烈如歌(れつじょか)/歌児(かじ)…ディリラバ
銀雪(銀せつ)/雪衣王(せつい)/雪公子…ヴィック・チョウ
戦楓(せんほう)…チャン・ビンビン
雷驚鴻(らいけいこう)…チャン・ホー 江南霹靂門の若君
暗夜羅(あんやら)…ライ・イー
「すれ違う想い」
隣へ横になった歌児に、この銀雪は殺生を重ねた身、天罰に会うのは当然だ、そなたに再び会えてもはや心残りはない、と言って銀雪は意識を失う。銀雪の冷たい身体を温めるように抱きしめる歌児。
雷驚鴻、刀冽香、鳳凰、姫驚雷たちが逃げていると配下を連れた刀無痕が現れる。見逃してほしいと刀冽香は頼むが、やつを討たねば我らが暗夜羅に殺されると言う刀無痕。刀冽香たちが取り囲まれ、雷驚鴻と刀無痕が剣で戦い始める。
肩を傷つけられる雷驚鴻。そんな中、飛んで来た小さい玉が刀無痕に当たる。雷驚鴻が体勢を崩した刀無痕を蹴り飛ばす。転んだ刀無痕は石に頭を打ちつけ亡くなってしまう。さらに飛んで来た小さな玉で、刀無痕の配下たちも倒れて行く。刀無痕のもとへ駆け寄る刀冽香。そこに薫衣が飛んで来る。
刀冽香は刀無痕を抱きかかえ泣きながら、なぜ兄上を殺したの、と雷驚鴻に向かって叫ぶ。身を守るためだったと雷驚鴻は話すが、だったら逃げればいいと刀冽香は言う。妹思いの兄ならお前を無理やり戦楓に嫁がせるか、と言う雷驚鴻。刀冽香はひどい兄でも私を20年育ててくれ贅沢な暮らしを与えてくれたと言う。配下を殺されている雷驚鴻は、今日、決闘しなくともいずれ無刀城には借りを返す、一緒に行こう、刀家の娘であることは忘れろ、と説得する。しかし刀冽香は私は地の果てまで行こうと刀家の人間だと言って動かない。
急ぎましょ、と言う薫衣。その声で姫驚雷は薫衣だと分かる。これ以上ここにいられないため、薫衣が雷驚鴻の手を引き連れて行く。
雷驚鴻たちは竹林に囲まれた家に隠れる。薫衣との再会を喜ぶ姫驚雷。傷ついた目を見た薫衣は名医を呼んで治療させると話す。しかし姫驚雷は、俺の両目は傷ついたのではなくなくなった、名医でも治せない、と言う。その時、扉の外から、お嬢様、と呼ぶ声がする。見て来ると言って、薫衣は外へ出て行く。
この件に関わった者は、皆、死にました、三宮主とお嬢様と私たち2人しか知りません、と言う配下たち。薫衣はその2人を殺してしまう。それを見ていた鳳凰に、何をしているの、片づけて、と言う薫衣。
家の中へ戻って来た薫衣は銭を出し、3年は暮らせます、姫様をよろしく、と雷驚鴻に話す。単身で乗り込みたやすく自分たちを救出した薫衣が怪しいと思う姫驚雷。私は荘主の腹心で山荘の侍女長だからですと薫衣は言うが、たかが侍女の薫衣が包囲を突破できたのは裔浪の手の者だからだと雷驚鴻は疑う。
あなたを救うためだと言う薫衣。雷驚鴻が信じず薫衣は迷いながら、あなたの妹だからよ、蝶衣ではないわ、ただ誤解するよう仕向けたのは私よ、私はあなたの妹で暗夜絶と雷恨天の娘よ、私だけでなく母上もあなたを救おうとしている、20年以上も育てたから死なせたくないのよ、と話す。
外へ出た薫衣を姫驚雷が追いかけて来る。そなたは暗河宮の者なのか、と聞く姫驚雷。薫衣はだましていたことを謝り、でもあなたに本気だったと言う。黙れ、と薫衣を振り払った姫驚雷は、俺の両目は暗夜絶にえぐり取られたんだ、と泣きながら叫ぶ。薫衣は謝るが、烈火山荘には恩があり、歌児にも大切にされた、俺だって真心を尽くしたのに裏切るとは、と姫驚雷は許さない。
姫驚雷から消えろと言われ、薫衣は去って行く。
駆けつけた刀無暇は亡くなっている刀無痕を目にする。雷驚鴻にのぼせ己の兄を死なせたと刀冽香に怒りをぶつける刀無暇。刀無暇は配下に霹靂門の者は見つけしだい問答無用で斬れと命じる。
烈火山荘の荘主が2代続けて殺され江湖は揺れた。霹靂門が殺害を謀ったとされ、江湖の各門派による総攻撃に4度も遭った。あまたの弟子が刃に倒れ、雷驚鴻も行方が分からない。
暗夜絶の頬を叩く暗夜羅。お前がやつを逃したのか、と言う暗夜羅に暗夜絶は誤解だと答える。無刀城で内紛が起きたようだったので薫衣に雷驚鴻をさらわせたと。暗夜羅が顔を見て話せと言う。暗夜羅の顔を見た暗夜絶はすぐひざまずくと許しを請い、薫衣に罪はないのでご容赦くださいと頼む。暗夜羅は雷驚鴻を救ったのは母性愛かと聞く。
暗夜絶が嫁いだ時、雷驚鴻は3歳だった。のちに産んだ薫衣を手駒として烈火山荘に送ったため、薫衣への愛を雷驚鴻に注いだのだなと暗夜羅は言う。そして、その手で雷驚鴻を殺すように告げる暗夜羅。やらないなら血を分けた娘・薫衣の命はないと。
霹靂門の本船を奪った裔浪。慕容堂主は江湖の道義に反すると言う。しかし裔浪は荘主2人の敵を討たねば山荘の威厳が失墜すると言い、“雷驚鴻を捕らえた者には金1000両を与える”と布告するよう命じる。怒って行ってしまう慕容堂主。
鳳凰が食事を用意するが雷驚鴻は食べない。姫驚雷が食べ始め、あなたより気骨があるわ、と鳳凰は雷驚鴻に言う。そこに戸を叩く音がする。渋い梅の実をください、と男が言い、青龍堂の暗語だと分かる姫驚雷。さらに碧児がいると分かり、姫驚雷は家の中へ入れるよう雷驚鴻に言う。
青龍堂は鐘離無涙が握っていると話す碧児。姫驚雷の行方がつかめたのも鐘離無涙が協力してくれたからだった。歌児は無事なのでは?と聞く姫驚雷。碧児も荘主の亡骸は見つかっていないと言い、雷驚鴻は望みはあると喜ぶ。
歌児に何かあればすぐ動くはずの玉自寒がずっと軍営に留まっていると聞き、姫驚雷は間違いなく何かあったと言う。
幕営の中。景献王に知られぬよう、行方の分からない玉自寒のふりを玄璜がしていた。引き続き調べてくれと黄琮に言う玄璜。
暗夜羅は捕らえた玉自寒のもとへ行く。皇位には玉自寒がつき、江湖の天下を自分が握ろうと暗夜羅は考えていた。暗夜羅は腹が決まったか尋ねるが意志の強い玉自寒は、出産前に皇后に毒を盛られ耳が不自由になったことや敬陽王の門人に謀られ両足が不自由になったこと、皇帝が皇位を守るために敵に回せぬ皇后の一族を不問に付したことを話されても憎しみから皇位を狙おうとは思わない。この世のあらゆる音を再び聞こえなくしてやると脅されてもそれは同じだった。しかし、愛する女が再び脅威にさらされても何もできぬのだぞ、と暗夜羅が言うと玉自寒の顔色が変わる。暗夜羅は、亡骸が見つからぬ限り生きている望みはある、私に手を貸せばここから出してやる、女を捜したくないのか?、私は二度と烈如歌を傷つけぬ、と笑う。
薬を煎じていた歌児は、魏から赤い衣をもらう。その衣を着た歌児に、赤い衣がかくも似合うのはそなたしかいない、と話す銀雪。銀雪がまた寒の呪いで震える。心配する歌児に銀雪は、私が死んだらそなたはどうする、と聞く。死ぬわけない、と涙を流す歌児。分かった私は死なぬ、口づけしてくれたらな、と銀雪が言い、歌児はふざけていたと分かる。怒った歌児は、こんな冗談は二度とやめて、と言って出て行く。
ーつづくー
刀無痕がまさか石に頭をぶつけて死んでしまうなんて(✽ ゚д゚ ✽)
刀冽香にとってはどんなにひどい人間でも家族だし、育ててくれた大事な人だったよね。
ただ刀冽香が1人で阻むことは難しかったと思うし、戦わずに逃げ切ることは無理だったかも。
受け入れ難い姫驚雷の気持ちは分かる。
子供は親を選べないけど、私も歌児のことは裏切ってほしくなかった(。>__<。)
薫衣はあの後、どこへ行ったのかな?
雷驚鴻も姫驚雷も、好きな人と気持ちがすれ違うのは悲しい"(ノ_・、)"
歌児が亡くなったと思っていた玉自寒。
生きているかもしれないと聞かされた玉自寒が心配。
暗河宮から出たいよね。
歌児を捜したいよねヾ(・ω・`;)ノ
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