『天・地・水・命』 ~自然の恵み~

 「 天を仰ぎつ 地に伏しつ 水に語りて 命覚ゆる 」 仙人

継子の尻拭い

2006-10-26 | 植    物
<ママコノシリヌグイ>とは何とも変わったネーミングです。別名「トゲソバ」とも呼ばれています。
イヌタデとかと同じタデ科の植物です。花は水辺に咲くミゾソバと非常に酷似していますが、茎に下向きに生える棘の大きさや葉の形で区別します。この棘で他のものに引っかかって長く伸びていき、長さは、1~2メートルにもなります。
ところで『ママコノシリヌグイ』という和名の持つ意味はタイトルで示したとおり「継子の尻拭い」です。
継子はもちろん[血のつながりのない子、実子でない子(仲間はずれにされる者、疎んぜられる者、のけ者)]の事です。一瞬、継子のしてしまった不始末を義母や義父が尻拭いするように受け取れますが...
真実は...継母[血のつながりのない母]が継子の尻を拭う時は、棘棘の茎で拭うという意味で、継母が継子に対して行った、いじめ的な行為を例えています。
想像しただけでもお尻が痛くなりそうです...

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4 コメント

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おそろしや~ (UNION)
2006-10-26 18:52:57
ときに植物の名前は変なのがありますね。

例えは言えないけど・・・(魚も・・・)

誰がこんな名前付けるのでしょうか・・・

≪大痔主≫じゃなくてよかった~~
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ひとりしずか (fossil1129)
2006-10-26 20:00:35
逆に、ホントに素敵な名前も

多いですね。



その代表は、

ヒトリシズカだと思っています。

私は「ひとりやかまし」です。
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和名 (仙人)
2006-10-26 20:17:49
一度付いてしまった名前(標準和名)が変わることってまずありませんねぇ...

アイソザイム分析(生物種が持つ酵素を分析し、種分化を行う)やDNA鑑定の発達により、以前は同種とされていた生物が分けられたり、○△類(sp.)だったものに正式な種名がつけられた時には変わったりしますが。
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ヒメオドリコソウ (仙人)
2006-10-26 20:20:14
私は「ヒメオドリコソウ」がお気に入りですね。

ちなみに私はさしずめ『ひとりまやかし』ですかね。
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