この付論は全巻で最も難解だと思う。使用費用について厳密な検討を行っている。次は「第13章 利子率の一般理論」かな。 先ほどは、概略的に触れただけだがここでは精緻な議論が展開される。「企業者の使用費用は、定義により、A1+(G′―B′)―G に等しい。ただし、 A1はその企業者の他の企業者からの購入領、 Gは期末において彼の資本装備がもつ現実の価値、G′は装備を . . . 本文を読む
貯蓄は、それが投資に回るから社会を豊かにする。ところが社会が豊かになるほど投資の機会は減っていく。先回りして言うと、非営利事業にしか解決策はないのだ。非営利事業とはNPOのことではなく、雇用でみると最も大きな産業になりつつある医療・福祉分野なのである。社会保障はムダと思っている限り停滞・衰退は進んでいく。ケインズの悪魔の恒等式 人は「貯蓄の分だけ」貧しくなる いよいよ核心的命題である . . . 本文を読む