斛律須達が自分を捜しに行ったと知り、弟の高延宗と楊士深たちを連れ、蘭陵王は馬に乗って壺口関を出る。
一方、雪舞は"高殿"が仮面を忘れて行ったことに気づく。これがなくては戦に出られない、と思った雪舞。祖母の楊林氏が"高殿の死は定めだ。変えることはかなわぬ。長くとも1年のうちに命を落とす"と言っていたことが頭をよぎるが、定めは変えられなくても高殿を戦で亡くしたくないと強く思う。
暗くなった頃、蘭陵王たちは敵兵の屍を見つける。そこで須達の剣を見つける蘭陵王。須達の姿はなかったが、残っていた血の跡が途中で消えていることから、須達が深手を負い、敵に捕らえられたと推測する。
誰にも言わずに雪舞は仮面を持って村を出る決心をする。
楊林氏はそれを感じ取り"このばばの力で雪舞の定めは変えられません。なれどあの子は巫族の天女。乱世を変えられましょうか。お守りください、ご先祖様"とつぶやく。
長老が村から日の出の方に進むと南汾州城へ着くと言っていたことを思い出した雪舞は、まずはそこへ行って高殿を捜そうと思う。
周・丹州城。
捕まった斛律須達は拷問を受けていた。
斉の軍営。斛律須達が明後日、処刑されることが分かる。助けに行こうとしない須達の父・斛律光大将軍は、国の行く末や民のことを思えば、せがれ1人の命など重くはないと蘭陵王に言う。蘭陵王は丹州城に侵入し須達を救うというが、皇太子をとりまく者たちは殿下がしくじるのを見逃すまいと常に待ち構えていると止める斛律光。敵が須達をエサに殿下をおびき出そうとしているのは明々白々だと。それでも諦めようとしない蘭陵王に斛律光は自分の首に剣をあて、殿下に危険が及べば先の皇帝に申し訳が立たないと言う。仕方なく蘭陵王は落ち着くように言うと天幕を出て行く。
しかし蘭陵王は斛律須達を助けることを諦めていなかった。
周・麗正殿。
尉遅迥が阿史那皇后に会いに来る。蘭陵王を城へ誘い込み、幾重にも取り巻いて生け捕りにすると話す尉遅迥。阿史那皇后は笑みを浮かべると「こちらにはまたとない勝機。けっしてぬかるではないぞ」と告げる。宇文邕(武帝)は阿史那皇后の父に会うため突厥にいた。もし父が蘭陵王の死を聞けば、突厥の軍勢は陛下をお助けする、北朝の統一という陛下のご大望も叶うと言う阿史那皇后。尉遅迥は必ず蘭陵王を捕らえてみせると断言する。
斉・南汾州城。
街で雪舞はぶつかってしまった中年の男に因縁を付けられる。それを助けてくれたのは韓曉冬という男だった。韓曉冬はお腹の空いている雪舞を、おごってやると南汾旅館へ連れて行く。
雪舞は親切な韓曉冬に感謝する。韓曉冬の一緒に暮らしている祖母が病気だと聞いた雪舞は、症状を聞いた後、自分の持ってた舒筋草を手渡す。驚いた韓曉冬は「俺にくれるの?」と聞く。何の躊躇もなく「そうよ」と言う雪舞。
牛の乳を飲み干した雪舞は、急に眠気が襲い意識が遠のく。動かなくなった雪舞の名を何度か呼んだ韓曉冬は「恨むなよ。こんな世の中ではかように生きていくしかないんだ」とつぶやく。そんな韓曉冬に袋に入った金を渡す女将。街でぶつかった中年の男もグルだった。優しい雪舞に気がひける韓曉冬だったが、金を持って宿屋から出て行く。
夜。雪舞は目を覚ますが、手足が縄で縛られていた。荷物もなくなっている。そして周りには同じように縛られた娘たちが。
雪舞は宿屋の主人が若い娘をさらい、妓楼に売っていると捕われていた娘から聞く。
その頃。南汾旅館の前に来た蘭陵王は、かような店であれば秘密が漏れることもない、買われる方も素性の怪しい娘、詮索などしないと高延宗に話す。
陶器の瓶を割った雪舞は、みんなで縄を切り合う。そして窓からみんなを逃がす雪舞。
蘭陵王たちが"客"として地下へ案内されて来た時には、残っていたのは逃げ遅れた雪舞だけだった。蘭陵王と雪舞は互いの顔を見て驚く。
「この子をもらおう」と女将に言う蘭陵王。
縛られたまま雪舞が部屋にいると、酔った蘭陵王が来る。山ほど珠を持ってきてやったと蘭陵王は見せるが、怒っている雪舞は見ようともしない。「そなたを買ったのには訳があるのだ。我が家はかねてより、なかなか男子に恵まれぬ家系でな。子を産ませるためにそなたを買った」と言う蘭陵王。あの時、踏雪の傷を治してもらった、その恩義は今宵たっぷり返してつかわそうと雪舞を床に引っ張り込む。
何とか逃れようと、近くにあった桶で蘭陵王の頭を殴ってしまう雪舞。蘭陵王は意識を失い動かなくなる。「この、けだもの」と言い、雪舞は逃げ出すが、外で宿屋の主人が人を雇い"高殿"を殺そうとしていることが分かり見捨てることができない。
部屋に戻ってきた雪舞は"高殿"を起こそうとするがまったく意識を取り戻さない。運ぼうにも重たくて無理だった。そうこうしているうちに部屋に宿屋の主人が雇った殺し屋が来てしまう。それでも見捨てず抵抗する雪舞。相手が剣を抜こうとしても逃げようとしない雪舞を見て「そこまでだ」と言い、蘭陵王は体を起こす。
「弟よ、見たか。雪舞殿は慈悲深い娘御だ」と言う蘭陵王。殺し屋に扮していたのは高延宗と楊士深だった。
蘭陵王は、やむを得ず君を試したと雪舞に頭を下げる。そして捕われ、処刑が明日に迫っている義兄弟を助けるために、雪舞の力を貸してほしいと言う。
迷っている雪舞に、会いたいと言っていた蘭陵王に会わせると話す蘭陵王。人の命を助けるために「よいわ」と雪舞は言う。
「ところで何をするの?」と雪舞が聞くと、蘭陵王は「妻になってほしい」とさらりと告げる。
ーつづくー
新しい登場人物が出てきました。
韓曉冬と阿史那皇后はこれからも出て来るよね。
阿史那皇后はちょっと恐い感じヾ(・ω・`;)ノ
韓曉冬は根は悪い人ではなさそう。雪舞が変えていくのかな…。
もう、酔ったふりをした蘭陵王がおかしくておかしくて。
あらすじ書きながらも笑いっぱなし(≧∇≦)ノ彡
かなりひどい男を演じていたのに、見捨てられない雪舞も良かった(*´ω`*)
でも、妻になってほしいって!!
何をする気なのか、すごくすごく楽しみ。
娘たちをさらっては売っていた宿屋の夫婦にも蘭陵王は罰を与えました。
でも1年間、貧しい人々に食事を与えるだけなんて甘いよぉ(;´д`)ノ
って思ったけど、貧しい人はたくさんいそうだから、そんなことないのかな?
言葉だけだったけど"皇太子"も出て(?)きました!!
皇太子というのは高湛の息子のこと。
高湛といえば、後宮の涙に出て来るあの高湛ですよー。
が、話を聞いていると、蘭陵王は皇太子と敵対している様子Σ(T▽T;)
こちらの高湛と高演がどんな人物なのかも見所ですね。
↓ポチッと押していただけると嬉しいな。
よろしくお願いします
にほんブログ村
阿史那皇后は私もコワイ人のイメージです。
皇帝がいないのに、実権を握っている!?
そんな感じでしたよね。
酔っ払いシーン、面白かったですよね。
主役なのに、バカ殿役までこなしてw
逃げようとしつつも、逃げられない雪舞も
キャラらしくて(^^)
蘭陵王に合うことを条件に
妻になることを承知してしまうところが
正義感あふれる雪舞らしく思えました。
斛律須達が心配です。無事に救えるのでしょうか?
追伸 高湛はあの高湛です。
こちらではどんな方なのか楽しみですね!
おやきが美味しそうでした~(笑)
きっときっと、助けられると思う!そうであって欲しい(>人<;)
阿史那皇后~怖い!!髪型も派手!
雪舞と蘭陵王がこんなに早く再会!嬉しい(o^^o)
縁ですよね!結婚するるみたい~?
うんうん、酔ったシーン可笑しかった(≧∇≦)
雪舞も頭がいいな~お祖母さんが気になります!心配してる( ; ; )
蘭陵王の弟もいいな~
高湛!うんうん(o^^o)こちらのドラマではどんな感じで描かれるのかな~
このドラマも展開が早い感じ!
綺麗だし~楽しみです~
うささん、こちらも宜しくお願いします。
無理せずにですよ~
酔ったお芝居とはわからなきて、これが蘭陵王の正体?とかなり疑いならがら見ました。
5弟の安徳王のキャラ大好きです。誰も書いてないですが。二宮くんに似ていませんか?前回あたりから気になり、今は見るたびにニノミヤくんがでてるーとおもいます。
それと、敵の周の将軍のうっちけい さん。彼は伍子胥役で別のドラマで熱演してましたね。吹き替え声も聞いたことのある素敵なお声です。
捕虜になってしまったのは、蘭陵王を心配して探しに行ったからなのに残念ですね。
暁冬は、雪舞を売ってしまったのに後悔してそうでしたね。好みのタイプです。
感想を好きに書いてしまいました。失礼しました。
酔ったお芝居とはわからなきて、これが蘭陵王の正体?とかなり疑いならがら見ました。
5弟の安徳王のキャラ大好きです。誰も書いてないですが。二宮くんに似ていませんか?前回あたりから気になり、今は見るたびにニノミヤくんがでてるーとおもいます。
それと、敵の周の将軍のうっちけい さん。彼は伍子胥役で別のドラマで熱演してましたね。吹き替え声も聞いたことのある素敵なお声です。
捕虜になってしまったのは、蘭陵王を心配して探しに行ったからなのに残念ですね。
暁冬は、雪舞を売ってしまったのに後悔してそうでしたね。好みのタイプです。
感想を好きに書いてしまいました。失礼しました。