久々に感動しました。
初心にかえれたと言うか、子供たちに教えられました。
普段は「環境学習」や「野外活動」の場などで子供たちや団体等に自然のことを助言したり、色々と指導を行ったり、また業務として色々な環境の事を考えていますが、『環境保全』の原点を思い起こさせてくれました。
本日、京都府亀岡市の『ガレリアかめおか』で開催された『子どもの水辺保全フォーラム全国大会』に参加してきました。
関係各所の有識者の講演の後、色んな地域の子どもたちの主に河川や農地を中心とした「環境保全」や「自然体験活動」の紹介が“子どもたちの口から”行われました。
その子どもたちの口から出る、“心から自然を大切にしたい!“という純真な思いを聞くにつけ、いつも自分がその事を心に誓いながら、ついつい仕事であるがゆえに「金銭」や「工程」、「人員」などなど考え過ぎ、“本質”である“自然であれ!”をついつい画一的なものにしていないか?を考えさせられました。
「おじさん、やるべきことは“簡単”だよ!」
「深く考えすぎなんじゃないの?」
「“熱い気持ち”無くしてるんじゃないの?」
素晴らしき子どもたちの発表を聞きながら感動すると共にグサグサ心に突き刺さってきました。
ウン十年前、田舎ではありますが、家の前の川で泳いだり、魚を採ったり、秘密基地を作ったりしながら365日を過ごしていました。その頃は環境汚染などは考えたことも無く、喉が渇いたら川の水さえゴクゴク飲んでいました。
二分のウン十年前、環境汚染真っ只中で、川は全く子どもが寄り付かず、遊び場としての価値を全く無くし、ただの水路となっていました。
そして今、子供たちは川を昔に戻す事を自分たちの手で行い、綺麗になりつつある川をさらに身近なものにしようとしている...
自分の幼少から大人になりそして今に至る人生(時の流れ)をしみじみと考える機会を思わず与えてもらったという意味で、本当に良かった!
川や水辺やその他の自然が“特別なもの”である必要は全く無いのです。
川が“普通に”流れ、水辺に“普通に”近付くことが出来、自然を“普通に”感じれれば!
その原点を今更ながらに認識できた一日でした...
< ガレリアかめおか >