもの償いよ」と気持ちは変わらない。
雪舞は楊林氏の墓の前でひざまずく。そして、短刀でひと房の髪を切る。その時「それでは手ぬるい」と言う声が。雪舞は声のするほうを見る。松明を手に持った宇文邕は「どうせならあの世へ行き、直接謝ってこい。一緒に死んでやる」と言い家の中へ。「何をするの」と追いかける雪舞。宇文邕は持っていた松明を投げる。「天女が俗世を見捨てるのを黙って見ているわけにはゆかぬ。朕もそなたと一緒に死ぬ」と言う宇文邕。雪舞は急いで火を消す。
消し終わった雪舞は、落ちていた巾着の中から遺書を見つける。遺書には"雪舞、悲しまないでおくれ。ずっとお前を誇りに思っている。祖母より"と書かれていた。大切なおばあ様との日々を思い出し、涙が止らなくなる雪舞。「おばば様は最後までそなたを誇りに思っていたのだ。ならばなおさら、おばば様のためにもこれまでどおり民を助けるべきだ。朕のところへ来い。苦労はさせぬゆえ」と言う宇文邕。
雪舞は「何が起ころうと私は殿下を思い続ける。何があろうと忘れられないわ」と言う。うなずき「蘭陵王を忘れろとは言わぬ。ただ、そなたの力をほんの少し借りたいのだ。朕と共に周へ来てくれ。あまたの民を救うのだ」と言う宇文邕。かつて貧しき村を生き返らせたようにと。雪舞は一晩考えさせてほしいと言う。
夜。楊林氏の墓前で「お許しください。あなたの名をかたり雪舞を騙しました。今も雪舞を見守っておいでなら、お願いします。どうか雪舞に勇気をお与えください。雪舞が俗世を捨てるべきでない事はよくお分かりのはず。その知恵と才能は世の中のため、民のために生かすべきです。違いますか」」と宇文邕は語りかける。
そのまま眠っている雪舞の元へ行った宇文邕は"すまない、そなたを騙した。俗世を捨てるというそなたを何としても止めたかった。偽の遺言を書くより他に思い浮かばなかったのだ"と思う。
翌日。雪舞はにぎやかな鶏の鳴き声と、人の話し声で目が覚める。扉を開けると、以前のままの白山村が。そして、そこには楊林氏の姿もあった。
「やっぱり生きていたのね。あれはただの夢でしょう」と言いながら、雪舞は楊林氏と一緒に食事をしようとする。そんな雪舞を止め「誰が食べてよいと」と言う楊林氏。
「命をかけ想い人を守るのではなかったか。誇らしかったぞ、私の雪舞がようやく世間知らずの小娘から愛する人に尽くす女に成長したと。それなのに何ゆえ帰ってきた」と楊林氏は言う。「殿下を愛してる。なれど裏切られたの。生涯妻は私だけだと誓ったのに」と返す雪舞。
楊林氏は「さように半端な覚悟でお前はこの故郷を捨てたのか。幼きお前は王の定めを知り、思いを寄せるようになった。蘭陵王が民を守り、泰平の世を作ると信じたのであろう。私に逆らったのは、蘭陵王の盾となり、守るためだったはず。だがお前はささいなことで嫉妬し、初心を忘れてしまった。生涯かけて蘭陵王を守ろうとすれば、大きな犠牲を強いられるであろう。私が止めたのはお前を心配したがゆえのこと。だがずっとお前を誇りに思ってきた。お前の幸せは常に蘭陵王と共にあったはず。すでに気づいておるか、王の元を離れて生きる事は虚しいであろう。あの人はお前の生き甲斐なのだ」と話す。
「分かったわ」とうなずく雪舞に、楊林氏は「帰りなさい。王にはお前が必要だ。蘭陵王の誠意を信じてあげなさい。私欲はいっさい捨てるのだ。蘭陵王は民草の者、独り占めは許されぬ」と言う。雪舞はおばあ様も一緒に来てほしいと頼む。楊林氏は、なれば私の部屋を見てくるようにと言う。
雪舞は楊林氏の部屋を見に行く。そこには寝ている自分の姿が。驚いた雪舞は「おばあ様」と言いながら、外に出て楊林氏を探す。しかし、もうその姿はどこにも見えない。そして村も元に戻っていた。
「おばあ様」と言いながら、本当に目の覚める雪舞。"帰りなさい。王にはお前が必要だ。蘭陵王の誠意を信じてあげなさい"と夢の中で楊林氏から言われた事が頭をよぎる。
宇文邕は雪舞に絵が描けるか聞く。周に持ち帰り、寸分違わぬ村を作るため、この村の絵を描いてほしいと。「同様の村があれば寂しい想いをせずにすむだろう」と言う宇文邕。雪舞は「ねぇ、阿怪。何ゆえそれほど優しいの」と聞く。宇文邕は雪舞が生きる喜びを教えてくれたと話す。そしていつも雪舞に幸せであってほしいと言う。
「そなたは初めて朕の心を動かした女性なのだ。倒れていた朕を救い、重い病を治し、ヘビの毒を吸い出そうとしてくれた。手放すのではなかったと、ずっと悔やんでいた。そなたへの執着は天下とりの野望ゆえと思ってきた、だが、違った。そなたを好いておる。好きだからこそ、そなたを独り占めしたい。片時も頭を離れぬのだ」と言う宇文邕。そして宇文邕は「あの村での朕は皇帝ではない。友人の阿怪だ。そなたと過ごした時間はこの上なく楽しく、心から笑えた。村人を救い、共に喜び、共に悩んだ。そなたさえ側にいれば、あの時の自分に、阿怪に戻れる。頼む。側にいてくれ」と雪舞の手を握る。そこに「やめろ」と蘭陵王が来る。
「私の妻を離せ」と言う蘭陵王。「"私の妻"だと。知っておるか、雪舞は市で売られておったのだぞ。おぬしはそれでも夫か。気安く妻などと呼ぶな」と宇文邕は言い返す。蘭陵王は剣を抜き、宇文邕も剣を抜く。戦い始める蘭陵王と宇文邕を「やめなさい」と雪舞が止めようとするが、二人はやめない。
二人が戦っている間に、楊士深が隙をつかれ、逃がしてしまった馬賊が雪舞を人質にとってしまう。「そこまでだ」と言う首領の声で、戦いをやめる蘭陵王と宇文邕。
宇文邕は雪舞を救うため、自ら左手を刀で斬る。みんなは突然の宇文邕の行動に驚く。馬賊の頭領の手もゆるみ、雪舞は逃げ出す。蘭陵王と宇文邕は、馬賊に向かっていく。
互いにここは任せ、雪舞と逃げるように言う蘭陵王と宇文邕。しかし、どちらも馬賊との戦いをやめようとしない。蘭陵王と一緒に来た韓曉冬が雪舞を連れて行こうとするが、二人を置いて行く事ができない雪舞。
蘭陵王は怪我を負った宇文邕をかばいながら戦うが、多勢の馬賊には敵わず、二人は馬賊の剣で体を囲まれてしまう。その時、飛んできた矢が馬賊の頭領に刺さる。「おとなしく武器を捨てよ」と言う宇文神挙。
「殿下」と言いながら、雪舞は蘭陵王に駆け寄る。蘭陵王を心配する雪舞の姿を悲しそうに見つめる宇文邕。雪舞は宇文邕の怪我も心配するが「蘭陵王を見てやれ」と言うと、宇文邕は行ってしまう。
雪舞は涙を流しながら蘭陵王の手当をする。「すまない。私のせいだ。君を危険な目に遭わせてしまった。鄭児があれほどひどいおなごだとは思い、しなかったのだ。君を深く傷つけてしまった」と謝る蘭陵王。雪舞は首を横に振ると「私も悪いの。あなたを信じるべきだったのに、周りに流されて感情に走ってしまった。この傷も私のせいよ」と言う。蘭陵王は鄭児が屋敷にはもういないことを話し「愚かだった私を許してほしい。私の元に戻ってくれ」と頼む。うなずいた雪舞は「たとえ離縁されても二度と離れないわ。陰に隠れてこっそりあなたを守り通す。すべて捨てて出直すと決めたの。ずっと側にいるわ。この気持ちは死ぬまでまで変わらない」と言う。蘭陵王はそんな雪舞を抱き締める。
蘭陵王は宇文邕のところへ行く。宇文邕が傷口に巻いていた布を結ぶ蘭陵王。酒を飲もうとする宇文邕に「酒は傷に響くぞ」と蘭陵王は言う。「しばらくは、この思いを酒で紛らわせたい。先ほど雪舞は朕には目もくれず、おぬしのもとへ駆け寄った。つまり雪舞はおぬしを選んだのだ」と言い、宇文邕は酒を一口飲む。
ーつづくー
蘭陵王と小馬ちゃんの戦い、かっこいぃぃぃぃぃぃぃぃ(*´艸`*)
雪舞が羨ましいっ!!
あと馬賊と戦う蘭陵王と小馬ちゃんもよかった。。
小馬ちゃんを助ける蘭陵王を見てると、この二人が友だったらよかったのにって本当に思ってしまう。
蘭陵王と雪舞が仲直りしくれてホッとしました。
とはいえ、小馬ちゃんがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(;△;)
もう切なくて切なくて。
すごく尽くしていたのに…。
日陰まで作ってあげるなんて何て人。その時の宇文神挙の顔ったらっ。
さらに「朕もそなたと一緒に死ぬ」なんて言われたら、ドキドキしちゃうってば!!
やんやんっ(〃艸〃)
あれ…切ないから話がズレてる?
今回の小馬ちゃんも書ききれないくらい素敵だった~(*´ー`*人)
楊林氏が亡くなっていたのは悲しかったです。
雪舞に会わせてあげたかったな…。
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もっともっと、言葉を尽くし、行動で示してくれないと!
それに比べて子馬ちゃん。
昨日といい、今日といい、いい仕事してます。
こんなに尽くされたら、グラッときてしまう。
自らが日除けになるなんて。雪舞の為につくせることに喜びを感じてるんですね。
それだけに、雪舞が蘭陵王の元に駆け寄った時のあの表情なんですね。
切ない。
本当に、昨日、今日は主役をくってました。
うささん、今日もあらすじありがとうございました。
うささん、私看病されたい人ランキング訂正します。
ツンデレの子馬ちゃん3位でしたが、もう断然1位です~
強くて優しい子馬ちゃんにそこまで想われてみたいです!
そしてあんなに尽くしたのに、引き際もお見事!
雪舞が蘭陵王を選んだと判り、誰を責めるでもなく独り耐える…(蘭陵王なら絶対グチグチ言って未練たらしく責めまくる)
もうクラクラ、キュンキュンしっぱなしです~(≧ω≦)
その心の傷を私が治してあげたいです~
反対に蘭陵王はランク外!
すまないの一言では許されない位酷い言葉をほざいて雪舞を傷つけてきた!(`ヘ´)
優しいのが取り柄と思って2位に選んだのに、結婚したら豹変するタイプの男だったとは…
雪舞と寄りが戻っても素直に喜べない…
妻を大切にしない男は信じられません。
雪舞には子馬ちゃんをもっと思いやって欲しいです~(/_;),
日差しをさえぎる為に立ち続けたり、腕を斬ったり・・・
なのになのに!!!(;;)
雪舞のために戦ったのは二人だったのに、何のためらいも無く蘭陵王の下に~
あの時の小馬ちゃんのあの表情、切な過ぎました(;△;)
切ない中でもうささんも書かれてる「朕もそなたと一緒に死ぬ」は素敵だったし、「朕が救った命」はどこかで聞いたぞ!とにやにやしちゃった(///∇//)
そして再会した蘭陵王と雪舞。やっぱりあっさり許すのね(TT)
おばあ様の死を知ることはやり直すためだったのかなぁ・・・
白山村やおばあ様より蘭陵王を選んだ理由を思い出させてくれたのだから(;;)
雪舞~蘭陵王を選ぶのは仕方無いけど小馬ちゃんにはしっかりお礼言ってね(;;)
小馬ちゃん、やっぱりあっさり身を引くのかな?
雪舞は蘭陵王を選んだけど私はもう絶対小馬ちゃん(*´ー`*)
あああ、やばい・・・。
日差しを~体を使って遮って!腕も傷つけて~
雪舞を想う心が見え過ぎて…雪舞が蘭陵王に行った時の子馬ちゃんが切ない( ; ; )
お婆様が亡くなっていたのも、悲しかったですね。
ひとめ会わせてあげたかったな( ; ; )
蘭陵王が~ちょっと簡単に元サヤ?
夢のお婆様の言葉があったからだけれど…簡単過ぎかな~
子馬ちゃんが可哀想!
子馬ちゃんと蘭陵王が敵同士ではなかったらいいのにな~
子馬と雪舞が本当の友になれるのにな~
もう~どうなっちゃうんだろう~
子馬ちゃーんにいい人出て来ないかな( ; ; )
うささん、ありがとうございます。
蘭陵王、来ちゃったからさすがに3話連続の子馬ちゃん祭りはないよね。。
今後の雪舞と子馬ちゃんの関係がどうなるか不明ですが
次の出演(?)機会に期待したいと思います♪(*´▽`)
うささんはじめ皆さんおっしゃっていらっしゃるように・・
子馬ちゃん切ない~~(ノД`)・゜・いろんな場面で切なすぎ(。´Д⊂)
まぁ、おばあさまが夢に出てきて蘭陵王の元へ帰れと言われたりしたから仕方ないけど
馬賊から開放された時、真っ先に雪舞がかけよって心配したのは蘭陵王(┳Д┳)
自分の腕に剣で切りつけて隙を作ってくれた子馬ちゃんには感謝の言葉もなかったヨ。
しかし、おばあさまの遺書があったんだぁ
(良かったネ雪舞・・しみじみ)
・・と思ったら子馬ちゃんが、とっさに作成したんかぃ!!(*゜Д゜*)
なんちゅう素早さ・・雪舞にしたって筆跡違うとか思わんかったの?
テレビに突っ込み入れてしまった(*′□`)ゞ:・゜☆
うささん、お忙しい中あらすじ更新ありがとうございます。
皆様おっしゃっていらっしゃるように、ブログのコメント返しご無理なさらないで下さいね。
あらすじ読めるだけでも本当に感謝・感謝です(*’v`丱)☆+゜
鄭児の悪巧みに蘭陵王イライラ、雪舞は半べそという展開からようやく抜け出せて、ミスター子馬も登場して男達の熱い戦いに入っていくかと思いきや、鄭児+皇太子という最悪のコンビが形成されてしまいました。(-_-;)
後々にまた陰湿な話があるかもしれませんが、とりあえず蘭陵王と宇文邕が絡む爽やかさを暫し堪能しておきましょう。
時に知っているようでほとんど知らなかったこの時代について先日おさらいしていましたところ、いくつか面白いことがわかりました。
蘭陵王の名は高長恭ですがこの長恭は字で、諱は孝瓘でした。故に本名は高孝瓘と呼ぶべきですが字の長恭のほうが有名になってしまったんですね。(・o・)
まあ長恭のほうが書きやすいし覚えやすいからいいんですが。(^_^;)
ちなみにこのドラマでは蘭陵王は「長恭」「殿下」「蘭陵王」という呼ばれ方がほとんどですが、唯一(今のところ)違う呼び方をしているのがお福ばあさんでした。
彼女が「粛」と呼んでいるのは蘭陵王の碑文に残るもう一つの諱だそうで、親しい親族しか呼ばない諱を皇太后に呼ばせるというのはなかなかにくい演出だと思いました。(^^)
そういえば皆様の間では近頃蘭陵王よりも人気爆発の子馬ちゃんですが、彼の字は「爾羅突」だそうです。(^_^;)
鄭児の悪だくみにリタイア寸前でしたので。
宇文邕の雪舞に対する気持ちには応援したくなります。
雪舞のお婆さまも素敵な方でしたね。
あの村が無くなってしまった・・・
雪舞が子供から大人になった・・・から
という意味もあるのかな。
宇文邕もあの村に行けて雪舞の育った所を
見れて良かった。
今週からの展開が楽しみです。
宇文神挙も、神挙で、そのような事は私がしますって、、日陰をかわって立つつもりだったんですよね。いい臣下ですよね~。情がありますよね~。この人大好きです。そうそう、蘭綾王を間一髪で救ったのも彼ですね!ということは、雪舞は大事な陛下の想い人で、蘭綾王も周を無謀の時助けた恩人だからなんですね! よしよし。
宇文邕が白山村に着いた画像は、蘭綾王でなくてむなしかったです。そして、会ったことのないおばあさまの遺言を用意するなんて、本当に雪舞の気持ちを大事にしてますね、。でも、蘭綾王も以前はそうだった。だから帯をうけとったはずなのに、、
宇文邕のツボ2は、おばあさまのお墓に語りかけて、尊敬の態度で接していた事。人間の器の大きさを感じました。
そして、そなたを好いてる、白山村を周につくるから側にいてくれ、って、雪舞にはいといってほしかった。蘭綾王が現れたときは邪魔しないで!と思いました。
命の恩人の宇文邕に剣を抜くなんて、恩知らずな蘭綾王です。二人は互角に強いですね!だけど馬賊がきたときに、宇文邕に逃げろ!と自分が援護したのは蘭綾王の仕事の責任感なんでしょうか?
雪舞が、蘭綾王と宇文邕の二人をみてどうしようの場面切ないですね。包帯を一番にくい蘭綾王にまいてもらって宇文邕が気の毒です。このとき雪舞はどこに?
1話が短く感じます。
でも、雪舞を見守り、導いてくれるなんて
流石です。
小馬ちゃんのあの遺書も許せる範囲です。
雪舞がNainaiと対話するシーンは切なかったですね。
その一方で、小馬ちゃんは
自分を傷つけても雪舞を守る・・・
自分の信念を貫く姿は流石でした。
見返りを求めない、エーリッヒ・フロムを思い出しました。
四爺と小馬ちゃん、池のほとりでの絡みが楽しみです。