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意思による楽観のための読書日記

黄昏のベルリン 連城三紀彦 ***

出だしはリオデジャネイロ、ドイツ煙草を喫う青い瞳の男は、自分を“ハンス”と呼んだ娼婦を殺害する。ニューヨーク、バカンスに出発する友人を空港で見送ったユダヤ人青年は、友人の真の目的地を探る。東ベルリン、若者が、愛する女性に再会するために、検問所を突破して“西”へ脱出しようとする。パリ、リオデジャネイロからの電話を受けた女性は、四十数年前の昔を思い出す。東京、恋人の圭子を待っている画家・青木優二の前に現れたのは、圭子の友人というベルリンからの留学生・エルザ。驚くべき秘密を口にした彼女に誘われ、青木は謀略渦巻くヨーロッパへと旅立つ。青木は圭子からドイツ人の女性を紹介される。彼女は青木に好意を持ち、二人は結ばれる。この裏に、ドイツ史を揺るがす大きな秘密があろうとは当の青木すら思ってもいないことだった。青木の出生にはふしぎなものがあり、今まで聞いていた自分の生まれた頃の話も不審なところがあったのだ。青木はドイツに渡り、本当の母親に会いに行く。面白いと思える小説、一読をおすすめする。
黄昏のベルリン (文春文庫)

↓↓↓2008年1月から読んだ本について書いています。

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