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『天・地・水・命』 ~自然の恵み~

 「 天を仰ぎつ 地に伏しつ 水に語りて 命覚ゆる 」 仙人

天然水

2011-07-12 | 河川・湖沼

 “森”の奥にはやはり“沢”が似合います。

 “森”からは新鮮な空気が、“沢”からは癒しのマイナスイオンが放出されています。



 この水際の植物や岩、苔などが美しい『天然水』を作り出すわけです。

 とあるメーカーの“天然水”はまさにこのあたりの水ですね。

 この矢印に沿っていくと、“森”を散策しながら沢に辿り着くわけです。



 結構歩きやすい道が整備されていますが、原生林としての自然もちゃんと残されています。



 “森”の中は“沢”の瀬音と鳥の声しか聞こえません。
 一人でボーっといると心が「シーン」としてきます。



 植物や鳥を追いかけていてふと気付くと“沢”がこんな風になっていました。
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 水面から冷気が立ち上っています。
 “沢”のほとりに立つと、ひんやりした空気が体を通り抜けます。
 
 あ~気持ちいい!
 
  奥大山

大瀧

2011-06-20 | 河川・湖沼

 吉野川の上流、本川に流れ込む沢にある『大瀧の滝』です。

 「大瀧」は「おおたき」ではなく「おおたび」と読みます。
 別名「氷室の大滝」といって、冬場の“氷結”の姿が絶景らしいのですが...
 高知県で最も冬場が厳しいらしいこの辺りに来るのは、根性が要りそうです。



 雨の後で、かなり水量が増え勢いよく流れだしています。

 この滝が珍しいのは...

 何とセルフでライトアップが出来るのです。
 滝の対岸の道路沿い、つまり写真を撮っている場所に展望所があるのですが、そこに「電源ボックスとスイッチ」がありました。
 AMとPM、それぞれ4時~8時の間自由にスイッチを入れてライトアップが可能という事でした。

 これは是非とも一度トライすべきです。

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  吉野川

オアシス

2011-05-28 | 河川・湖沼

 郊外のどこの池だろうと思いきや...

 東京のど真ん中、上野の『不忍池』です。

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 ビルとアンバランスな風景ですが、都会の中に広大な水をたたえるのも、一服の清涼剤、都会のオアシスで心地いいです。



 角度を変えると、“弁財天”の向こうに“スカイツリー”が見えました。
 新旧入り混じった光景です。

 確かに高いのですが、「634m」は実感できませんでした。



 次はもう少し近くから見上げてみようと思います。

  不忍池

清濁

2011-05-12 | 河川・湖沼

 昨夜来の雨により河川はかなり増水していました。

 夜中にはいくつかの河川で「氾濫注意水位」をオーバーし、「避難判断水位」にかなり近づいたところもあったようですが、深夜を境に徐々に水位は下がって行ったようです。

 播磨地方ではその名残が残っていました。



 上の二つの画像は、全く異なる河川の中~上流部のものです。

 上の画像の場所がいかにも山間部で上流のような雰囲気ですが、この上にも街があり流れが緩やかになった場所もあり、標高としては河川のほぼ同じような所に位置します。

 二河川を比べると、水の色(濁り)が全く異なります。
 上流部での開発や利用がより少ない河川の方が出水しても濁りません。

 濁りはなぜ起きるのでしょうか?
 もちろん上流部の流域の土砂が流出するからです。
 かつて人間の手が加わる前の河川の流域(山間部)は、樹木や植物が地表面を覆い雨水を涵養し、同時に土砂の流出を防止していました。
 つまり、雨水を地中に浸透させ地下水として蓄え、一挙に流出させる事はありませんでした。
 開発の進んだ場所では雨水がいきなり地表面を削り取り、そのまま河川へと流出するのです。



 出水時の濁りでも河川の自然度を判断する事が出来ます。

 河川水と大気の温度差で発生した湯気が美しく水面を覆っていました。

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淵と瀬

2011-04-21 | 河川・湖沼

 とある川の河岸(土手)にこの看板があります。
 とある自治体が設置したものです。

 アップにすると...
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 元々は淵も瀬もある多様な河川環境を有した上流域でしたが、上流からの礫や砂の流出によって河床が埋まり平坦になってしまいました。
 かつての河川環境を復元し、魚の隠れ場や餌場を創出した事業です。

 調査・設計・施工から数年が経ち、初めて訪れました。

<施工地点A>




 上手い具合に掘れて深みが出来ています。

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 巨石周りに岩が寄っています。

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 河床に巨石を配置し、巨石周りに生じる強流を利用して淵(深み)を創出しました。
 巨石の周囲に小さめの岩が挟まり、魚の隠れ家となる空隙が出来ています。

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 全体をみると、自然に馴染んでいるように見えるのは“ひいき目”でしょうか...

<施工地点B>


 河床勾配(川底の傾斜)が緩いのでかなり頭を悩めましたが、岩を適当に配置する事により水流に落差を設け、泡立つ早瀬を創出できました。

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 これまた全体をみると、自然に馴染んでいるように見えるのは“ひいき目”でしょうか...

 自分で事前に調査し、考えたものがこんな感じで自然の中に存在しているのは、実に感慨深いものです。
 数年の間に発生したであろう出水にも負けずに頑張ってくれています。

 いい季節だったら絶対に潜って水の中を確認したのですが...
 でも、透明度もよく、陸上からもたくさんの魚を確認する事が出来ました。

 ほっと一安心です。

  A川

コイノボリ

2011-04-18 | 河川・湖沼

 近年色々な場所でこのイベントを行っています。

 要らなくなった『コイノボリ』を集めて“群れ”で泳がせています。



 少子化のせいでしょうか、最近では民家でも『コイノボリ』が減って来たような...
 街中の集合住宅ではなかなか泳がせる場所も無いですし、郊外の一軒家でもなかなか見なくなってきました。

 それにしてもここは凄い数が泳いでいます。

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  川上峡

ダムの霧

2010-12-07 | 河川・湖沼

 画像の道路の左側がダム湖、右側がダム下流になります。
 要するに、道路はダム堤体(ダムサイト)の“天端(てんば)”部分に当たります。

 “天端(てんば)”とは、構造物の最も高い部分、天辺の平場の事です。

 ダム湖で発生した『霧』がダムサイトを越えて下流側に流れて行きます。

 下画像は一体どこでしょう?
 コンクリートのトンネルですが...



 実はトップ画像の道路の真下、つまりダムの堤体内のトンネルです。
 初めて内部に入りました。

 ダムの取・放水施設や様々な付帯設備間を移動する際に利用するためのものです。

 多少専門的ですが、“木製型枠”の跡がしっかり見てとれるコンクリート構造です。

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 若干高い所からダム湖を眺めてみましたが、全く水面は見えません。
 谷全体がすっぽり『霧』に覆われています。

  伊予

懐かしさ

2010-10-03 | 河川・湖沼

 『イタセンパラ』が棲む池です。

 もちろん『イタセンパラ』の他にもたくさんの生き物がいました。



 『メダカ』をはじめとして『モツゴ』『タモロコ』『ヨシノボリ』.....



 今ではあまり見ることが出来なくなっている、「盆花」の別名を持つ『ミソハギ』や、





 シソ科の『ミズトラノオ』も美しい花を咲かせていました。
ダウン(羽毛)のような柔らかい毛が生えています。



 そして、子供の頃よく遊んでもらった『ギンヤンマ』です。

 ほとんど草や枝にとまることが無く、飛び回っているばかりなので今まで画像に納めたことがありませんでしたが、やっと撮れました。



 平野部に住んでいたので『オニヤンマ』などには縁が無く、この『ギンヤンマ』が最も憧れのトンボでした。



 もちろん他にも『シオカラトンボ』『ショウジョウトンボ』イトトンボの仲間など...

 保護、管理されている場所ではありますが、なんか“懐かしいにおい”のする池でした。

  水生生物センター

ハート・アイ

2010-08-08 | 河川・湖沼

 干潟のひょうきん者、『トビハゼ』ですが、アップにすると...



 “瞳”が“ハート”マークになっています。
 ほんのり“ブルー”に色づいています。

 汽水域で干潮時に出現する“干潟”は、湿地などとともに“ウェットランド”と呼ばれ、生物の多様性を維持するための重要な場所です。
 (もちろん海岸部にも干潟は出現します。)

 この『トビハゼ』やその他甲殻類、底生生物、魚類の稚仔等の大切な成育・生息場となっています。
 この干潟も、河川の河口付近や海岸の沿岸域の埋立てや河口堰の建設等により大幅にその面積を減じてきており、生物にも大きな影響を与えてきているものと考えます。
 社会生活の利便性の為や人間の生命・財産を守るための「社会資本(インフラ)整備」は必要不可欠な事ですが、人間も自然環境の中の構成員の一つである真の意味を考え、うまく調和を図った環境への影響を可能な限り低減させる手法を模索し、仮に影響が懸念される場合は最大限の保全対策を講じる事もまた人間に課せられた使命だと考えます。



 これまた“赤っぽく”色づいた“ハート”です。



 これは若干横長の“ブラウン”の“ハート”です。



 若干いびつですが“グリーン”の“ハート”です。



 “ハート”と言うより“ビーンズ”の形ですが“ゴールド”ですね。

 瞳の周辺は全て“ゴールド”で縁取られていますが、瞳は光線の加減で様々な色に見えます。

 こんな愛すべき“干潟の住人”達を後世にも残して永遠に共生していければいいですね。

 また色んな“干潟の住人”を紹介していきます。

  干潟

楽校

2010-07-18 | 河川・湖沼

 「夏~っ!」という天気の中、『水辺の楽校』に行ってきました。



 やはりこの季節“熱中症”が気になるので、テントは必需品ですね。
 それでも半日間子供たちもよく頑張りました。



 昨日準備した魚も元気で、朝からさらに頑張ったお陰でどうやら子供たちに見せる魚は揃いました。
 心配していた水生昆虫も何種類か採集でき、“水質判定”もできました。

 河原で子供たちに“投網”の投げ方をレクチャーして子供たちに体験してもらいましたが、小学生高学年と言えども“投網”は重かったようで、誰も投げることができません...
 それでも、オタマジャクシが網に入ったりして結構楽しんでくれました。

 一応見本で投げて見せると「スッゲ~!」の声に、先生になったような気がして...
 (まぁこっちは半分商売道具なので扱えて当たり前なのですが...)



 このようなイベントを通じて子供たちの心に『環境の事』を考える“きっかけ”が生まれてくれればいいのです。

 もちろん付き添いのご両親にも!

面河

2010-06-10 | 河川・湖沼
 『面河川』は、四国だけでなく近畿以西の西日本の最高峰『石鎚山(天狗岳):1,982m』近くに源を発し、高知県に入って仁淀川と名前を変え太平洋に流れ込みます。

 面河川の上流は、驚くほどに美しいです。
 流れを眺めていると思わず吸い込まれそうな透明感と、溜まりの部分は何とも言えない碧(みどり)色をしています。



 思わず「潜りたい~!」と思いました。



 そしてこんな美しい川・渓谷の脇にあるのが



 『面河山岳博物館』です。
 石鎚山系の生き物が数多く紹介されています。
 “イシヅチ”の名を冠する生き物の多い事多い事...
 如何に自然豊かで、周囲とは違った特別な環境を有する事が窺い知れます。

 生き物でも“太古の生き物”も展示がありました。
 石鎚山周辺でも化石が出ます。
 ついでに淡路の化石なども展示してありましたが...
 クリーニング途中みたいな感じでしたので持ち帰りたかったです...(笑)
 実はショーケースでの展示ではなく、そのまま棚にゴロンと置いてありました。

 博物館の脇から眺める風景はモチロン



 癒しの場所です。

  面河渓

五月

2010-05-01 | 河川・湖沼

 五月の声を聞き、やっと初夏に向かう気候になってきました。

 それにしても今年の四月は雨が多かったし、日々の気温の急激な変化で体が参ってしまいそうでした。

 色んな生き物達にも影響は出ているようで、季節に合わない現象も観察されているようです。

 四国のダム湖に泳ぐ“こいのぼり”です。



 “こいのぼり”も都会ではあまり見ることがなくなりました。
 揚げる場所が無いのもその理由でしょうが、五月の空に思いっきり泳ぐ“こいのぼり”の姿には季節感があります。

 それでも集合住宅のベランダに泳ぐ“こいのぼり”をみると、ホッとします。

  伊予

水源

2010-04-21 | 河川・湖沼

 湖西の北小松で琵琶湖に流入する滝川の上流の『揚梅の滝』です。



 この水が琵琶湖に注ぎ、唯一の琵琶湖流出河川である瀬田川から宇治川、淀川へと受け継がれ、一部は水道水として利用され、大半は大阪湾へと注ぎます。



 この滝の下には大阪市の水源涵養林があり、管理されています。

 自分たちの普段の飲み水の起源や守られ方を見るいいイベントでした。



 大阪市水道局で販売されている高度処理水『ほんまや』です。

  琵琶湖

水瓶

2010-04-20 | 河川・湖沼

 どこの景色でしょうか?

 沖合の島を臨むようにも、沖合(船上)から陸を臨むようにも見えますが...

 実はどちらも正解です...???

 琵琶湖上から近江八幡の沖に浮かぶ沖ノ島を眺めています。
 下は“近江富士”『三上山』です。



 標高は低いですが、形はまさに“富士山”です。

 大阪市水道局のイベントで、日頃大阪でお世話になっている“水道水”は淀川の水を取水していますが、その元となる琵琶湖、流入河川の源流近くを訪ねて水質検査をしました。



 この船に乗船し、船内で色々な講義を聞きながら水質調査をし、弁当を食べてきました。





 途中琵琶湖大橋をくぐり、琵琶湖を遊覧航行してきました。
 春の日にぴったりのイベントでした。

  琵琶湖

山の春

2010-04-15 | 河川・湖沼
四国の山間のダム湖に来ています。
天気は雨上がりでいまいち、かなり肌寒いのですが、静かな湖面に谷が“逆さ富士”のように映り、いい感じの風景です。
『八重桜』も今が満開です。
しばらくこの地に通うことになりますが、一発で気に入ってしまいました。
季節折々の自然を楽しみたいと思います。

追加画像

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